異常相場でも対応できる「有事モード」を試験してみます | |
[シストレ研究] | |
2020年3月20日 21時3分の記事 | |
近頃、ブログでも度々ご説明をさせていただいていますが、コロナショック時の相場の乱高下により、買いでも売りでもロスカットに引っかかり、負けてしまうという現象が頻発しています。 リーマンショック時でも、同じように乱高下する傾向にあるなど、相場が大きく動く時はシステムトレードにとって不利となる相場状況になることが多々あります。 しかしながら、そのたびごとに上下に振られることを恐れて、システムサインの通りに売買することが躊躇されるようでは、システムトレードとして機能していないと言えます。 これまでは、相場が大きく動くことがあっても、上下に振られて売りでも買いでも負けるということが連続して起こることがなく、私もシステム構築にあたっては配慮していませんでしたが、このたびのコロナショックを見て、対策を織り込まなければならないと痛感しました。 そこで、最高値と最安値の幅が大きくなると、一定の指数以上でロスカット値を大きくし、利確値を設定、さらにサインも大きく動く相場に対応して売買サインも切り替わることがある「有事モード」を設定しました。 試験的に、コロナショックが終わるまでは一般モードと有事モードを併せてアップしたいと思います。売買サインが異なることがあるので、どちらを信用すればよいのかというお声をいただくかと思います。申し訳ありません。 バックテストをご覧いただき参考にしていただければと思いますが、できればしばらくは静観していただいたほうがよろしいかもしれません。 コロナショックが落ち着いたとき、有事モードの有益性が認められた場合は、異常相場時に有事モードが作動するようにシステムを切り替えたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 なお、通常時のロジックやロスカット値は以前と変わりません。 有事モード発動条件 過去21日間の最高値と最安値の値幅の平均値が、400円を越えている場合 有事モード時のロスカットと利確 ロスカット値 400円 利確 500円、600円で切り替え 有事モード発動時期ごとの成績(バックテスト)比較です。 一般モード(現在の通常のシステム) 2013年6月10日〜7月4日 1,840円 19戦11勝 2015年9月7日〜10月5日 525円 18戦7勝 2016年2月1日〜3月1日 765円 21戦11勝 2020年3月11日〜4月13日(途中経過) △1930円 23勝5勝 有事モード 2013年6月10日〜7月4日 2,200円 19戦12勝 2015年9月7日〜10月5日 1,900円 18戦11勝 2016年2月1日〜3月1日 620円 21戦11勝 2020年3月11日〜4月13日(途中経過) 1660円 23勝13勝 最大ドローダウン比較 一般モードのみ △2730円 有事モード組入れ △1455円 もちろん有事モードはロスカット値が大きいので、連続して負けるとドローダウンを大きくしてしまう危険はあります。そのリスクも鑑みた上で、一般モードと有事モードを当面の間比較しようと思います。 大変申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いいたします。
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