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新型コロナウイルスの新規変異株、オミクロン株に要警戒!!年末年始の感染対策徹底を!! |
[防衛] |
2021年11月30日 0時0分の記事
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2021年もあと一ヶ月です。
12月は師走。
文字通り、走り回る年末になる方々も多いかと存じます。
そのような多忙な中でも、決して忘れてはならないのが、新型コロナウイルス等への感染対策です!!
11月28日22時37分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「日本も警戒レベル最高に オミクロン株で感染研」の題で次のように伝えました。
『国立感染症研究所は28日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株を最も警戒レベルが高い「懸念すべき変異株」に指定した。これまでは2番目に高い「注目すべき変異株」に位置付けていたが、引き上げた。
国内の感染状況を把握するためにウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析を徹底するほか、疑い例を迅速に見つけられる専用のPCR検査を近く始める方針。』
同日、国立感染症研究所のオミクロン株に関する発表によれば、その特徴は次の通りです。
『(前略)
オミクロン株について
オミクロン株は基準株と比較し、スパイクタンパク質に30か所のアミノ酸置換(以下、便宜的に「変異」と呼ぶ。)を有し、3か所の小欠損と1か所の挿入部位を持つ特徴がある。このうち15か所の変異は受容体結合部位(Receptor binding protein; RBD; residues 319-541)に存在する(ECDC. Threat Assessment Brief)。 オミクロン株に共通するスパイクタンパク質の変異のうち、H655Y、N679K、P681HはS1/S2フリン開裂部位近傍の変異であり、細胞への侵入しやすさに関連する可能性がある。nsp6における105-107欠失はアルファ株、ベータ株、ガンマ株、ラムダ株にも存在する変異であり、免疫逃避に寄与する可能性や感染・伝播性を高める可能性がある。ヌクレオカプシドタンパク質におけるR203K、G204R変異はアルファ株、ガンマ株、ラムダ株にも存在し、感染・伝播性を高める可能性がある(Department Health, South Africa. SARS-CoV-2 Sequencing & New Variant Update 25)。
(中略)
評価
オミクロン株については、ウイルスの性状に関する実験的な評価はまだなく、また、疫学的な評価を行うに十分な情報が得られていない状況である。年代別の感染性への影響、重篤度、ワクチンや治療薬の効果についての実社会での影響、既存株感染者の再感染のリスクなどへの注視が必要である。
感染・伝播性への影響 南アフリカにおいて流行株がデルタ株からオミクロン株に急速に置換されていることから、オミクロン株の著しい感染・伝播性の高さが懸念される(WHO: Classification of Omicron (B.1.1.529) , ECDC; Threat Assessment Brief)。
免疫への影響 オミクロン株の有する変異は、これまでに検出された株の中で最も多様性があり、感染・伝播性の増加、既存のワクチン効果の著しい低下、及び再感染リスク の増加が強く懸念される (ECDC; Threat Assessment Brief) 。
スパイクタンパク質へ実験的に変異を20ヶ所入れた合成ウイルスを用いた実験で、既感染者及びワクチン接種者の血清で高度な免疫逃避が確認されたとする報告がある。オミクロン株においても、このような多重変異によるワクチン効果の低下及び再感染の可能性が懸念される(High genetic barrier to SARS-CoV-2 polyclonal neutralizing antibody escape. Nature.)。
重篤度への影響 現時点では重篤度の変化については、十分な疫学情報がなく不明である。 診断への影響 国立感染症研究所の病原体検出マニュアルに記載のPCR検査法のプライマー部分に変異は無く、検出感度の低下はないと想定される。 オミクロン株は国内で現在使用されるSARS-CoV-2PCR診断キットでは検出可能と考えられる。 (以下略)』
とにかく、デルタ株等のように、オミクロン株の感染拡大に要警戒でしょう!!
同日、zakzak by 夕刊フジが「激ヤバ“南ア変異株”が北京五輪を直撃! ワクチンすり抜ける「免疫逃避」の危険 科学者「これまでに見たなかで『最悪』」」の題で次のように指摘しています。
『(前略)
BBCによると、「B・1・1・529」というタイプで、中国・武漢で最初に症例が確認されたものとは「根本的に異なる」とされ、現在のワクチンの効果を弱める可能性もあるという。BBCは「恐ろしい」「これまでに見たなかで『最悪の変異株』」という科学者の声を伝えた。
経済への影響にも懸念が広がる。
26日の東京株式市場では、感染拡大で景気回復が遅れるとの警戒感から日経平均株価が747円安の2万8751円と大幅下落した。祝日明け26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均も急落し、祝日前の24日と比べて905・04ドル安の3万4899・34ドルで取引を終えた。約1年1カ月ぶりの大きさで、下げ幅は一時は1050ドルを超えた。
「オミクロン株」について関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)は、「50カ所程度の変異があるともいわれ、これまで以上にワクチンが効かなくなることを念頭に置く必要がある。香港での感染も飛沫(ひまつ)ではなくエアロゾルを介した可能性も指摘されており、従来になく感染力が強い懸念もある」と語る。
新型コロナはこれまで、世界全体で2億6000万人以上の感染者、518万人を超える死者を出している。恐怖の変異株から国民の命を守るために、各国政府は動き出した。
松野博一官房長官は26日、日本国内で新たな変異株は確認されていないとしながら、南アフリカなど6カ国に関し、水際対策を強化する方針を明らかにした。入国者に対し、指定する宿泊施設で10日間の待機を求める。
一方、米政府は同日、アフリカ南部8カ国からの渡航を29日から制限すると発表した。ロイター通信によると、イタリアは8カ国の入国禁止、ギリシャは9カ国の入国制限を発表しており、日本政府との差が気になる。
■デルタ株より強力の可能性 勝田氏「五輪が『危機の契機』になる恐れ」
国際会議にも影響が出た。
通商筋によると、30日から予定されていた世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が26日、無期限延期されることが決まった。新変異株に対するスイス当局の入国規制を受けた措置。
前出の勝田氏は「もし、デルタ株が蔓延(まんえん)する欧州で、新たな変異株の感染が増えれば、デルタ株をしのぐウイルスということになる。その場合、日本は感染を遅らせるためにも流行国との往来を止めざるを得なくなるだろう。ワクチンの追加接種を早めることも重要だが、水際対策が先決だ」と指摘する。
来年2月には北京冬季五輪が開かれ、世界各国から、多数の選手や関係者が北京に集まる予定だ。今年夏の東京五輪では、ワクチン接種や徹底した感染対策が奏功したが、新たな変異株「オミクロン株」はワクチン効果が弱まる恐れがあるのが懸念材料といえる。
勝田氏は「世界各国の人間が1カ所に集中することは『マスギャザリング』といわれ、『危機の契機』になることもある。五輪や世界選手権などのイベントも警戒すべきだ」と強調した。』
新型コロナウイルスの新規変異株、オミクロン株に要警戒!! 年末年始の感染対策徹底を!!
11月27日発行(11月28日付け)の夕刊フジ記事の目玉 出典:zakzak ツイッター
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