大崩壊へ突き進む世界金融 | |
2011年9月7日 21時27分の記事 | |
キーワードは、中央銀行、通貨、国債、金融機関の毀損とCDS(金融核兵器)
2007年6月のサブプライムローン問題から始まった一連の金融恐慌 この度の金融恐慌は、まず金融機関が発行した担保付証券やその証券などを複雑に組み合わせCDSを付加した証券がサブプライムローンの不履行で毀損したことから始まりました。 そして、金融機関救済の名目により各国が国債を増発し金融機関を助けました。 それにより各国の財政が毀損しました。 そして、国の国債を引き受けた各中央銀行のバランスシートが毀損しました。 その結果、世界の金融機関は正常に運営できているでしょうか? 今、世界の金融機関はリストラの嵐が吹き荒れています。 今後4年間の長期資金調達の見込みは1年前の見込みから85%カットの見込みになりました。 この4年間の世界の金融機関救済および経済対策資金投入額は推計600兆円〜700兆円。 そのほぼ同額が世界の金融機関の内部に未処理のまま留保されています。 合計1200兆円〜1400兆円。そのお金はどこへ行ったのでしょうか? 世界の金融機関は益々不安定になり、世界経済も下降局面に入り、失業率の改善もなされていません。 いったい、どこに消えたのでしょうか? そのお金は破綻から得られる債務不履行保険(CDS)の弁済となり、投資銀行のトンネル会社であるSIV経由でどこかに消えてしまいました。 もうお解かりでしょう。世界支配層の懐に消えてしまいました。 そして、世界で最も信用されているスイス中央銀行がスイスフラン防衛の為に将来必ず毀損する米ドル、ユーロ、ポンド、円などの無制限の買い入れを始めました。 スイスフランお前もか?・・・ カナダドル、豪ドルはどうなるのでしょうか? いずれにしても、世界の金融は着実に崩壊への道を突き進んでいるようです。 以下、ブルームバーグニュースより 世界の銀行業界:今後4年の資金需要見通し、大幅下方修正−IIF 9月6日(ブルームバーグ):世界の銀行業界を代表する国際金融協会(IIF)は、金融機関による今後4年間の長期資金調達についての需要見通しを85%引き下げた。新たな流動性規制導入の先送りや融資減少が背景だ。 IIFがワシントンで6日発表したリポートによれば、世界の銀行は2015年末までに長期債8160億ドル(約63兆円)を発行する必要が生じる見込み。2010年6月時点の見通しは5兆4000億ドルだった。 バーゼル銀行監督委員会は長期流動性基準の導入を2018年まで遅らせた。IIFのチャールズ・ダラーラ専務理事は同日の記者会見で、世界の監督当局は新たな規制が景気回復を足踏みさせないようにすることを確実にする必要があると指摘した。 -- With assistance from Rebecca Christie in Brussels.Editors: Peter Eichenbaum, Dan Reichl 記事に関する記者への問い合わせ先:Yalman Onaran in New York at yonaran@bloomberg.net or on Twitter at @Yalman_BN;Clea Benson in Washington at cbenson@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先:Rick Green at rgreen18@bloomberg.net;Lawrence Roberts at +1-202-624-1985 orlroberts13@bloomberg.net 更新日時: 2011/09/07 14:25 JST 独CSU党首:ギリシャのユーロからの離脱あり得る−ビルト紙 9月7日(ブルームバーグ):ドイツのキリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首はギリシャのユーロからの離脱があり得ると述べた、と独紙ビルトが伝えた。インタビューを引用している。CSUはメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の連立相手。 同氏はビルト紙に対し、「私はその可能性を否定しないが、選択された支援と財政赤字削減努力が成功すると確信している」と述べた。 記事についての記者への問い合わせ先:Frankfurt Allison Connolly aconnolly4@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:麗英二 Eiji Toshi etoshi@bloomberg.net 更新日時: 2011/09/07 14:30 JST スイス、「通貨戦争」の新たな口火切る−景気低迷で戦略シフト 9月7日(ブルームバーグ):スイスが世界を舞台にした「通貨戦争」の新たな口火を切った。国内経済の低迷が政策当局を景気刺激策の強化へと動かした。 スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は6日、1978年以来となるスイス・フランの相場に上限を設ける措置を発表。フランは先月、ユーロとドルに対し最高値を更新し、貿易に打撃となっていた。フランはロンドン時間同日午後5時15分(日本時間7日午前1時15分)現在、8.4%安の1ユーロ=1.203フランと、ユーロ導入後で最大の下落。 ユーロ圏の債務危機と米国のゼロ金利政策を受け欧米から資金が逃げ出し、ブラジルや日本が自国通貨の上昇に歯止めをかける取り組みをする中、スイスの新たな措置でノルウェーやスウェーデンが望まない自国通貨上昇にさらされる可能性がある。 フランスで今週末開かれる7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、内需の落ち込みに対応するため輸出に依存する政策当局間の対立が浮き彫りになることも予想される。 イグニス・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャーで、約1200億ドル(約9兆3000億円)相当の管理・運用に携わるスチュアート・トムソン氏(英グラスゴー在勤)は、「市場介入が大きく増えるだろう。大規模な市場操作がありそうだ」と述べた上で、「伝統的にセーフへイブン(安全な避難先)と捉えられている通貨の国は自国通貨安を目指している」と指摘した。 勝者のいないゲーム SNBは6日発表した声明で、ユーロが1ユーロ=1.20フランを上回る水準を維持するよう「無制限に外貨を購入する準備がある」と表明。SNBはこれまでもフラン売りや短期金融市場への流動性供給、ゼロ金利政策を通じフラン高抑制を図ってきたが、ユーロ圏や米国より安全で大きなリターンを求める投資資金の流入を阻止するには至らなかった。 英銀HSBCホールディングスの外国為替戦略グローバル責任者、デービッド・ブルーム氏は、ブラジルのマンテガ財務相が昨年「通貨戦争」と呼んだ状況の中で、こうした戦略シフトは他の中銀も自国通貨安競争に走る可能性を示していると分析。「今や政策金利がゼロ付近で、各中銀は自国通貨を最も安くするための為替政策にシフトした。誰も勝者になり得ないゲームだが、それは各中銀がこうした試みを続けないということを意味しない」と語った。 記事に関する記者への問い合わせ先:Simon Kennedy in London at skennedy4@bloomberg.net;Emma Charlton in London at echarlton1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling at cstirling1@bloomberg.net;Daniel Tilles at +44-20-7673-2649 or dtilles@bloomberg.net 更新日時: 2011/09/07 11:07 JST | |
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