映画 ステルス(Stealth) | |
[インドア的生活(映画&DVD)] | |
2010年3月7日 23時30分の記事 | |
単純に楽しむのには良いかも知れないですが、どちらかというとストーリーよりも戦闘シーンと出てくる戦闘機を楽しむだけにした方が良いかもです。
男性にとっては、飛行機 特に戦闘機はかなり魅力のあるマテリアルなんですよねぇ〜。誰しも一度は パイロットになりたい。 って思ったことがあるんじゃないんでしょうか。 でっ、この手の映画は アメリカの場合『軍の全面協力』って言うのが多くて、今作品もご多分に漏れず、全面協力があった作品です。 コンピューターに人工知能が入ったときに・・・。 このテーマは、私が思いつく限り映画においては 『ウォーゲーム』 という作品が最初のような気がします。 SFでは、かなり昔から書かれている内容ではありますが、映画となると表現が難しいのか、それともストーリーが単純になりやすいからなのか あまり見られないですねぇ〜。 話は単純で、 人工知能を持った特種戦闘機が暴走して・・・。 という話になります。w 見所と言ったら、まぁ〜。 戦闘シーン だけと言っても良いぐらいです。←ちょっと言い過ぎたかも。爆 近未来を想定して作られたこの作品は、戦闘機も現有機の発展系と思われる機体が出てきますし・・・ 人間(エリートパイロット)が乗っている戦闘機・・・。(か、かっこいい・・・) 主人公?である EDI(「超深部侵入機」エクストリーム・ディープ・インヴェーダー(Extreme Deep Invader))にいたっては、本来いらないはずのコックピットはあるものの完全にステルス戦闘機としての理想型になっていると思います。 やってきました人間のライバルEDI君。 タンカー(空中給油機)なんか、無人硬式飛行船なんですよね。 飛行船は、大きければ大きいほど浮力に余裕が出来て搭載量が増やせるという利点があるし、揚力によって空を飛んでいないので、滞空時間をいくらでも延ばせるという利点があるから、この発想はあながち間違いではないとは思いますが、速度が遅い分 狙われたら逃げられないという問題点があるんですよね。 まぁ〜。無人だから損失は機械的損失って言うことになるからいいのか・・・。 戦闘機という武器が発生してから、まだ100年も経ってはいないのですが、この武器の発展はめざましいものがありました。 航空機が戦争で利用された初めは あくまでも敵軍の偵察目的だけだったものが、偵察と爆撃(初めは、爆弾を膝に抱えていって、手で落としていた)になりました。 そして、そのような行為を妨害するために パイロットや偵察要員が敵の飛行機に対して拳銃や小銃で撃ち合うようになり、そのうち機体に固定された機関銃を利用するようになって、さらにそれが発展して敵の偵察や爆撃の妨害を専門に行う飛行機(戦闘機)が生まれたんですよねぇ〜。。 現在の戦闘において、戦闘機の役割は、制空戦闘、迎撃戦闘などになりますけれど、なにせ人間が乗っていると機械的な制約よりも人間的な制約のせいで、能力が上げられないというジレンマ状態になってしまっていて、しかも操縦者を作るための時間もお金も莫大と言ってもいいぐらいに掛かることになってしまっているんですね。 もちろん、戦闘を行うわけですから全員が全員無事で戻ってくる保証などないですし、年齢的な問題での体力低下は押さえようもなく、常に新しい人材を育成しなければならないわけです。 そう言う意味では、完全に自立した人工知能型の無人戦闘機って言うのは、理想に近い存在で、人的損失を極限まで抑えられ、機体性能も人間という脆弱な物が無くなるせいで、機械の限界性能一杯まで使えるすばらしい存在な訳です。 それに人間が乗っているだけで、人間を守らなくてはならない分、余分な装備が必要になりますから、その分の重さも馬鹿にならないわけですよ。 ましてや、20G(重力の20倍:体重が60kgの人だったら、1200kgになる)なんて掛けた機動を取った日には、人間死んじゃいますから・・・(直接的な死に至らなくても失神して操縦不能になった結果死に至る可能性はある)。 この頃行われている戦争でも、無人(無線誘導型)の偵察機は使われていますし、これを発展させて爆撃などの比較的単純な戦闘行動が取れるものも開発されていて、実験的?に実戦でも使用されているらしいですが・・・。(なんとパイロットは、アメリカ国内から衛星通信を経由して操縦している。) 実際に使われていたり、開発途中のものは以下のものがありますが X−47B無人戦闘機 こいつは、一時開発中断の憂き目にあって入るみたいですが、現在開発が再開されている機体みたいです。 多分、この機体が映画のEDIの原型に近いんじゃないかと思いますが・・・。 (もちろん完全自立型の人工知能搭載機ではありません) MQ−1Cウォーリアー中高度長時間対空無人偵察機(多目的無人機) 2009年から実戦配備が開始されている奴です。 高度7600mで、なんと36時間も滞空できちゃうと言うとんでもない機体なんですが、人間は離れたところで快適に操縦が出来るので、交代勤務で飛ばし続けることが可能なんですねぇ〜。 武器も搭載できるので、対戦車や精密爆撃等も可能なようになってるんですが、これってほとんどゲーム感覚(エースコンバットみたいな)で、戦争が出来ちゃうわけで、たしかに人的な被害は出ないでしょうが、良いんですかねぇ〜。うむぅぅ〜〜〜。 RQ−7シャドー無人偵察機 すでに実戦配備が済んでいて、イラク戦争での使用も確認されている奴。 こいつは、戦術的な使用のみの偵察機で、ようするに前線に配備されて偵察をする奴です。 映画の世界が現実に近づいているのか、現実自体が映画のようになっていくのかは判りませんが、SF仕立てのこの手の映画の世界は実際にバックボーンとしての技術的な裏打ちがあって、それを拡大解釈することで作られる場合が多いので、こっそりとそれに近いことをやっている可能性は常にあるわけです。 映画の中では骨董無形のように感じられても真面目に研究開発がされていたりもしますから、この映画のようなことが起こる可能性もなきにしもあらずなんですよね。 いいんですかねぇ〜。ロボット対人間みたいな戦争・・・。 う〜〜〜ん、ターミネーターみたいな世界観だ・・・。 監督 ロブ・コーエン 製作総指揮 アーノルド・メッサー E・ベネット・ウォルシュ 製作 マイク・メダヴォイ ニール・モリッツ ローラ・ジスキン 脚本 W・D・リクター 出演者 ジョシュ・ルーカス ジェシカ・ビール ジェイミー・フォックス 音楽 BT ランディ・エデルマン 撮影 ディーン・セムラー 編集 スティーヴン・リフキン 配給 SPE 公開 2005年7月29日 アメリカ合衆国 2005年10月8日 日本 上映時間 121分 製作国 アメリカ合衆国 言語 英語 | |
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