CDS保険支払資金をECBが大判振る舞い? | |
2012年3月1日 21時43分の記事 | |
まず、昨日の記事の関連として、今後、マイクロソフトがどう出てくるか懸念していましたが・・・ 今日の「News U.S.」さんでは マイクロソフト ウィンドウズ 8で全てのPCは監視される−恐ろしき情報管理社会の到来
http://www.news-us.jp/article/254928460.html 「米国Microsoftが今週初めに発表した新サービス「Windows Store」に関するドキュメントの中で、ユーザーのWindows 8搭載デバイスにインストールされたアプリを無効化、あるいは削除できる”キル・スイッチ(kill switch)”を使用する可能性が示されている。 簡単なコマンドでアプリを停止させたり、削除したりできることからキル・スイッチと呼ばれる同機能は、モバイル・アプリ・ストアではすでにお馴染みの存在だ。AppleやGoogleも、「iOS App Store」および「Android Market」から配信されているアプリに対してキル・スイッチを適用できる。 MicrosoftはWindows Storeの利用条項において、同社の裁量でキル・スイッチを発動させる意志を明確にした。」 とのことです。 これにより、今までオープンな情報拡散ツールとして期待されてきた、PC、OS、携帯端末、携帯電話のほとんどが世界市民側でなく、世界支配層側に組するようです。 完全にユーザーを管理し監視する敵になることを宣言しました。 彼らは、この30年間の情報拡散と情報共有での社会的情報価値を増す情報化社会への流れを覆し、情報の統合と管理と監視により世界支配体制に反対する組織や個人を排除する方向へ誘導しようとしています。 そして、「暗黒の情報管理社会」にしようとしています。 あとは、「リナックス」よ、お前もか!とならないように、「リナックス」に期待したいと思いますが、1984年に東大の坂村健さんが提唱した「トロン」、アメリカの横槍でパソコンのOSとしては潰されましたが、この際、大復活できないでしょうか。 ここまで情報機器・ツールが発展し普及した段階で、示し合わせたように世界のユーザーを裏切る彼らのやり方は、世界支配層の悪辣な手口そのものです。 彼らの企みを阻止するためにも「リナックス」と「トロン」に期待したいと思います。 話は変わりますが、ギリシャを選択的デフォルトにするかどうかの会議が今晩行われているようです。 これの結論により、ギリシャを選択的デフォルトと見なした場合はCDS(債務不履行保険)が発動されます。 それに備えるかのように、「ECBが29日実施した3年物の長期リファイナンシングオペ(公開市場操作、LTRO)には800の金融機関が応札。合計5295億ユーロ(約57兆3200億円)が供給され、ブルームバーグ調査の予想中央値(4700億ユーロ)を上回った。昨年12月に実施した初回LTROの応札額4890億ユーロと合わせると、供給額は1兆200億ユーロに達した。」 とのことです。 この3ケ月足らずで約110兆円をEUの各金融機関に供出したことになります。 これは、たとえギリシャがデフォルトしたとしてCDSの支払いが発生したり、各国債や社債などの格下げにより資産の劣化が生じても、EUの金融機関はほとんど潰れない体制が出来たことを意味します。 一方、アメリカはバーナンキFRB議長のバラまき「QE3」が期待されていましたが、バラ撒きはなかったようです。 ひょっとすると、例の16兆ドルのFRBによる欧米金融機関への不正融資事件にからんで出来なかったのかもしれません。 そして、このアメリカに変ってのEUのユーロバラ撒きの効果は一日しか持たなかったようで、市場は見切っているようです。 これにより、ECBの財務内容が劣化するのは間違いなく、結局、CDS保険の支払をすることで金融マフィアに資金を提供し、それによる打撃からEUの金融機関を助け、そして、ユーロの価値を下げ、ユーロ市民の財産を奪ったことに他なりません。 これらのことにより、最終的にはEU金融機関の統合、EU財政の統合に進むことになります。 そして、CDSの余波をアメリカへ投げ返したことになります。 これでは、世界支配層の計画通りにことが運んでいることになります。 銀河連合+ホワイトドラゴンによる金融マフィアの粛清は進んでいるようですが、まず金融の不正を押さえる戦法は正しいと思われますが、情報ツールの監視・管理体制への進行、市民側から見たEU金融危機問題の悪化など、まだまだ、世界支配層の取り締まり効果が出ていない情況となっています。 当分、これらの並行的な情況が続くものと思われ、時間との競争になりそうです。 明確な良い結果が出るまで、警戒を怠る事無くリスクに備えた状態を維持すべきだと思います。 以下、関連記事 ユンケル議長:ECB資金供給によるインフレリスクは抑制可能 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M06LQG6K50XS01.html 2月29日(ブルームバーグ):ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は29日、欧州中央銀行(ECB)は域内銀行向けの特別融資プログラムから生じ得るインフレリスクを抑制することが可能だとの認識を示した。 ユンケル議長はブリュッセルで開かれた欧州議会の委員会で、「実際にインフレの原因となり得る量について、ECBは金融システムから吸い上げることができるだろう」と語った。 ECBが29日実施した3年物の長期リファイナンシングオペ(公開市場操作、LTRO)には800の金融機関が応札。合計5295億ユーロ(約57兆3200億円)が供給され、ブルームバーグ調査の予想中央値(4700億ユーロ)を上回った。昨年12月に実施した初回LTROの応札額4890億ユーロと合わせると、供給額は1兆200億ユーロに達した。 原題:Juncker Says ECB Can Curb Inflation Risks From SpecialLending (抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル Jonathan Stearns jstearns2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jonathan Stearns jstearns2@bloomberg.net 更新日時: 2012/03/01 11:00 JST ビニスマギ氏:ECB3年物オペが銀行の自立阻害の恐れ−FT http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M06NDE6K50XS01.html 3月1日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のビニスマギ前理事は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に寄稿し、ECBの3年物資金供給オペについて、資金調達コストの安さがユーロ圏の銀行が自立のために必要な措置を取るのを妨げる「深刻な懸念」が生じると指摘した。 記事についての記者への問い合わせ先:London Blanche Gatt bgatt@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:麗英二 Eiji Toshi etoshi@bloomberg.net 更新日時: 2012/03/01 10:41 JST 転載終了 | |
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