くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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情報収集衛星光学6号機の打上げ成功は日本の安全保障に大きな進化と発展をもたらす!! |
[防衛] |
2018年3月1日 0時0分の記事
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いわゆる衛星画像は、1990年代までは「国家の極秘事項」でした。 現在は解像度50cmレベルまでの「民間販売」まで行われているご時世ですので、これだけを見ても世の中が大きく変化している証でしょう。
2月27日にJAXAが「H-IIAロケット38号機による情報収集衛星光学6号機の打上げ結果について」の題で次のように打ち上げ成功の発表を行いました。
『三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成30年2月27日13時34分00秒(日本標準時)に、情報収集衛星光学6号機を搭載したH-IIAロケット38号機(H-IIA・F38)を打ち上げました。
ロケットは計画どおり飛行し、情報収集衛星光学6号機を正常に分離した事を確認しました。 今回のH-IIAロケット38号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。』
打ち上げ成功を受けて、同日、安倍首相が次のようにコメントを発表しました。
『本日、種子島宇宙センターから、H−IIAロケット38号機が打ち上げられ、搭載していた情報収集衛星光学6号機は所定の軌道に投入されました。
政府としては、この光学6号機を含む情報収集衛星を最大限活用し、今後とも我が国の安全保障及び危機管理に万全を期す所存です。 平成30年2月27日 内閣総理大臣 安倍 晋三』
また、2月27日14時00分に産経ニュースが「【情報収集衛星】情報収集衛星の打ち上げ成功 約30センチの高解像度、北朝鮮の監視強化へ」の題で次のように伝えました。
『政府の情報収集衛星光学6号機を搭載したH2Aロケット38号機が27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。正常に機能すれば核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の監視強化に役立つ。
光学6号機は、設計上の寿命を超えて運用している4号機の後継となる衛星。デジタルカメラのようなセンサーを搭載し、日中の晴天時に地上を撮影する。
識別可能な物体の大きさを示す解像度は、車の種類が判別できる約30センチとみられ、約60センチとされる4号機の2倍に向上。運用中の5号機とほぼ同じで、高精細画像をより高頻度に撮影できるようになる。開発費は307億円、打ち上げ費用は109億円。
光学衛星の解像度は当初、米国の民間衛星を下回っていたが、5、6号機は同等の水準だ。高性能化は世界的に進んでおり、米偵察衛星の解像度は少なくとも約20センチに達している。
情報収集衛星は光学衛星と、夜間や曇りでも撮影できるレーダー衛星の各2基がそろうと、地上のどこでも1日1回撮影できる本格運用が可能になる。現在は光学2基、レーダー4基の計6基が稼働している。
近年は北朝鮮情勢の緊迫化に伴い、ミサイル関連など北の軍事施設の撮影回数が急増。政府関係者は「最近はフル活用している」と話す。
政府は情勢をより迅速に把握するため光学、レーダー衛星を各4基とし、画像データを中継する衛星2基も含め計10基体制の構築を目指す。時期は未定だが、実現すれば撮影頻度は半日に1回程度に増える。
画像は安全保障上の理由で原則として非公開だが、大規模災害時には画質を落として公開。最近では昨年7月の九州北部豪雨、先月に噴火した草津白根山の画像が公開された。 H2Aは32回連続の打ち上げ成功となり、成功率は97・3%に向上した。 ◇ ■情報収集衛星 内閣衛星情報センターが運用する監視衛星。平成10年の北朝鮮による弾道ミサイル「テポドン1号」発射を契機に導入された。デジタルカメラで撮影する光学衛星と、電波を使うレーダー衛星で構成。地球を南北に回る高度400〜600キロの極軌道を周回し、地球の自転により世界全域を撮影できる。設計寿命は5年。東日本大震災では津波浸水域の把握に活用された。』
衛星画像はその元画像撮影分解能と、解析技術がもっとも高度な技術を必要とする「心臓部」であると言われています。 そして、画像解析も最終的には人の経験や知見がモノを言う分野でもあり、米国ですらもワシントンの国防総省を定期的に「撮影」する事でその画像性能を解析判断する、とも言われています。
日本の情報衛星と呼称される「日の丸偵察衛星」はどの程度のものなのかは公表することが前提のWEBやブログには載せられませんが、かなり高度なレベルにある、とは申し上げておきましょう。
情報収集衛星光学6号機の打上げ成功は日本の安全保障に大きな進化と発展をもたらす!!
H2Aロケットの打ち上げ 出典:JAXA HP
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