くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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ジャンル:ニュース 世界情勢 |
ブログの説明: 日本の新生のための情報局です。日本の素晴らしさや世界の政治・経済・軍事・外交・技術等を独自のソースや分析でお伝えします。 P・ドラッカーの言われた「知りながら害をなさない」誠実さ、信頼をモットーにしております。 ☆定期購読月額1000円 |
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個人も企業も国家も信用第一!!日本の最大の切り札はミサイル防衛を中心とした自主防衛力強化だ!! |
[防衛] |
2019年12月30日 0時0分の記事
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20年前の1999年年末は「ミレニアム近し」として、コンピューターの2000年問題などと絡めて大きく世間も世界も騒いだものです。
その後に迎えたミレニアムの世紀は、既に20年が経過しようとしています。 皆様、振り返ってどうだったでしょうか。
冷戦体制が終結して混乱した1990年代がやっと終わった、と思ったら2001年9月11日の米国同時多発テロに代表される国際テロや国際犯罪、特攻テロ等の様々な凶悪犯罪が蔓延り、中国や北朝鮮等の独裁国家が台頭し世界に脅威をあたえています。
そのような中で何が大切か??
敢えて申し上げましょう。 そうです、個人も企業も国家も信用第一なのです!! その中でも揺るぎない安全を保障する安全保障体制が国家にとって一番大切なのです!!
12月28日19時00分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「防衛省、北の新型ミサイル対応で新迎撃システム開発へ」の題で「北とミサイル」の特集項目にて、次のように伝えました。
『防衛省は、北朝鮮などの弾道ミサイルの脅威が高まっていることを受け、新たな迎撃ミサイルシステムを開発する検討に入った。陸上自衛隊の03式中距離地対空誘導弾(中SAM)を改修し、弾道ミサイル迎撃能力を付与する研究を来年から始める。北朝鮮が開発している変則軌道で飛来する新型ミサイルなどに対応する性能を目指す。
複数の政府関係者が28日、明らかにした。完成すれば、海上自衛隊のイージス艦が発射する迎撃ミサイルSM3、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)に続く“第3”の迎撃システムとなり、防空体制が強化される。
中SAMは国産のミサイルシステムで、100キロメートル未満とされる射程を大幅に延伸した改良版が来年末から順次、陸自部隊に配備される。敵の戦闘機や巡航ミサイルを撃ち落とせるが、弾道ミサイルには対応しておらず、防衛省は弾道ミサイルを着弾間際に迎撃できるよう中SAM改良版の改修を進める。
具体的には、誘導弾(ミサイル本体)や射撃管制装置を改修し、敵の弾道ミサイルの軌道予測能力を高度化させることで、新型を含む弾道ミサイルへの対応を可能とする技術検証に着手する。迎撃範囲が数十キロメートルにとどまるPAC3に生じる隙間をカバーする役目も担わせる。開発期間は3年程度と見込まれる。
迎撃対象に想定するのは、北朝鮮がロシア製「イスカンデル」を基に今年開発した変則軌道の短距離弾道ミサイルだ。低空で飛来し、着弾前に再上昇するなど従来型と異なる複雑な軌道を描く。既存のSM3は高高度を標的とするため迎撃できず、PAC3も変則軌道への対応が難しいため、国防上の大きな懸念になっていた。
中国やロシアは「極超音速滑空ミサイル」を開発している。極超音速(マッハ5以上)で飛来し、軌道も複雑で、現在のミサイル防衛網の突破も可能とされる。このため中SAM改良版をベースに、敵ミサイルを捕捉するレーダーの高出力化など、さらなる高度な開発を7年程度かけて行う構想もある。
政府は北朝鮮による弾道ミサイル技術の急速高度化を「新たな脅威」と位置づけ、「総合ミサイル防空能力を高めていく」(河野太郎防衛相)と強調している。だが隙も多いだけに、03式中距離地対空誘導弾(中SAM)改良版を基にした新たな迎撃システムを開発し、多層的な防空体制の構築を目指す意義は大きい。
北朝鮮は今年5月以降、13回にわたり弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。日本政府は、このうち4回がロシアの「イスカンデル」に類似した変則軌道型だと分析している。
一般的な弾道ミサイルはボールを投げたときのような放物線を描き、短距離の場合の高度は100キロメートル程度になる。変則軌道型はその半分程度の低空で飛来し、最終段階で再上昇するなど複雑な軌道を描く。自衛隊幹部は「今の体制では撃ち落とすのは難しい。早急な体制強化が必要だ」と危機感を強める。』
従来は、冷戦時代を通じて核戦力を主体そした大陸間弾道弾(ICBM)はその名の通り、放物線上の弾道を描くミサイルでしたので、比較的対応や弾道弾着予測を計算しやすかった面がありましたが、低空を飛行する巡航ミサイルや、引用記事にもありましたロシアの「イスカンデル」、そして各国が開発競争を加速させている「超高速・超音速滑空ミサイル」や「変速・変則軌道型弾道ミサイル」は現時点の最新のミサイル防衛システムを以て対処しても、完璧な防衛を行うことは能力的にすらも困難です。 また、イージス艦システムやパトリオット(航空自衛隊ではペトリオットと呼ぶ)システムも米国製であり、現状では改良を重ね能力を向上させ続けた実績はあるものの、ハード、・ソフトの双方で改良が限界に達しています。 イージスシステムの新規開発や迎撃ミサイルの日米共同開発も進んではいますが。
更に、ロシアは自称・世界最速の新型弾道ミサイルを開発し、配備を開始しました。
同日09時14分に同メディアが「ロシア、極超音速兵器を初の実戦配備 「米のミサイル防衛(MD)突破可能」」の題で次のように伝えました。
『【モスクワ=小野田雄一】ロシアのショイグ国防相は27日、プーチン大統領に対し、極超音速兵器「アバンガルド」を搭載したミサイルが初の実戦配備に就いたと報告した。同日、露国防省が発表した。
アバンガルドは大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載される弾頭で、核兵器の運搬が可能。露国防省は、音速の20倍以上の速度で不規則に飛行し、米国のミサイル防衛(MD)システムを突破できるとしている。アバンガルドを搭載したミサイルは、露南部オレンブルクの部隊に配備されたという。
プーチン氏は24日、「極超音速兵器を保有するのは世界でロシアだけだ」などと誇示していた。
一方でロシアは、2021年に期限が切れる米露間の新戦略兵器削減条約(新START)の延長に米国が応じる場合、アバンガルドを条約の規制対象に含めることが可能だとも表明している。8月に中距離核戦力(INF)全廃条約が失効した中で新STARTも失効すれば、ロシアは米国との本格的な軍拡競争に直面する可能性がある。国力で劣るロシアには条約延長でそうした事態を避けたい思惑があるとみられる。』
こうした中で、日本の純国際地対空ミサイルシステムである、03式中距離地対空誘導弾(中SAM)改良版を基にした新たな迎撃システムを開発する意義とその能力向上は極めて大きな日本の自主防衛能力向上に寄与するものです!!
また、日本はJSF等の対地反撃・報復能力の向上も着実に推進しており、攻撃・防御双方の、一層の能力向上を進めなければなりません!! 国家の防衛や安全保障は最大の福祉なのですから!!
個人も企業も国家も信用第一!! 日本の最大の切り札はミサイル防衛を中心とした自主防衛力強化だ!! 国家の防衛や安全保障は最大の福祉なのですから!!
新たな迎撃システムの基礎となることになった03式中距離地対空誘導弾(中SAM)改良版 出典:令和2年度防衛省予算案
追伸:
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