CDSが不発でEU金融危機が収束しNWO計画が崩壊か? | |
2012年2月2日 22時39分の記事 | |
昨日、一昨日の記事で 「EU vs 英米金融戦争はEUの勝利?」、 「NWO(新世界秩序)計画の破綻が確定か?」 と書きました。 そして、その根拠は
EU財政統合の予想外の進展 ギリシャ債務削減の銀行団の妥協(ヘッジファンドは強行に反対している) メルケル首相の強気な態度 ギリシャ当局の解決の意欲(国民はユーロ離脱を望む方が多い) アメリカ、イスラエルの対イラン攻撃のトーンダウン アメリカのイラン原油輸入削減要請を無視する中国、インド 微妙な変化を表す日本、韓国 オバマ大統領が環太平洋との関係を最重要視との姿勢 アメリカ国内の不穏な動き アメリカ国民の銃保有の増加 胡錦濤主席と金正恩の東アジア共同体構想 などを上げました。 私は昨年末までに盛んにEU金融危機から始まる世界同時金融経済恐慌について何度も警告を発してきました。 最近では週刊誌や一般のマスコミでもその危機が報じられるようになりました。 しかし、そのような中でベンジャミン・フルフォードさんの有料レポートではネットでの裏情報とは異なった情報の提供が昨年10月ごろより発せられていました。 その主な点は 各国の健全度は財政収支よりも貿易収支で判断する。 2008年以降アメリカ国内で刷られたドルは海外で認められなくなった。 外国が持っているドルは金や商品バスケットの裏付を持たせ新しい基軸通貨に組み替える。 アメリカ国内は米国憲法による議会が管理する新通貨を発行すればよい。 FRBとECBがこのまま存続し続けることは数学的に不可能だ。 これまで真面目に働いてきた人々は博打金融から解放されて今までより豊かに暮らせるようになる。 これらの点をホワイトドラゴンは世界支配層Aや世界支配層Bに話し、交渉を続けている。 とのことです。 以後、これに関係する情報が毎回寄せられていました。 私は、このベンジャミン・フルフォードさんの情報はネットで得られる情報ともあまりに異なるので半信半疑でした。 しかし、世界の動きを注意深く見ていると、どうもベンジャミンさんが言われる方向に進んでいるように思われます。 特に今年に入ってその傾向が強くなっているように感じます。 ただ、ベンジャミンさんはECB、ユーロもダメだと言われていますが、そうなると、CDS(金融核爆弾)が破裂し世界同時金融経済大恐慌が発生してしまいます。 ですから、これは私の推測ですが、大筋でベンジャミンさんが言われる方向に進んでいる、ただし、EU金融問題、ユーロについてはソフトランディングさせ、仕掛けられているCDSは不発にするとの合意が成されているのでは と思います。 いずれにしても、ギリシャがハードデフォルトするのか、ソフトランディングで治まるのか、あと10日足らずで明らかになります。 しかし、危機回避を進めている方は手を緩めずにそのまま進めていただきたいと思います。 というのはアメリカと日本の関係は世界の流れの中で最も世界支配層Bの影響が強く、日本政府はご承知のように、その勢力の言うままに従います。 しかも、国際情勢の判断力が欠如しています。 ですので、世界的な流れは収束に向かったとしても、最後の足掻きの一撃を被る恐れがあります。 くれぐれも、ご用心怠り無く、最悪のリスクを想定して備えていただきたいと思います。 追記 大きな根拠を忘れていました。 先日、野田首相と温家宝首相が日中間の貿易決済は円と元で行うと合意したと発表されたことです。 この記事を見たとき私は「エッ」と思いました。 このようなドル外しを行うと発表すると、過去には、フセインとカダフィは殺されましたし、お酒に薬を入れられ酩酊会見をさせられたり、握手する手のひらに極小の毒針で脳梗塞になったり、拉致され東京湾の真ん中で逆さづりにされたりとの大きな危険があるのに思い切った発表をしたものだと思いました。 しかし、その後アメリカからの抗議は発表されていないようですし、野田首相も健在のようです。 今までの対アメリカとの関係ではあり得ないことです。 以下、参考記事 [北京 2日 ロイター] 中国の温家宝首相は2日、同国が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と7月に発足する予定の欧州安定メカニズム(ESM)への関与拡大を検討していることを明らかにした。北京訪問中のドイツのメルケル首相との共同記者会見で語った。 温首相は具体的な金額などには触れず、中国は依然としてEFSFとESMへの参加方法を検討中だと述べた。 また、ユーロ圏債務危機の解決が非常に重要と強調するとともに、中国はユーロの安定化に向けた欧州の取り組みを支持すると言明した。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K1XQ20120202 [アテネ 2日 ロイター] ギリシャ政府は2日、新たな救済策をめぐる国際社会との協議はおおむね終了したが、交渉がまとまるまでにはまだいくつかの課題を克服する必要があると明らかにした。政府報道官のPantelis Kapsis氏がMEGAテレビに語った。 同氏は「3つか4つの問題が残っている。交渉はおおむね完了した」と述べたうえで、問題として残っているポイントは、賃金、補完的年金、銀行の資本再編だと明らかにした。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K1WC20120202 フランス入札:国債79億6200万ユーロ発行、全年限で利回り低下 2月2日(ブルームバーグ):フランス政府は2日に国債入札を実施し、10年債56億9800万ユーロ(約5690億円)相当を発行した。 10年債(表面利率3%、2022年4月償還)の平均落札利回りは3.13%。1月5日の入札で2021年10月償還債の同利回りは3.29%だった。 この日の発行額は6年、8年、10年債を合わせて79億6200万ユーロ。利回りは全ての年限で低下した。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYRGKT07SXKX01.html スペイン入札:国債45億6000万ユーロ発行、目標上限上回る 2月2日(ブルームバーグ):スペイン政府は2日に国債入札を実施し、2015、16、17年償還債、計45億6000万ユーロ(約4560億円)相当を発行した。目標上限の45億ユーロを上回った。 2015年償還債の応札倍率は1.63倍。前回1月の入札時は1.8倍だった。16年償還債は3.57倍(前回は3.24倍)、17年償還債は2.7倍(昨年12月は2.69倍)。 平均落札利回りは16年償還債が3.455%(1月19日は4.021%)。入札前の流通市場での利回りは3.527%だった。 http://www.bloomberg.co.jp/article/2012-02-02/ao04GloWcYZI.html ドイツ銀:欧州周辺国ソブリン債リスク、11年末は36.7億ユーロに減少 記事をメールで送信 記事を印刷する 共有/ブックマーク Share Google チェック Twitter シェア 2月2日(ブルームバーグ):ドイツ銀行は2日、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド国債へのネットのエクスポージャーが2011年末に36億7300万ユーロ(約3680億円)に減少していたことを明らかにした。10年末は121億2000万ユーロ。ステファン・クラウス最高財務責任者(CFO)が述べた。 記事に関する記者への問い合わせ先: http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYRGQY1A1I4I01.html | |
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◆この記事へのコメント(投稿順) | ||
1. アポロン 2012年2月3日 18時39分 [返信する] ギリシャ問題はECB次第という側面もありますね ECBの損失が膨らめばユーロの存続に関わってくるので、結果ハードランディングになるのではと思っています
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