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くる天
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TALES OF  NIGHTINGALE
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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2011年6月13日 19時51分
日本でも原発存廃を問う国民投票を
 
イタリアで今、原発存廃を問う国民投票が行われていますが、日本では原発の存廃について、選挙を通じて実質的に意思表示ができるのは原発所在地のせいぜい都道府県レベルであるのが実情です。原発のシステムが一旦破綻すればその影響が所在県という狭い地域に限定されないことは福島第一の現状が示すとおりです。また、所在地以外の人々が原発について意思を示す手段すらないような状況は、利権組の跋扈を許しやすい側面もあると考えます。

これだけ重篤な事故をおこしても、問題が取り上げられなくなれば、またぞろ利権組が息を吹き返さない保証はどこにもありません。事実、これだけ取りざたされている最中でさえ、そこに一歩踏み込まんとした現総理に対する、血眼といえるほどの苛烈な退陣要求は、如何にその利権が強固であるかを如実に示す面を持つのではないでしょうか。

逆に言えば、これだけ利権組から敵対視されるということは、少なくとも現総理はそれら利権とは距離があるというこれ以上の証拠はないということなのですが、世論は完全にそこを取り違えていると思います。交替は、より利権寄りの政治を招聘しかねないという意味で、国民の利益に反するものではないでしょうか。

政権が、利権組の報復を恐れてなすべき判断ができない状態を打破しなければ、真に国民のための政治にはなりません。そのためにも、国民一人ひとりが意思表示できる機会を設けるべきだと思います。
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2011年6月12日 16時58分
安藤とキム
 
安藤とキム、ワールドの軍配は安藤に上がりましたが、安藤についてはシーズン当初、白靴安藤に本気を予感した私ですが、見事地に足のついた戦略で頂点に立ちました。今季の勝因はやはりプロが非常に戦略性に富んでいたことと、何よりもメンタルが安定していたことでしょう。浅田と明暗を分けた感じですが、ただ、私的には、彼女には相手のミス待ちじゃなくてFPは是非3−3を入れてGPFのように最後にガッツポーズが出るような演技をしてほしかった!私がモロゾフなら跳ばせてますけど、石橋モロゾフならやっぱりこの選択になるだろうなぁ…まぁ、正しいのは正しいんですけどね…。今度はキムがどんな演技をしようとぶっちぎるような女王演技を期待したいものです。
さて一方のキムですが、こちらもショートの失敗にもかかわらず、フリーで当たり前のように3−3を入れてきて、これをはずすくらいなら現役止めるわよ、くらいの意地とプライドは感じました。何と言っても本人は言わずもがなですが、アンチ部隊の皆様も含め誰もキムが3−3をはずすと発想すらしないところがすごい!(笑)
フリーは本当に特徴のない『アリラン』だったのでそう思うのかも知れませんが、ジャンプの配置なんかでも、どうしてもガーシュインとダブる部分があって、といっても完成度がまるで違うのでこのスコアにはなりましたが、冒頭のコンビ、かなり強引でベストのジャンプにはほど遠いものでした。まぁ、キムでなかったらセカンドの3はとてもつけられなかっただろうと思えるようなジャンプでしたが、ショートで失敗しても逃げることなくフリーでも3−3を入れてきたところはさすがだし、確かキムは元来エッジが苦手だったと記憶しているのですが、失敗したとはいえ、そのエッジのコンビを入れてきたのにはびっくりしました。逃げに入らないその姿勢は評価したいと思います。 敗れたりと言えどあっぱれな横綱相撲でした。
やっぱり私は3−3をはずすキムなんか見たくない。キム自身も3−3をはずすプロなんか組まない、くらいの気概でこれからも勝負してもらえたらいいなぁ…。
これからも、思わず反感を買ってしまうほど(笑)、「美しき傲慢」でいてください。
このコーチはどうなのかなぁ…。一見した限りではなんか主導権はキムにあるような感じですけど…。まぁキムは自律性があるので後からついていくタイプのコーチでも大丈夫だとは思いますが…コーチを代えたメリットが見えてこなかった。
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2011年6月12日 15時43分
クライストチャーチからの報告
 
昨日NHKラジオ(地球ラジオ)で2月に地震のあったクライストチャーチ在住の方の話があったが、その方の話によると、現地では、未だにまだ仮設やキャンピングカーで生活されている方もおられ、完全に街が復興するまでは十数年(数十年だったかも)かかるだろうとのことだった。

決してクライストチャーチの地震を過小視するものではないが、街がまるごと消失するような壊滅的な被害までをも伴う東北大震災は、全体としてみれば倒壊したビルのほうがむしろ少数だった彼の地の地震と比べて、その被害の甚大さはおそらく比較にならない。その地にあってさえ、復興はこの有様だ。
しかし、その地で首相交替論が沸き起こっただとか、政界再編が行われたという話は聞かない。

阪神大震災クラスが数ダースまとめておこったようなこれほどの大災害がどうして三ヶ月で収拾可能と考えるのか、私には理解できない。しかも東北は悪夢のような原発事故のおまけ付きだ。

それだけでも今回の政変劇が如何に実情を無視した異常な暴挙であるか分かろうというものである。早速ポスト菅や退陣のタイミング一色報道をして省みるところのない○国新聞社のようにこれを何の問題意識もなく規定路線として報道するメディアも、そしてそれに追随する世論もまた、同様である。

今この時期にトップのすげ替えを模索するということは、事態が好転する可能性を持つ一方で、当然ながら、今より状況が悪化するリスクをも同時に負うということである。しかしながら、この二週間、根拠なき好転を前提にした話について語られることはあっても、他方リスクについての話を聞いたことがないのはどういうことなのか。原発における「想定外の事態なんて有り得ない」を起点とする事故以前の異常なまでの楽観論とオーバーラップするのは私だけか。

むしろ、ここにきて風雲急の如く目の色を変えてこれほどまでに菅降ろしに躍起になることを見れば、浜岡停止等、主に自民を中心とする原発利権組がその利権取り崩しへの危機感から暴挙に走っているの感があることは否めない。地下原発を嗜好する鳩山氏が一枚噛んでいたこともそう考えれば説明がつく。

要するに今回の政局は、菅総理の対応云々というよりも、東電から連なる自らの原発利権を如何に守るか、あるいは、故なき楽観論に無条件に立脚し、この国難すらも党利党略の糧にしようという意図しか感じられないが、でないのであれば、この時期に降って沸いたように首相交替をいう人々が何を以って三ヶ月で収拾ができたはずだと考えるのか、その根拠を是非とも伺いたい。
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2011年6月11日 14時13分
原発事故対応
 
昨晩のニュースを見る限りでは、野田大臣をはじめ、民主の議員の皆様もだいぶ頭が冷えたようでよかったです。
党利党略や派閥政治という、国民の意思や利益と何の関係もないところでの議論に終始している政治からの脱却が政権交代の一つの大きな目的だったはずです。右舷前方に大穴を開けて傾いてる船の上で船長の資質を取りざたしたり、これを交替することは、今最もやってはいけないことです。謝罪されているので一言だけに留めますが、鳩山氏も首相まで務めた者が公衆の面前で同僚議員をペテン呼ばわりすべきではありません。自民の挑発に乗せられることなく、その調子で粛々と本分を果たしてほしいと思います。

原発事故対応は機転も勿論必要ですが、忍耐の一言に尽きます。一旦事故が起こってしまえば、”軽微な事故”で留めることがほとんど不可能なのが原子力に関わる事故です。起こればまずシビアアクシデントを避けられない運命にあるのが原発事故というものでしょう。
短期収束できるに越したことはありませんが、そんな希望的観測は捨てるべきです。数十年、場合によっては百年単位での対応を覚悟してかかるべきでしょう。たかだか三ヶ月で業を煮やして首相交替なんていう集団ヒステリー起こしてる場合ではありませんわ。

ところで昨晩、NHKニュース7の今週のV見てたら(このごろ多忙で録画視聴…)、

国民新党・亀井静香氏「国を救うという情熱なき大連立は早晩頓挫する」

先日も言及しましたけど、全くの同感ですわ。
大局観てものにまるで欠けてる頭でっかちのインテリ議員の皆様のために、それもっと早く言ってあげて、静香ちゃん。
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2011年6月9日 19時57分
罪深き「厚顔」
 
そもそも原発事故がこれほど深刻化した原因は、現政権の初動を含む事故対応にあるというよりは、一党長期政権をいいことに、たとえそこに理あろうと、原発の安全性に異を唱える者を、ことごとく排斥し、地震列島に原発を立て続け、まともな危機管理もなさずにこのような杜撰な状況で放置し続けた自民党歴代政権に因る部分がはるかに大きい。

そのことを考慮すれば、原発事故の責任は、自民・民主の共同責任どころか、自民の責任に帰する比率がはるかに大きいのであって、率先して東電とともに事故対応に取り組まなければならないのはむしろ自民党である。にもかかわらず元凶とも言える原子力推進は丸ごと棚にあげて、自らは何の咎も無いかのごとく、ほとんど長期自民の尻拭いとも言えるような災禍の対応をやむなくされている現政権・現首相の糾弾に終始するのはどういうことなのか。
まさに厚顔の一言に尽きる。

民主にも無論反省すべき点はあるだろう。しかし、内省があるという一点において、これを全く持たない自民よりはるかにましだと考える。
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2011年6月8日 19時49分
復興の妨げになるもの
 
大連立を模索する人々が何を理由に現総理を不適格としているのか、辞めるべき辞めるべきと大合唱するだけで、客観的な検証に耐えるような理由を述べないままなので、それが如何なる理由によるものであるかも分からないし、従ってその蓋然性についての検証もなされないままだが、そこにどのような理由があったにせよ、今回の政局ほど復興や原発対応の支障になるものが他にないことだけは疑いの余地がない。

今回の政局に関しては、与野党問わず責任があるが、少なくとも現政府は事あるごとに野党の協力を請うていたはずだ。しかるに自民を始めとする野党は、震災対策さえ政治の駆け引きの具にして、政府の足を引っ張る一方で、それゆえ身動きのとれなくなっている政権をあげつらって震災対応がなってないなどと批判するなどはまさに自作自演とでもいうべき茶番だろう。

誰が首相であったとしても今回の震災対応が三ヶ月で収拾出来るとは到底思えない。また誰が首相であろうと、議員各員、やろうと思えば震災復興のためにできることはいくらでもあるはずだ。
首相を引きずり降ろさんとするそのエネルギーを震災復興に全力傾注したらどうなのか。
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2011年6月7日 19時55分
三ヶ月での収拾
 
大連立になったからといって事がスムーズに運ぶ保証はどこにもない。むしろ、 曲がりになりにもトップが一本化している今より船頭多くしてに、なりかねない。前原氏や岡田氏が呉越同舟を操舵できるとも思えないし、存命歴代首相の御用聞きに成り果てている谷垣氏に自律的で革新的な決定を期待すべくもない。むしろ明確なヴィジョンを打ち出すわけでもないなかで、大連立を模索すれば、今以上の混迷を呈しても少しも不思議ではないと思っているが、声高に菅降ろしを叫ぶ方々は、菅総理ではらちがあかないと言ってあの大震災から三ヶ月で菅氏を降ろしたのだから、これらの人々も菅氏が交替した暁には、当然その時点から三ヶ月で事態を収束させるべきである。
個人的には発生直後の三ヶ月と、三ヶ月経過後の三ヶ月は、その濃度は比較にならないくらい直後のほうが高いと思うので、菅総理が三ヶ月なら、それに相応するのは二ヶ月でも一ヶ月半でもおかしくはないと思わなくもないが、とりあえず首相退陣後の三ヶ月の期限を区切ってそれまでに速やかに原発事故ならびに被災者支援他を収拾できなかったならば、今回同様、即刻他の内閣に交替するくらいの覚悟はあってしかるべきだ。
万一にも、菅総理はその対応の詳細をろくに吟味することもなく問答言動で三ヶ月で引きずり降ろし、自らはその期間内に事態の収拾が図れないにもかかわらず、これを経過しても政権にしがみつくということになれば、明確な言動の矛盾であり、彼ら自身の言を借りれば、それこそ詐欺でありペテンということになろう。

私はこれまで何度も述べているように、たった三ヶ月でこの事態を収拾させることはどんな有能な人物にも不可能であると考えているが、今、性急に菅氏の退陣を言う人々は、菅氏でなかったならこれが可能だったとの主張のもとに行動しているわけなのだから、その主張が正しかったことを証明するためにも、首相交替後、あるいは大連立樹立後三ヵ月を以って、遅滞なく、事態の収拾をやり遂げてしかるべきである。
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2011年6月6日 19時57分
退陣と大連立
 
今日もポスト菅や退陣時期について、メディアはかますびしい。
菅氏の早期退陣を求める人々が、焦りにも似た性急さで首相のすげ替えを画策するのとは裏腹に、何故菅首相が退陣しなければ大連立が組めないのか、の必然性は見えてこない。

大連立は、国政への批判が高まったゆえではなく、首相が谷垣氏に連立を呼びかけた、もっと早い時期に行ってしかるべきものだった。

「震災対応に全力であたる新しい体制をつくるためにも首相には一刻も早く辞めてもらいたい」
とは自民石原幹事長の言であるが、今の政府が全力で震災対応にあたっていなかったわけでは無論ない。そして、その「新しい体制」の中身が語られることはない。
あたかもパッケージを代えれば中身までが違って見えるだろうという幻想に取り憑かれているようにすらみえる。


一体菅氏のどんな対応を以って問題としているのか。

そして、「新しい体制」は、現政権とどこがどのように違うのか。

そもそも首相退陣は首相の専権事項であるにもかかわらず、気に食わない以上の理由があまり見出せないなかで、引き摺り下ろすような真似が許されるのか。

最も基本的なエネルギー政策にはどのような方針で臨むつもりなのか。


これらへの言及はなく、ただ辞めるか辞めないか、あるいは後は誰になるか、それだけに終始しているのが、日本の政治であり、言論である。
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2011年6月5日 17時30分
総理の退陣時期
 
菅総理が退陣を表明してから、その時期についてさかんに取りざたされていますが、一刻も早く辞めろだの一ヶ月以内に辞めろだのと言っている方々は何を根拠にそう主張されるのでしょう?

鳩山氏、いつ辞めるかは、総理自身の専権事項であり、鳩山氏にそれを強制する資格はどこにもありません。そもそも普天間その他の対応でまごつき、それがために政権への支持を失い、菅総理の登壇を招いたのは、他ならぬ貴方ではありませんか。
一ヶ月で目途が立つというなら貴方が責任をもってそのお膳立てをすべきです。鳩山氏のみならず今回の不信任案動議に加担した議員の方々は、この非常時にそんなことしかできないのなら今すぐ作業服に着替えてガレキの撤去に従事すべきです。

不信任案が持ち上がって以来、ずっと気になっているのは、菅降ろしを言う方々は、総理さえ交代すれば全てが丸く収まるかのごとくの幻想を振りまくだけでそれ以降のビジョンを全く提示しないこと、そして、鳩山氏に関しては、地下原発等、未だ原発への依存を全く省みていないように見えることです。
もしそこに、仮に東電を初めとする原発利権からの働きかけに応じたそれら救済の意図があるのなら、まさに今回の動議は、国民のためでなく原発利権あるいは東電のための行動ということになるでしょう。
鳩山氏にしろ谷垣氏にしろ、菅氏の交代を言うのであれば、今後どのような対応をとるつもりなのか、特にエネルギー政策についてどのような立場をとるのか、きちんと明示すべきです。

そして小沢氏。
昨夏、本ブログで「民主党代表選が問うもの」にも書いたように私は先の代表選で貴方が代表になるべきだと思っていたほど貴方の「豪腕」には期待するものがありました。それだけに今回の貴方の行動には本当に失望を禁じえませんでした。
代表選において、仮想敵として代表選で貴方を踏み台にし、また事あるごとに反小沢をアピールすることによって命脈を得てきた菅氏の手法は決して褒められたものではありませんし、それに対する貴方の禍根も私は理解できます。しかしながら、今回ほど貴方が自らの言葉どおり「一兵卒」として政権を支えなければならない時はほかにありませんでした。

遺恨だの何だのそんなことを言っている場合ではない。一刻も早く東北をどうにかしなくてはならない。

もしそういう思いで事にあたっていれば、今後は、井戸の中からではなく、世間から貴方を推す声ももっと幅広く上がったことでしょう。メディアのいかな皮相な報道をしようと、これに踊らされることなく冷静に物事を見極めんとする人間は必ずいます。
かろうじて分裂を免れた今、今度こそ党内融和を図り先頭に立って挙党一致を呼びかけるべきです。「 百術は一誠にしかず」という貴方の座右の銘に今度こそ貴方自ら背くべきではありません。貴方にその度量があるかないかによって貴方のみならず民主党の命運が決まります。

退陣に言及した菅総理ですが、機先を制し、混乱を最小限に抑えたと言う意味では最善の選択だったと思います。が、少なくとも訪米までは総理を続けるべきだと私は思います。
何故なら、これまでの震災及び原発事故の経緯ならびに今後の展望について説得力ある説明ができるのは、実際に対応に当たった現総理をおいて他にないからです。
退陣表明した首相に外交は任せられない、という声もあるようですが、この間まで、首相がコロコロ変われば国の信用を失う、と言っていたのを都合よく忘れたとしか思えません。

震災処理に遅滞が生じたならば、それは、政権与党あるいはひとり総理だけの責任ではなく、今国政の場にある全ての議員の責任であることを自覚すべきです。

アメリカでは、民主でもない共和でもないアメリカだ、と言って共感
を得たオバマ氏が大統領になりました。今ほど日本の国会議員全員がこの理念を噛み締めなければならない時はないでしょう。
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2011年6月3日 20時5分
言論と行動の矛盾
 
山本一太議員、彼の今日の国会論戦を全て聞いたわけではないので、誤解等あればご指摘いただきたいが、

山本議員「(大震災以来)三ヶ月間、(不信任案を)我慢しました。」

もしも本気で三ヶ月でこの大震災を速やかに収拾することができると考えてるのなら、首相の資質を問う前に、まずはその現実離れした感覚を問題にすべきだろう。
別に彼に限ったことではないが、この議員に関しては常に論敵の言葉尻を捉え、如何にそれを針小棒大に騒ぎ立てるかしか頭に無いという印象が否めないが、首相を如何に引きずり降ろすかしか頭にない自民党においてはこういった狂言師的役回りに徹することができる人材が重宝がられるのだろう。
物事の重要度の序列が全く理解できないにもかかわらず、あるいはそれゆえに議論を混ぜ返すしかできないという意味では、百害あって利なき存在ではある。

彼に限らず内閣不信任案に呼応した議員各位は、震災対策が喫緊だ喫緊だと言っているその一方で不信任案を提出するということは、つまり自らの言葉とは裏腹に、そんなことを動議できるくらいには喫緊ではないと実は考えている、ということになる。言動が全く矛盾しているということである。
首相の一挙手一投足を取り上げる一方で、その自己矛盾について言及することが一度としてないのはどういうことなのか。
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