くる天 |
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プロフィール |
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松原雄二 さん |
松原雄二のテニス技術解説 |
地域:神奈川県 |
性別:男性 |
ジャンル:スポーツ 球技 |
ブログの説明: プロのテニスを基本とした松原コーチ独自の理論により、テニス技術をやさしく解説し、指導する。 |
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自分のイメージを打つ |
[技術全般] |
2012年8月17日 15時39分の記事
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初心者は手で打つ 中級者は腕と上体で打つ 上級者は全身で打つ。
しかもボールそのものを打つのではないのだ。
全身で打つのは動きが大げさになるわけで そこにボールがなければ ただの空振りに終わる。
どうしたら、自分のフルスウィングの そこにボールが来るのだろうか?
今日は以前の記事の焼き直し 基本的な話なのでぜひ何度も読んでほしい。
無料の設定だ。
テニスではボールが動いている。
だから、インパクトの位置までボールを追っかけて それに向かって振ったら 必ず振り遅れる。
打点の位置にジャストインタイムで ラケットを合わせるためには 先回りして、ボールの動きを予測し 予測したタイミング 予測した位置に ラケットを振り出していく必要がある。

上級者は当然のように予測して打っているのだが 予測しているという意識は あまりないだろう。
本人の意識としては、しっかりボールを見ているつもり。 だが、本当は、ボールが観えていなければいけない。
ただ、見えているのとは違うのだ。
それまでの経験により このコート この風 この深さに この勢いとスピンなら
ここに来るはずだと しっかりボールが観えているのだ。
つまり無意識に予測しているのだが 本人は、よく見ているだけと思いがち。
その証拠に なれない左利きのスライスサーブ 見事にリターンをエラーする。
いつものクレーコートから ハードコートに移ると とたんに振り遅れる。
私は 自慢すると これらの対応が、2,3本で出来る。 1本目からOKという事もよくある。
このコツは、想像すること。
左利きのボールの飛行線をしっかりイメージし 心の中で打ってみる。
ハードコートのバウンドをイメージし 心の中で打ってみる。
暇があるなら ボールを想像し そのボールに向かって、2本くらい素振りしておく。
これでたいていOK。
元々、われわれは ボールを想像し、そのイメージを打っている。 ボールをよく観ているわけだ。
それを単に見ていると勘違いしているだけなのだ。
だから、いつもは慣れていない左利きのサーブ 観ないで、今度こそしっかり見てしまう。
しっかり見るために、対応が遅れ遅れモードにナリ 万事窮す。 何度も同じエラーを繰り返す。
解決法はさっきも言ったとおり ボールをしっかりイメージして そのイメージしたボールを打つ。

これを習慣づければ 新しい技術もたちどころに出来るようになる。
なれない相手にもたちどころに対応できる。
ただし、気をつけなければならないのは たちどころに出来るようになった、新しい技術 くせになったわけではないので 意識してイメージしなくては すぐに消える。
何度も練習して 頭の回路に焼付け くせにまでならないと 自分の技術とは言えない。
意識の上ではなく バックグランドでも実行できるようになって 初めて自分の技術なのだ。
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