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TALES OF  NIGHTINGALE
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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2011年11月27日 11時58分
オリンパス問題の示す日本の闇
 
証券取引委員会は、当初、英国人社長の申し出に全く対応するそぶりをせず、見て見ぬ振りを決め込もうとした節すらあったと思われても仕方がない。
大方、FBI等が動き出したのを受けて慌てて腰を上げたというのが真相ではなかろうか。
もしFBI等海外当局が動かなかった場合、あるいは元社長が外国人でそういったつてを辿れなかった場合、今回と同様の対応が取られたかどうか、甚だ疑問だ。
告発したのが日本人であったなら放置され泣き寝入りして終わりだった可能性すら否定はできない。
オリンパスと同様、あるいはそれ以上に糾弾されなければならないのが、これら監視機関であり、統括組織である。
第一、監査も含め、当該機関がまともに機能していれば、元社長の告発までこの巨額の損失隠蔽や経理操作が放置されようはずがない。
海外当局は、オリンパス本体のみならず、日本の捜査当局側の有り方についても徹底的に調査し、場合によってはその遅滞あるいは”馴れ合い”を告発いただきたい。

真っ当なものを言うものが逆に指弾され、放逐される…こんな、まさに日本の病める部分の象徴ともいうべき今回の事案がうやむやにされるべきではない。
臭い物に蓋をし、本来あるべき行動を取った者が逆に放逐され泣き寝入りするというプロセスは、最早明確に意識されないほど至る所に蔓延る日本的悪しき慣習であり、これを行うものがこの機会に放逐され、この慣習が是正されなくてはならないことは言うまでもない。
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2011年11月10日 19時59分
TPPの問題点
 
というわけで、TPP秘策です(ってどういうわけだ?(笑))。

かなり突っ込んだ内容になりましたので記事を有料とさせていただきましたが、当然ながら私自身はTPPにおける政府内関係者ではありませんし、TPPの全てを詳細に網羅しているというわけでもありません。ですが、TPPは農業をはじめとしてこの国の行く末の根幹に関わる可能性すらある重要案件であるにも関わらず、必ずしも現場の状況をきちんと把握した上での協議であるとは思えない部分が多々あり、むしろ逆に現場の事情と乖離して協議が進んでいるという懸念を払拭できず、また、我が国の場合、自称専門家の方々だけでは予定調和の視野狭窄した議論になりがちで場合によっては本末が転倒することすらあることを福島第一の破綻で痛感しましたので、不肖私めも現在知りうる情報に基づき、一言申し述べる次第です。
有料部分ご購読にあたりましては、以上ご理解いただけます方のご購入をお願いいたします。

記事をご購入いただきました場合は、うちの10%6円を大震災義援金に寄付させていただきます(寄付状況につきましては随時、本ブログでご報告させていただきます。)。
(※注1 今回取り上げておりますのは農業分野のみになります。注2 一部掲示板投稿分と重複があります。
 項目:日本の農業の目指すべき方向性/誰のためのTPPか/日本の農業においてスケールメリットの追求は妥当か/補助金政策の限界/食料自給率/TPPの問題点? 包括性/TPPの問題点? グローバリズムは万能か/TPPの問題点? 交易の”自由度”は上がるのか/TPPの問題点? 何故「今」なのか)

これとは別に議論の問題点も取り上げてみたいと思っていますが…時間が取れませんでしたのでそちらはまた時間があればということで。

結論から言えば私はTPP参加には反対の立場である。以下農業分野に絞って話をすすめてみたい。

■日本の農業の目指すべき方向性■
農業分野についてTPPを討議するにあたってまず考えなければならないのは、日本の目指すべき農業はどうあるべきかということだ。私の考える日本の農業のあるべき姿とは、要約すれば以下の二点になる。すなわち、

[続きを読む] 都度課金記事
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2011年10月16日 18時22分
2011年体操世界選手権観戦記
 
掲示板をご覧の方はご存知のように急性フィギュア観戦いやいや症候群(笑)に罹患しましてその反動で他競技へののめり込みが激しいスレ主CANALです、こんばんは〜。

世界体操選手権、見ました!いやぁ〜面白かった!ちょうど掲示板で話題にしていたところでしたので、まるで打てば響くの世選で実にタイムリーでした。
個人種目別はまだ見てませんが、団体・個人総合で気になったところをちょこちょこ拾ってみました!

・ボイ…個人総合跳馬はなんかスポッ!って音がしそうなはまり具合で思わず笑ってしまいましたが…。今回のエレガンス賞は内村だったそうですが、私的にフィギュアのPCS的な美しさといえばやはり内村より彼になるなぁ…。床の開脚旋回や平行棒や鉄棒の所作、思わず見とれてしまうような華があった。
内村の美しさというのは物理学的に非常に理に叶っている、という意味のいわば機能的な美しさなのね。

・山室…思い切りの良さが最大の持ち味だね。この勢いをなくすことなく内村と刺激しあってロンドンまで突き進んでほしい。

・リーバ…平行棒でみせた肩関節の柔らかさ、長い手が生み出す鉄棒の回転の大きさはさすがだと思いました。本当に肩がやーらかい。くにくに。って感じで。捻り技もこのスムーズな回転あらばこそでしょう。個人的には内村の次に注目していたので個人総合の棄権は本当に残念!彼的見せ場の鉄棒だったので悔しさもひとしおだったと思う。でも今度は床や跳馬もぎっちり強化してロンドンにお目見えしてほしいものです。選手じゃないけど、アメリカの、最後まで攻める姿勢はさすが。士気落ちてなかったね。

・オロスコ…アモディオ同様、筋肉の質はやはり黒人選手ならではですが、それだけじゃ体操はできないのね…。ところどころ雑な試技があってまだまだ発展途上かな…。

・名前確認できませんでしたが、団体に出ていたロシアの選手…床、足にバネでも仕込んでるんじゃないかと思うくらい、高い。技が大きく見えて見ごたえありました。

・鄒凱…床のスペシャリストだけあってこの選手の床はやはり圧巻。通常大技を繰り出した時にありがちな「ダーン!」「バーン!」とかいういかにも「大技やりました!」的な床を踏み抜きそうな(笑)大げささがこの選手の着地にはあまりない。
着地のシーンだけ見たら、おそらく大技の着地とは思えないんじゃないだろかと思うようなそれ…見事。衝撃の逃がし方が実にうまい。
今大会出場選手、ドイツの吊り輪のスペサリスト(名前失念)以外はほとんど忘れてましたが、この281だけは演技に入った瞬間、北京の記憶が蘇りました。
身体が成長した分、着地も硬く重くなったかと思いきや、あれから三年、北京で魅せた、大技をしたとは思えないほどの「したっ!」っていうあの着地は健在。
内村の宙が「猫」なら鄒の着地は「猿」。そうあれは猫じゃなくて猿の着地。
猿もいいっ!(興味のある方はどのあたりが「猿」か、是非考察してみてくださいませ!ふふ…。)
ロンドン猿猫合戦が今から楽しみな私です。

・内村…捻挫だのこむらがえりだので一時はどうなることかと思いましたが杞憂でした。
前述したように私的着地スペサリストは鄒でしたが、内村の宙はやはり別格。種目別床、G難度もさることながら、最後の伸身三回ひねりは本当に軸が細かった!ボイが同じ技をしていましたが、ボイが下りてきながらまだ回転しているのに対し、内村は最高点を過ぎて下り始めるくらいでもう回転終わってた。
内村は本当にあの特性を最大限生かすなら、むしろトランポリンや板飛び込みのほうが向いていたかもね。宙を支配する内村のトランポリン、見てみたかった!
というより、昔短距離のチャンピオンが馬と競争させられたっていうエピソードがありましたが、内村には是非猫耳とシッポつけて人間の選手権じゃなくて猫選手権に出てほしいわ。

「エントリナンバースリー、ジャパニーズボブテイルウチムーラ、フロムジャペーン!」

とかつって(笑)。

団体跳馬スタート前、この大一番でよくあんな顔できるなと思いながら見てましたが、最後の鉄棒は試技直前、いつになく気合を入れてる内村に思い切り違和感感じて、どんな演技になるんだろう?と思ったらば落下。
直接の原因はふかしすぎ、要するにスピード違反、ですけど最大の原因は気落ちかな。

最後に内村に一言。

「猫が気合いれちゃイカン!」(笑)。

気合入れたりしないのが猫なのよ、にゃんにゃん。
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2011年10月16日 16時24分
ぶら下がり
 
ぶら下がりなんかしなくて良いと思いますわ〜いかに言葉尻をとらえ、政治をエンターテイメントに仕立て上げんかしか頭にない皮相な自称メディアにエサ与えるだけですもの。まともな報道をしてこなかった自称メディアに情報統制云々なんて言う資格なんかありゃしませんわ。

ただし、週に一回でも一ヶ月に一回でも不定期でもかまいませんから、テレビ演説でもネット演説でもして総理自らが直接国民に情報発信する場を設ける必要があります。

菅氏の震災・原発対応については、あれほどの事態でしたので、誰がやっても相応の混乱は生じたでしょうし、菅氏の言うとおり彼は彼なりに色々制約の多い中で死力を尽くしたと考えてますので、そのことについてとやかく言う立場にありませんが、ただ情報発信を含む情報管理の部分に関してだけは前政権を教訓にしなければなりません。

総じて民主は情報管理・発信が本当にヘタ!(笑)
大臣・議員が思いつくまま好き勝手なことを述べる一方、系統だった情報発信が全くなされていない。これがまとまりを欠く一つの要因になっていると思います。

自称メディアの筆頭最前線・四国新聞は、菅氏退陣時に「(菅政権は)何もしなかった」と述べる被災者の声を論評抜きであたかもそれが歴然たる事実でもあるかのように伝えていましたが、あれだけ寝る暇も惜しんで震災対応に当たっていながらそれが国民に全く伝わっていなかったのだとしたら、いかにももったいないことだと思います。せっかく粉骨砕身しているその姿勢を国民が見える形にしなくてはなりません。国民の政治不信は、政府が何をやっているのか、系統だったものが全く見えないことも一因だと思います。

本来的には、その責任についてはその役割を担ってしかるべきメディアが負うべきであり、にもかかわらず、偏向報道に全面特化してあるべきスタンスから全く乖離していることの罪は極めて重いことは言うまでもありませんが、そんなメディアにはとっとと見切りをつけ、そんな自称メディアを介さずに直接国民と情報を共有できる方法を自らの手で早急に模索・構築すべきです。

例えばこの一週間でガレキの撤去がどのくらいすすんだか、また、次の一週間でどれだけの撤去をやろうとしているのか、や、避難所がどれくらい減ったとか、あるいは都市の復興プラン策定について今週はこういうことをした、来週はこういうことをする予定、といったような、やったこと・やろうとしていることを目に見える形にすることは、国民と政府の意思疎通を図るうえで非常に大切です。

やることをやるだけではだめです。それをきちんと見えるように発信しなければ。

公開討論なんかもいいとは思いますが、色々と制約が多いと思いますし、セッティングもそれなりに必要でしょうから、やはりテレビかネットで中継したらいいと思います。

そうすれば逆に国民からアイデアが得られることもあるのではないでしょうか。

今回の震災・原発報道で、その皮相な限界を悉く露呈した自称メディアと決別し、情報を国民と共有する方法を考えなくてはなりません。

情報を整理して発信する場を設けてください。

追記:ここ数日、書きたいネタが後から後から出てきて本内容の肉付けが遅れに遅れ、本ブログへのぶら下がりについての記載は本日になりましたが、掲示板からお越しの方は既にご承知のように掲示板へこのコメントの骨格を投稿したのが今月二日。翌三日の朝八時のNHKラジオ「今日の焦点」(うろ覚えなのでこのコーナー名は間違ってるかも)でこの「ぶら下がり」が取り上げられ、自称解説員の方が本投稿とほぼ同じ主旨の話をされてましたが、もしかして拙投稿ご覧になりましたか?NHK様(笑)。
まぁ、NHKはまだこれら内省があるだけましだろう。
四国新聞属する共同通信は臆面もなくぶら下がりの再開を申し入れているそうだが、そもそもぶら下がりが敬遠されることになった原因が、自らを初めとする自称メディアの短絡皮相な報道にあることへの一片の反省もなく、ぶら下がりに応じないは情報統制だとわめきたてるその厚かましさは、自己が連ねてきた記事の数々がまさに言論的暴力とも呼ぶべきものであったかを認識できる知覚が如何に麻痺しているかを指し示す何よりの証左だろう。厚顔もここに極まれりの感はある。

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2011年9月19日 19時47分
首相交替の意味するもの 〜自称メディア編〜
 
八月の首相交替における野党の果たした「役割」は先週書いたとおりだが、野党と並んで看過せざるべきが、この間の自称メディアの暴論とも言うべき感情過多的偏向報道である。
そのなかから、NHKと四国新聞の報道を検証する。

NHKテレビ「(夜)7時のニュース」にて。
番組冒頭、ニュースは掴みが大事!とばかりに、張り切りまくった声で叫ぶ武田キャスター。まだ総理にあった菅氏を指して、

「まだ辞めません!」(「いつまで続けるんでしょうか!」だったかも)

自分の立ち位置が、ワイドショーの煽り役ではなく、ジャーナリズムの一端であるという自覚をこの言動のどこにも見出すことはできない。

菅氏退陣直後、NHKラジオ「 私も一言!夕方ニュース」にて「番組のご意見番」こと自称解説員、

「今は首相交替なんかをしている時期ではないが云々。」

ラジオもテレビもそれほど多くのニュース番組を視聴しているわけではないが、私がNHKで「今は首相交替なんかをしている時期ではない」という主旨の発言を聞いたのはこの退陣直後の自称解説員のコメントが初めてだった。それともそれ以前に言及したことが一度でもあったかしらね?NHK様。
本当に少しでもそう思うのであれば、不信任案騒動当時、あの時期の動議、あるいは野党のあり方に何の問題意識も持たず、即日ポスト菅と退陣時期に集中特化した自らをまず糾弾なさい。
先日の土曜だかにようやっと野党を含む政治のあり方やメディアのあり方についての番組が放送されていたが、遅すぎる。

NHKがこの有様なのだから後の自称メディアは推して知るべしというべきかもしれないが、次に、その「推して知るべし」の筆頭ともいうべき四国新聞を取り上げる。

菅氏退陣直後、四国新聞、

「6月の退陣表明後、約三ヶ月も居座り(中略)政治空白を長引かせたことは政党政治史の汚点として記されるだろう」

もしもあの不信任案提出時に、公債特例の確約もなく、野党や与党内野党の言うがまま、唯々諾々と退陣していたならばどれほどの混乱を生じせしめることになったか、この新聞社には想像もつかないらしい。
手動ベントと聞いて被曝の危険性を想像できず、建屋カバーリングの最大論点が最新技術と伝統技術の融合であるという、全く的外れているこの新聞にあっては、それを期待するほうが土台無理ということかもしれないが。
一体どういう収拾があったのか、是非とも聞いてみたいものだ。

そう言えばポスト菅氏を問う各種世論調査で、チラホラ名前が挙がっていた小沢一郎氏が、四国新聞が加盟する共同通信系の世論調査では絶対に名前が挙がらなかったのも不思議と言えば不思議な話だが、おそらくそこが”独自”調査なのだろう(笑)。

また、原発事故発災当時、 この新聞のGデスクは、福島第一作業員に、被曝をものともせず現場死守を言葉巧みに強要していたが、この新聞の振りかざすその正義観に鑑みて彼は放逐されたのだろうか?まさかこっそり机の影で原稿を書いてる、なんてことはないとは思うが(笑)、まぁ、その”こっそり”のほうがむしろこの新聞社らしいというべきかもしれない。
先程「言葉巧みに」と書いたが、こんな狡からい自称メディアは正面切って「被曝してでも現場を死守しろ」とは書かない。

「だからといって冷却作業をやめて逃げてくれだとか被災者はいいから自分のことを、などと誰が言えるのか。」

と書く。そこにあるのは、世論の威を借るキツネの姿であり、さり気ない世論誘導は自分が火の粉を被らなくてすむよう、巧妙に仕組まれている。そして、自分が批判の矢面に立たないようにするこの巧妙さゆえに、野党や与党内野党の暴挙よりもむしろ狡猾であり醜悪である。
更に、ここまで現場死守を叫ぶのであれば、現場放棄を申し出た東電を怒鳴りつけた菅氏を全面擁護してもおかしくはないが、そこにあったのは菅氏激昂だけを異様にデフォルメし、人格異常者の如く扱う記事だけだった。

これらの事実からだけでもこの社が如何に本来的なジャーナリズムから逸脱しているか、伺いしれようというものだが、震災発生以降、この新聞は菅内閣の対応に対して、ほとんど一片の評価もなさず、不都合不具合は悉く菅氏自身の資質に帰結させ、まさにつるし上げという言葉に相応しい記事を書き連ねた。
震災の対応が遅い遅いという。
あの東北太平洋沿岸全域が絨毯爆撃にあったようなガレキの連なる地平を一体誰がどうやればわずか三ヶ月で収拾できるというのか。
あるいは、原発事故対応が後手後手だという。
これだけの原発シビア事故をどうやればわずか三ヶ月で収束の見通しが立てられるというのか。
菅氏の原発事故対応を批判できるのは、正確克明に事故状況を描写し、打つべき手を一切の誤謬なく「前もって」言えた人間だけだが、そんな人間が果たして存在したのか。
私の知る限り、そんな人間なんか誰もいなかった。
原発深刻事故対応は、私に言わせれば基本的に「後手」だ。後手にならざるを得ないからだ。三ヶ月で福島第一の収束見通しを立てろという人々は、菅氏の対応の不手際をつまびらかにしているのではなく、実は、原発事故というものがどれほど深刻で人間の手に負えないものであるかすら理解できてないという自らの知見の浅薄さを証明しているに他ならない。そんな人々がジャーナリズムが担っている日本とはどういう国なのか。

前述した作業員への現場死守を強要に象徴されるように、その浅薄筆頭ともいうべきこの社が、野党同様、それらの理論的思考停止は丸ごと棚に放り投げて先頭切って政府対応を糾弾するという光景は、荒唐無稽というより言葉では軽すぎる狂気じみたものがあって、失笑よりもまず戦慄を引き起こされる。

そして、先に「首相交替の意味するもの」で指摘した、あの時点で首相交替が画策されることへの何らの疑問もなく、前述のNHK同様、即日ポスト菅と退陣時期に集中特化し、野党の暴挙を率先垂範して後押し続けた状況に至っては、もはやジャーナリズムの片鱗すらかなぐり捨ててデマゴーグの王道を突っ走ったと言っても過言ではない。
こんな新聞社に、菅氏の対応を批判する資格はそもそもない。

菅氏の対応の検証よりもまず検証・糾弾されるべきはこの非常時に党利党略にまい進した野党であり、それを鼓舞し続けたこれら自称メディアに他ならない。

いくら首相が高潔無比で有能だろうと、周りが腐ってれば何もできない。そんな簡単なことがこの四国新聞という痴呆紙、もとい(笑)、地方紙には理解できない。どころか、その腐った一翼をほかならぬ自分自身が担っているの自覚もなく、もっともっと腐れとばかりに政局を鼓舞して止まない。これが震災以降、この新聞社の果たした「社会的役割」であり、こんな新聞に真っ当なジャーナリズムを期待するというのがそもそも無理な話というものだろう。
やれ誰某が泣いの怒ったのとそんなフォーカスしかできず、震災対応で何か不都合があれば全て首相の責任に帰結させ続けた報道を全面展開して恥じないこの新聞は、真摯に政治を考える弊害になりこそすれ、政治を読み解くよすがにはなりはしない。
公正中立冷静のジャーナリズムの精神に照らして既に終わっているということだ。

菅氏の対応に如何な誤謬が存在したにせよ、これに一片の評価も与えず、一挙手一投足をあげつらって罵倒し倒すような世論・報道は、誰が何と言おうと間違っている。

この社の愚行の数々については、いずれ稿をあらためて取り上げたいと考えているが、今から三ヶ月後、菅内閣に要求した全ての事態に収束なき場合は、当然その責任を取って、それこそ「居直り」、「居座り」と批判される前にメディアの場から退場すべきだろう。それが自分の言葉に責任を持つメディアの取るべき道というものだ。

再度言う。

いくら首相が高潔無欠で能力に富もうとそれを取り巻く与党や野党は言うまでもなく国民の末端に至るまで共に悩み共に歩む姿勢なくしてこの国難から立ち直ることは決して出来ない。

退陣までの三ヶ月、菅氏を「居座る」と表現し続けた四国新聞が、その思考のまま、何故海外の首長を糾弾しないのか、不思議でならない。

予告なき大停電を引き起こし、担当部局を30分にわたって叱責し続けた韓国の李大統領。
四国新聞の理屈で言えば、如何に李大統領に理あろうと、「怒鳴り散らすだけの首長」となるのは必定だ。実際、この新聞が韓国在住なら、菅氏を糾弾し続けたその独自のものさしに鑑みて、今頃は李大統領が激昂した、そのことだけがまるで最大の問題であるかの如く取り上げられ紙面に踊りまくっていることだろう。
それとも自社の論理が自国政府限定だというなら、その言論の整合性・一貫性は言うまでもなく破綻瓦解している。
もとよりこの社の論理にそんなものを期待すべくもない。

あるいは、原油流出の収拾に手間取り、債務上限引き上げにすったもんだして米国債格下げを招き、アイリーンの収拾に数週間はかかると言うオバマ大統領。

菅内閣当時、菅氏には一点の評価もないと言わんばかりの言論に終始したその精神に鑑みて、オバマ大統領に言ってみればいい。

「我が国では都市が丸ごと水没するような千年に一度の震災+原発事故でさえ、三ヶ月で目途が立たないのはいかがなものかと不信任が提出されるのに、良くこれだけ↑まごついて辞任要求が出ないもんですな。まことにけしからん話だ。」

とね。四国新聞の理屈ならこういう話になるはずなのだから。

言ってみればいい、世界に向かって。



狂ってるのはどっちか、はっきりするはずだ。





参照:新聞各紙は各図書館で参照できます。(はず…以前は出来てましたが今はどうなんでしょう?多分できると思いますが…。)
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2011年9月11日 19時30分
首相交替の意味するもの 〜野党編〜
 
谷垣氏…「震災直後ならいざ知らず、現段階での連立はありえない。」
健忘症にでもなられましたか?副首相に迎えてでも挙国一致内閣をとの菅氏の呼びかけを「これが政治だ」と蹴とばしたのはほかならぬ貴方です。どの口がそれ言うか、だわ。

自民その他…「大連立は前提にはならない。」
寝言を言うのはやめてくださいな。
今回の菅政権の交代は、菅氏の自発的な意思による物では当然ない。
自党の数がなければ政治が動かないのをいいことに、あの大震災以降、
「菅氏だから協力できない」
と事あるごとに呼ばわって時の総理を引きずり降ろすような真似をしたのは他ならぬ貴方がたです。
ワシントンポストだかタイムズだったかソース忘れましたが、その記事を引くまでもなく、今回の震災対応における政治混乱の最大の元凶は、この未曾有の天災すら党利党略にせんとした自民にあったということは、物事を筋道だてて考えることができる人々には歴然です。
連立でも倒立でもやって全力で福島第一の収拾及び震災の復旧復興を成し遂げることは、一義的に貴方がたの責任です。

あの千年に一度という大震災のわずか三ヶ月後に出した不信任案は、「我々自民党はこの千年に一度という大震災おいてすら、その復旧復興よりも党利党略を優先しました」という高らかな宣言だと言って過言ではない。

そして、現実に引きずり降ろすに至ったその経緯は、「日本の政治はこれほどの国難にも相変わることなく、政局に明け暮れました。」という限界を恥知らずにも全世界に向けてことを発信したことに他ならない。日本に向けられる眼はますます懐疑的になるでしょう。

そもそも原発事故なんてものは、その責任を問うとするならば、システムアウトした後の対応ではなく、それ以前の設置・施工・あるいは管理運営段階に全責任の九分九厘があると言っても過言ではない。スーパーマンやドラエモンじゃあるまいし、一旦破綻すれば、どうあっても人間の手には負えない部分が必ず存在してしまうのが原発事故なのだから。極論すれば、如何にそのシステムを破綻させないか、だけにおいて人間は科学的整合性のある対応を取れるに過ぎないということだ。その限界に鑑みて、第一当事者として率先して対応にあたるべきはそれを設置運営した者にある。
ところがそれを造り続けた張本人である自民が、その責任を痛感し先頭に立って対応にあたるどころか、それを丸投げ放棄したのみならず、あろうことか破綻後の対応にあたる現政権を糾弾する側に回るとはどういうことなのか。政治的犯罪行為と言ってもおかしくはない暴挙だろう。如何な厚顔にもほどがあるわ。
東電がこれまでの原子力施策の責任を問われてその解体が取り沙汰されるのであれば、その推進において一心同体の原発利権組にして、最大の推進母体とも言うべき自民が今すぐ解体されたっておかしくはない。戦後政治を牛耳り続けた自民の存在なくして今現在の原発の乱立と破綻の原因となった杜撰な管理はなかったのだから。

今回の政局の責任の帰趨は何も自民に限定されるわけではない。政治の本分を忘れ、同様の対応に終始した他の野党及び与党内野党、あるいは大震災からわずか三ヶ月後での問責に何の問題意識も持たずこの暴挙に即応し、即日退陣時期とポスト菅に全面特化することによってこれを支持後押した自称メディア、あるいはそれに追随した洗脳部隊に至るまで、この政局に加担した全ての人間が、現野田政権以上に今後三ヶ月で復旧・復興の完遂は言うに及ばず、福島第一の事故の収拾に目途をつけるという責任を以ってあたるべきは道理だろう。
彼らが菅政権に要求したのはそういうことなのだから。

だいたい菅氏の対応がなってないなってんない、と連呼したこれらの人々は、あの震災発災後、政権批判以外に一体何をしたというのか。
菅氏以上に右往左往するばかりで、それじゃ格好がつかないから、千年一日のごとく、取りあえず政権批判に終始していたというのが真相ではないのか。
菅氏の対応に如何な誤謬があろうと、彼は第一当事者として逃げることなく事態収拾のために限界のある持ち場で行動し続けたのであり、この何もせずにつるし上げに専心特化した人々の暴挙には遠く及ばない。部下にそっぽを向かれ、自らの手で日本丸にあいた大穴を素手ででも塞ごうとした菅氏を後ろから羽交い絞めにするような真似をしたこれらの人々の所業は、まさに国賊とも言うべき暴挙だと私は考える。それがどれほど日本の国益を損ねたか、日本国債格下げ理由に、既にその一端は見て取れる。

山本一太議員「党の最優先課題は菅政権を一刻も早く終わらせることだ。」(6月)
自民党議員自らそれを言明しているのだから、彼らの党利党略最優先は論を待たない。同時に、それがどれほどの暴挙かと自覚できないという点で末期的というべきだろう。

私はこれだけの大震災においては復旧・復興だけでさえ、かなりの時間を要してしかるべきだし、まして原発事故対応が加わるとなれば、相当の超長期に渡っての対応を覚悟する必要があろうと考えるので、これをわずか三ヶ月でなんとかしろなんぞという要望は暴論以外の何物でもないと考えるが、菅氏を引きずり降ろした方々にとっては、当時の首相が菅氏でさえなければ、わずか三ヶ月で原発事故収拾に目途をつけ、復旧・復興を成し遂げることは十分可能ということなのだから、この三ヶ月でそれを立証する義務がある。

三ヶ月です。

三ヶ月で原発事故の収拾を含む今回の震災において貴方がたが菅政権に要求した全ての項目について目途をつけてください。それが三ヶ月で菅氏に退陣要求を突きつけた貴方がたの責任です。まぁ、もしかしたら、真に物事に向きあう人々を辺境に放逐し続け、原子力立国に邁進し続けたそのエネルギーを全力振り向ければ、それはあるいは可能なのかもしれません。
しかし、万が一、三ヵ月後、それがなしえなかった場合は、速やかに永田町を去ってください。それが責任ある政党のあるべき姿なのですから。もちろん、今回の政局に何ら根本的な疑問も抱かず、逆風のなかで震災対応に尽力した現総理を居座ると形容し続けた自称メディアも同様です。速やかにジャーナリズムの場から退場してください。少しでも自らの言に重みがあるのならね。

今回の首相交替とはそういうことです。
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2011年9月2日 20時47分
なでしこ タイ戦
 
今日のニュースで沢が「(ピッチ横で)見ててドキドキして自分でやってるほうが楽」という主旨のことを言ってましたが、そうだろうなぁ…一点目が入る15分くらい前から一点目が入ったところまで見ましたが、時間がなくてまだワールドカップはまだ見てないのですが、最初ポジションが全然取れてなくて、いくら主力を欠くとはいえ、こんなんでどうやってアメリカに勝ったんだ?と思いながら見てましたもの。もどかしかった!(笑)
監督から裏とテンポアップの指示が出た後、スペースが使えるようになりました。
ということは、やはり監督の指示が的確だったということですね。
ボールキープは日本でしたが、タイは非常に高い意識で守備してたと思います。日本の一点目は縦が通ったこともありますが、タイがちょっと最終ライン上げすぎた感じです。

まぁ、超過密日程なので多少リスクを取っても主力の温存は妥当な判断だと思います。

それにしても北朝鮮−豪州戦、北朝鮮が本当に強かったのか、豪州が油断したのか。
この予選のポイントは北朝鮮戦と思ってましたけど、北朝鮮が勝って勝負どころが変わっちゃったかなぁ…。
どちらかというと豪州戦に比重がかなりシフトしたような気もしますがやはり私的には北朝鮮戦がポイントかなぁ…。
監督はどっちに比重置くのかしら?

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2011年8月31日 20時18分
なでしこ出陣
 
なでしこと言えば、国民栄誉賞授与式、密かに和服正装を期待してましたが、スーツでしたね。節電下の真夏なのでお振袖は無理としても、絽か紗くらいなら大丈夫だったような気も…国民栄誉賞なんて一生一度の晴れ舞台なんですもの。色や柄行きはバラバラでもいいからみんななでしこがモチーフの着物にするとか…まさに百花繚乱ならぬ、百なでしこ繚乱(笑)、見たかった!
ま、晴れ姿は園遊会に期待!したいですが、まだ歌舞音曲どころではない方々もいらっしゃるのでもしかしたら自粛されるのかしら…?なでしこは長年、日のあたらないところでずっと努力してきたと思うので、また落ち着いたら是非園遊会に呼んであげてほしいです。

副賞、化粧筆だったそうですけど、おそらく伸子夫人の入れ知恵だと思いますが、なかなか心憎いですね。
私なら、手鏡にするかなぁ…背面になでしこを彫りこんだ蒟醤の。
まぁ、手仕事伝統工芸系は時間かかるから無理だったかも知れませんが。

いよいよ明日から予選ですが、今回はもう徹底的に研究されてるだろうし、マークもきつくなってるだろうから楽観は禁物です。何より今回の民主代表選のように(笑)勝負は何が起こるか分からない。

万一予選で沈んでも掌返さないように(笑)。
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2011年8月30日 20時22分
野田内閣
 
輿石氏・前原氏の起用は非常にいい判断だと思います。
最初の一歩は間違えていません。
小沢氏は政権交代の最大の功労者です。恩を仇で返すような真似をしてはなりません。
輿石氏適任ですが、体力面がやや心配なので、不測の原発トラブルや余震に備えて、代行も早急に任命しておくべきでしょう。
与謝野氏も残してほしいところです。彼は日本の財政がどれほど困難な状況にあるか理解でき、加えて世論にブレることのない信念を以って事にあたれる数少ない人物の一人です。
与謝野氏に限らず、使える人間ならば、昨日掲示板に投稿したように派閥はもとより、与野問わず起用すべきでしょう。心ある政治家なら受けるでしょうし、それが日本の将来に資するなら有権者への裏切りにはなりません。

これまで菅氏の一挙手一投足にケチをつけまくって菅降ろしのお先鋒をかつぎまくってたくせに今になって二年で三回目の交代云々等と騒いでいる自称メディアの言の矛盾には呆れますが、これまで再三にわたってブログ等で述べているように、この首相交替に何の必然性もありませんでした。そしてその弊害は極めて大きい。日本以外の諸外国はすべからく首傾げてるでしょう。
しかしながらそのなかからメリットをあげるとするなら2点あります。
ひとつは菅氏が、到底理不尽なものも含め、震災以降の政府への批判という全ての泥をかぶって退場されたことです。菅氏はもともと総理の器ではありませんでしたが、それを差し引いても期待値が高すぎた点は同情に値します。
特に原発事故に関してはシステム破綻後に人間に出来ることは極めて限られているにもかかわらず、蒙昧なメディアその他によって”スーパーマン”になることを強要された点は気の毒ですらあります。冷静に考えればそんなものを期待するほうが間違っているのは歴然です。後日その点は徹底的に検証されるべきでしょう。

今ひとつは、野田氏と今後の復旧等についての期待値が低いことです。
遅まきながら、半年を経て、復旧復興も経済の建て直しも原発収束も一朝一夕にはならないと言う認識がようやく世間にも浸透しつつあります−−−ま、もっと早く共有されるべきだったのは言うまでもありませんがね。
そして、野田氏自身、決して知名度や人気が高いわけでもなく、根拠のない期待をもたれていない点は、野田氏就任の最大の利点と言ってもいいと思います。
今必要とされるのは間違いなくクールでスマートな政治なんかではなく、どじょう政治です。

野田氏「尊敬できる政治家はいない。」

貴方自身が、その「尊敬される政治家」になってください。
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2011年8月28日 18時55分
民主代表選
 
前回代表選の時にもブログで言及しましたが、前回・今回の代表選で最も重要なことは誰が選ばれるか、ではありません。代表選を転機として結束できるかどうかです。そしてその結束すら、単なる起点に過ぎない。そこからの議論・政策実行こそが政治です。
小沢氏は新首相に必要な資質を「経験と知識」と見ているようですが、私的には、先見性と説得力ですわ。
今の日本の状況は、様々な意味においてこれまで日本が直面したことのないような事態だからです。
また、日本のあらゆるシステムにおける制度疲労を抜本的に見直す必要もあると考えます。
もちろん状況に応じて最適解を模索する柔軟さがあれば経験も無駄にはならないでしょうが、生半な経験則は逆に大胆な解を縛る可能性もあることを心しておくべきだと思います。

私的に今回の首相交替はその必然性をどこにも見出せないものであり、したがって大きく踏み込むことは避けますが、各候補について一言だけ。

海江田氏…別に泣いたっていいと思いますわ。これだけの未曾有の事態ですもの、時には泣いたり取り乱したってそれほど不思議ではないと、同じ人間として私は思います。この方の場合、むしろ問題なのは、安易に辞任を口にしたり、首相がああ言ったこうしたと恨み言を繰ってることでしょう。部下としてボスに花をもたせるくらいの度量があればあんな言動にはならないと思います。『逆命利君』(佐高信)の対極を地で行ってるわ、この方のやってることは。まぁ、この方に限ったことではありませんが。部下の弁えがないといことはおそらくボスのあるべき姿も見えてないんじゃないかしら。反対にあっても自らの主張を貫くようなホネもないでしょう。

野田氏…少なくとも私の見る限り、言っている事は筋が通っているし、思慮があり、政局ではなく政治を見つめているという点で、トップの器だと思う。問題点を的確に見極め、今自分が何を言いやるべきかが判断できる。国会は捩れてるし、判断能力があるそのことと実際にそれを実行に移せる行動力があるかどうかは、また別の問題ですが、大局に立って物事を考えることができる姿勢というのは国のトップに不可欠の資質です。この候補者のなかから誰かを推挙しろといわれたなら、私は野田氏を推します。

前原氏…岡田氏、枝野氏もそうですが、残念ながら首相の器じゃありませんわ。人気があるだけの、こんな”青い”人間が国のトップにつけば国の将来を誤ります。特に今のような政治状況において、”サラブレッド”は役に立ちません。

馬渕氏・鹿野氏…この両氏については、これまでその言動に触れる機会があまりなく、どのような言動をされてきた方なのか良く存じないので論評は避けますが、馬渕氏の言う、自律的な判断で首相を選ぶべきというのは同感です。馬渕氏は体力がありそうなところもセールスポイントですね。

樽底氏…代表選に出るべきでした。前回代表選まで全く存じなかったのですが、その際の弁舌には確かに相応の支持を集めるだけのものがありました。メディアや世論との距離のとり方もうまい。今後次第の部分もありますが、国のトップとしての素養はかいま見えました。

選ぶにあたっては各候補が、その言論とあわせ、震災以降何をやってきたのかについても諮られるべきでしょうね。

繰り返しになりますが、誰が勝つか負けるかはさして重要ではありません。今日本に一番必要な人材を選び、その首相のもと、結束できるかどうかが最も重要です。
せめて今回ぐらいは、人気者探しや勝ち馬探しではない選挙にしなければなりません。それができなければ民主も日本も沈みます。
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