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米国大統領選挙での直接民主主義による「分断」問題は深刻!!日本も他国も他人事ではない!! |
[防衛] |
2020年11月10日 0時0分の記事
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米国大統領選挙では、民主党のバイデン候補が勝利宣言を出しましたが、一方の共和党のトランプ大統領は「敗北宣言」を出していません。
これだけでも異様な選挙なのですが、どうしてこうなったのでしょうか??
この点をメディアの多くは「極左反日反米」「従北媚中」の偏向報道をしているので、指摘も揶揄もしません!!
11月8日19時53分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「「米国の傷」は癒えるのか 独立宣言の地に深い亀裂」の題で、米国社会の深刻な分断を次のように指摘しています。
『(前略)
バイデン氏は7日の勝利宣言で「分断ではなく結束を目指す大統領になる」と述べ、「米国の傷を癒す」と約束した。だが、勝利宣言を行ったその日も、米国の厳しい現実が各地で浮き彫りになった。
フィラデルフィアの開票所前では、若者らを中心とした反トランプ派と、選挙の不正を訴えるトランプ氏の支持者が対峙(たいじ)した。
若者らが流行のダンス音楽に乗って体を揺らしながら「負けを認めろ!」と叫ぶ数メートル先で、トランプ氏の集会演説を大音量で流し、「選挙は終わっていない」と怒号を飛ばすトランプ氏の支持者たち。大勢の警官を挟み、鉄柵に阻まれた両者の距離は果てしなく遠く、亀裂の深さを物語っていた。(米東部ペンシルベニア州フィラデルフィア 上塚真由)』
同日、zakzak by 夕刊フジが「【どうなる?日米関係 米大統領選】派手・奇抜さに弱い「直接民主主義」 日本でも起きている左と右を分断した最大要因」の題で政治家や政党等の問題を次のように指摘しました。
『今回の米大統領選では、頻繁に「国家の分断」が指摘された。これを左翼的人物は「新自由主義がグローバリズムとも結びついて世界的に進むなか、それとの間で生じた矛盾との葛藤が起きている」と言いたがる。しかし、それはおかしい。
そもそも、グローバル企業は大体、リベラル思想を奉じており、米国では「反トランプ」で民主党支持だ。背景として、まず、「予備選挙などの直接民主主義が、左右の分断を促進した最大の要因だ」ということを説明したい。これは、日本でも起きている問題なので、とても大事なことだ。
問題の所在を簡単に言うと、第1に、予備選挙をすると左と右の極端な候補が選ばれやすく中道派は排除される。第2に、政策などでなく大衆に受けるかどうかが優先される。そして、第3に、個々の政策の印象が優先されて政策的整合性が軽視されることだ。
かつては予備選挙の比重が低く、ワシントンの議会指導者たちの意見が重んじられたし、しかも党大会の前に決着が付くことは少なかった。結局、大会の期間中に葉巻の煙が立ちこめる部屋の中で談合が行われ、そこで選ばれるのは、反対党の候補者の票を食える中道派の候補だった。
しかし、予備選挙は、民主党と共和党の支持者として登録された人々だけの間で行われるので、無党派の中間層の意見は採り入れられない。特定の圧力団体の意見で票は大きく動く。しかも、各州の予備選では、単純多数で候補者が決まるので、4年前の共和党ではドナルド・トランプ大統領の支持率は高くなかったが、穏健派の候補乱立に助けられた。
次に、日本でも政治家の知的レベルの低下は著しいが、これは世界的な傾向だ。かつてのようにリベラル・アーツ(一般教養)など求められず、見かけの良さ、演説のうまさ、親しみやすさとかが勝負の鍵となっている。
そして、トランプ氏や、社会主義者を自称する民主党のバーニー・サンダース上院議員のような、派手で奇抜な政策に大衆は弱い。さらに、大衆は政策的整合性とか、幅広い人々への配慮とか考えない。だから、財政的制約など無視されるし、共和党は白人の、民主党はヒスパニック、黒人、都市のインテリ・リベラルなどの要求に極端に引っ張られるのである。
また、カリフォルニア州などでは特に、住民投票が個別問題ごとに行われるので、奇抜な政策がどんどん採用されて、大麻まで自由化された。
■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『ありがとう、「反日国家」韓国』(ワニブックス)、『日本人がコロナ戦争の勝者となる条件』(同)、『アメリカ大統領史100の真実と嘘』(扶桑社新書)など多数。』
八幡氏のご指摘は、実に的確過ぎて恐ろしい位です。 正に、その通りなのです!!
更に、今回の米国大統領選挙では、大手検索サイト等での「SNSバイアス」も指摘されています。
このような状況で、あの韓国のように「直接民主主義は正義で公正だ」などと主張する事自体が、韓国の人治政治や衆愚政治を蔓延らせる根本原因にもなっていますので、その主張は事実を歪める主張、嘘捏造の公表や事実無根の政策に繋がる危険そのものの行為になるのです!! そして、それらが「内憂外患」を生む温床となり、強権独裁圧政国家や国際テロ組織等がつけ込む隙を与えてしまうのです!!
これらの点は、筆者は強く、強く主張したいと存じます。
米国大統領選挙での直接民主主義による「分断」問題は深刻!! 日本も他国も他人事ではない!!
「言論の自由」と題された、米国大統領選挙の悲惨な現状を批判する風刺画 出典:トランプ大統領支持者 ツイッター
11月9日03時52分のトランプ大統領のツイートが次のように実に強烈な皮肉そのものです。 『おいおい〜、一体いつから腐れメディアが次期大統領を決めることになったんや。我々はこの2週間で分かったことがいっぱいあったな! (Since when does the Lamestream Media call who our next president will be? We have all learned a lot in the last two weeks!)』
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