多分 初代と言えるかも知れない | |
[インドア的生活(映画&DVD)] | |
2009年1月25日 21時52分の記事 | |
実写版とアニメ版、年代的にTV子の初代と言える年齢なんですよね。
だから、まぁ〜 ちょっと恥ずかしいのですが、戦隊物とかアニメとかも好きです。 かぁ〜〜。かなり おこちゃま といっても、好きな物は好きなんだからしょうがない。 ちょっと前までは、映像関係の物をそろえようと思うとビデオソフトしかなくって、何回も見ると画質が悪くなってきてしまうというとんでもない状態になったりした物ですが、今は文明の利器 DVD ってものがありますから、画質劣化の可能性はかなり減ったんですよね。 とはいえ、この次の世代でもあるブルーレイに比べると画質は悪いんですけど・・・。 でも、いまさら また 集め直せないしなぁ〜〜。 ということで、今回は アニメの紹介です。 Ghost in the Shell これです。 攻殻機動隊の劇場公開版です。 人によっては この作品は 士郎正宗さんの作品と言うよりも 押井守作品だと言う人もいますが、わたしは 結構雰囲気がでていると思っているんですよね。 この作品は、知る人ぞ知る あの映画 そうです。 マトリックス の原型?というか アイディアソースになっている作品なんですが、それはDVDの中で 監督自身がそのことを述べているので間違いはありません。 どうしてもイメージが伝わらないと言うことで、このアニメを俳優達に見せたそうですから・・・。 まっ、ネットとの接続の感じとか ネットとの関係とかが かなり似ていますが、作品的には別物ですね。 話はそれましたけど、この作品の見所は やはりネットと人間との関係やサイボーグ化された人間がどこまで行うと人間といえなくなるのかといった、実にSF的 哲学的命題が提起されていることなんですよね。 最初の方にでてくるこの言葉は、近未来を暗示していますが このあたりは サイバーパンクといわれるSF小説が出た時点で言われ始めたことで、ある意味 現在のインターネット社会の延長線上に存在しうる社会を明示しているんじゃないんだろうかと・・・。 脳の部分を除いて(厳密には脳も人工物に変えられてしまっていますが)すべて 人工的に作られた状態のサイボーグの製造過程の映像です。 内骨格に対して人工筋肉をつなげて稼働させる形を取っているのは、非効率的に見えますが、実際的には エアーシリンダーや油圧シリンダーを使った形に比べて軽くなる可能性があるのと機械的ポンプなどを別に入れることによって、まったく別の動力源を必要としないという利点もあることから、かなり有利なはずなんですね。 この筋肉は別に蛋白質を使用した筋肉である必要性はないので、一般の人間よりもパワーアップすることも可能になるはずなんですね。 ちなみに 現時点において 有機物による人工筋肉の原型のような物(あくまでも筋組織レベルです)が 発表されています。 SFファンにとっては 夢が現実になる可能性がある話と言うことになるのですが・・・。 アンドロイドが外部からハッキングされたことが判って、それを調査しているところですが、これはある意味、人間の脳に対して外部アクセスを可能にする機構が完成している場合、人間の脳に対してもハッキングが可能になる可能性を示唆しているわけです。 こうなってくると今 PCにウイルスが・・・。とかいっている比の怖さじゃなくなってくるわけで・・・。 今見ている物が現実なのか それとも仮想現実(リアルな妄想)なの か? まったく判らなくなる可能性もあるわけです。 これは 実に怖い。 意図しない妄想世界 っていうものが存在しちゃうわけです。 しかも他人によってそれが発生する・・・。 アンドロイドにハッキングするように指示した男・・・。 しかし、彼も彼の知らないうちになにものかによって、すべての記憶が書き換えられていて、その彼に指示されて 実際にハッキングを実行した男 の彼もそうなるべく いつのまにか記憶の書き換えが行われていたというこの恐ろしさ・・・。 直接的にネットの世界に脳が繋がった状態においてのこのような状態はどの時点でブロックされるのか・・・。 ファイアーウォールはどのように形成されるのか、それともそれは出来ないのか・・・。 情報の検索 選別はどのように行われるのか・・・。 ものすごく便利なのかも知れないけれど、恐ろしさは今の比ではないような気がするんですよね。 昔、船旅の時には 伝染病の上陸は少なかったと言われていました。 これは、船旅のために 次の国に行く前に船内で発病しちゃうからなんですが、ある意味 ディレイな訳です。 現時点においても、色々な情報がかなりのスピードで変化変容しながら流れ続けていますが、少なくとも直接的に脳に入ってくるわけではなく、視覚や聴覚といった器官によって ある種のディレイが発生している訳なんですが、そう言うことが無くなるとなると・・・。 こ、怖ぇ〜〜〜 この作品の1つの山場です。 このアンドロイドの言う内容が実に衝撃的・・・。 人間とは、動物とは、生物とは・・・。 士郎正宗の作品は難解だという人がいますが、わたしはこういうところが好きなんですよね。 このアニメ、ともかく戦闘シーンが派手で、アクションシーンを初めキャラも濃かったりするので そこに目が行きがちですが 私的には、昔からのSFの命題である 生物とは・・・。 もっと判りやすく言うのであれば、人間と他の生命体(非常に大きな意味において)の差異とは いったい何なのであるか。 っていうを語っているような気がするんですよね。 遺伝子が 情報の伝達方法の1つなのであるとすれば・・・。 かなり考えさせられる作品です。 | |
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