まもなく破綻する米国債を肥らせることに協力するG7 | |
2011年8月8日 22時55分の記事 | |
インチキ格付け会社のS&Pが米国債の格付けを1ランクさげたことを受けて、早速、東京市場が開く前の早朝にG7(財務大臣、中央銀行総裁)の電話会議が開かれ、1ランク下がった米国債の信認と急激な為替変動に対応することを確認したとのことですが・・・・・
さて、誰が声を掛けたのでしょうか。やはり、辞めたいと言っていたが、オバマ大統領に説得されて留任することになったガイトナーUSA財務大臣でしょうか。 いずれにしても、1格付け会社、しかも、中身が解れば、誰が見ても破綻間違い無しのサブプライムローンが破綻するまで「AAA」の格付けをしていたインチキ格付け会社のS&Pに先進7ケ国の財務大臣および中央銀行総裁が振り回される。 異常ですね。ほんとに狂っています。 それとも、S&Pの格付けとその影響力にほんとに危機感をもっているのでしょうか。私には、またシナリオに沿った大芝居を演じているように見えます。今後米国債は売らないし買わないといった中国の姿勢が一番まともに見えますよ。 世界のどなたか、ハッカーの方とかサイバーテロを担当されてる方でもいいです、ちょっと時間を空けて、是非、「格付け会社を正しく格付けする」サイトを作ってもらいたいものです。どうでしょうか。「ツルウーリークス」とか「リアリーリークス」とかの名称で、面白くなると思いますよ。 「えぅ?・・・私ですか?、私はブログに投稿するのが精一杯ですので遠慮させていただきます。」 ところで、あなたなら米国債の格付けをどのランクに判定されますか。 以下、S&Pの長期発行体の判定基準(ウィキーリークスより転載)を参考に判定して下さい。 発行体格付け [編集] 長期発行体格付け [編集] ·AAA:債務を履行する能力は極めて高い。スタンダード&プアーズの最上位の発行体格付け。 ·AA:債務を履行する能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。 ·A:債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。 ·BBB:債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。 「BB」、「B」、「CCC」、「CC」に格付けされた発行体は投機的要素が強いと見なされる。この中で「BB」は投機的要素が最も低く、「CC」は投機的要素が最も高いことを示す。これらの発行体は、ある程度の質と債権者保護の要素を備えている場合もあるが、その効果は、不確実性の大きさや事業環境悪化に対する脆弱さに打ち消されてしまう可能性がある。 ·BB:より低い格付けの発行体ほど脆弱ではないが、事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有しており、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。 ·B:現時点では債務を履行する能力を有しているが、「BB」に格付けされた発行体よりも脆弱である。事業環境、財務状況、または経済状況が悪化した場合には債務を履行する能力や意思が損なわれ易い。 ·CCC:債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存している。 ·CC:債務者は現時点で非常に脆弱である。 ·プラス記号 (+) とマイナス記号 (-) :「AA」から「CCC」までの格付けには、プラス記号またはマイナス記号が付されることがあり、それぞれ、各カテゴリーの中での相対的な強さを表す。 ·R:財務上の問題が理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。規制当局の監督下にある間は、当局が特定の種類の債務について他の債務より支払いを優先させる権限を持つことがある。 ·SDおよびD:債務の少なくとも一部(格付けの有無を問わない)が予定期日に履行されなかったことを示す。「D」は、債務者が全面的に債務不履行に陥り、全て、または実質的に全ての債務について期日に支払を行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者がある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行としたものの、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。 ·N.R.:当該発行体が格付けされていないことを示す。 いかがでしたか、現在の米国債の判定は「BB」以下であることが解ったのでは無いでしょうか。 ちなみに、私の判定、米国債は「CCC」、日本国債は「BBB」です。 | |
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