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くる天
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日本のアパレル業界に衝撃を与えたファストファッション
[アパレル業界の今]
2011年10月14日 9時15分の記事

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景気の低迷が続く社会のニーズに答えるかのように登場したのが、ファストファッションと呼ばれるアパレル・ブランド。

今やもう馴染みの言葉となったファストファッション。
H&MやFOREVER21が日本初参入した2009年には、多くのメディアで特集が組まれ、流行語大賞にもなりました。

間違いなく日本のアパレル業界に衝撃を与えたファストファッション。ファストファッションの進出で、アパレル業界はますます低価格を迫られ、その上品質の向上も目指さなければいけなくなりました。

実は一言でファストファッションと言っても、その特徴やターゲットはアパレル・ブランドによって様々。
メイド・イン・ジャパンの代表格ともいえるユニクロは着る人を選ばないシンプルさとヒートテックやサラファインなどの商品に代表される機能性、そして低価格というポイントで、年齢問わず人気を集めています。

次に一見同じように思えるH&MとFOREVER21。実はH&Mの方が、少しだけ価格が高く、デザイン性も高い。そのため意外と20代後半から30代のキャリア女性にも人気。反対にFOREVER21は流行のものをとにかくたくさん安く手に入れたい、という中高生から20代の若者が中心。その他にもZARAやTOPSHOP、GAPもターゲットはそれぞれ微妙に違うんです。若者に人気のファストファッションは〜とひとくくりに考えてしまうのは安易ですよ。

アパレル業界に衝撃を与えたファストファッション人気もそろそろ落ち着いてきた様相。今後は安さと品質だけでなく、アパレル・ブランドとしてどのような付加価値を提供していくことができるかが、生き残りの明暗を分けることになるでしょう。

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