くる天 |
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田中_jack さん |
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新型コロナウイルスへの効果が疑問視されている次亜塩素酸水の評価は宇宙ごみ同様に対策が遅れた問題!! |
[防衛] |
2020年6月13日 0時0分の記事
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世の中には、分かっていてもやめられない、わかっていても止められない問題というのは、案外多いものです。
例えば、喫煙、受動喫煙の問題。
今でこそ、禁煙、分煙などが厳しくなってきていますが、それでも公道等の公共の場での歩行喫煙や立ち喫煙が完全に撲滅した訳ではありませんよね。 (喫煙者、愛煙家の方にとっては耳に痛い話でしょうが)。
昨年年末頃から感染拡大が顕著に表面化した、中国発の武漢ウイルス・中国ウイルス・新型コロナウイルスによる新型肺炎感染への対策で、皮肉な事に、日本ではインフルエンザ等の感染が抑制された、という事実もあります。
これも、今まで感染症対策が遅れていた事の証明そのものでしょう。
さて、本題に入りましょう。
5月29日に経済産業省が「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第二弾)」の題で、「同時発表:(独)製品評価技術基盤機構」の形で次のように新型コロナウイルスへの効果が疑問視されている次亜塩素酸水を含め、次のように発表しました。
『(前略)
昨日5月28日、有識者による検討委員会(第4回)が開催され、塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)について、新型コロナウイルスに対して有効と判断されました。 これにより、有効と判断された界面活性剤は次の7種となりました。 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上) アルキルグリコシド(0.1%以上) アルキルアミンオキシド(0.05%以上) 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上) 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)【5月28日追加】 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)【5月28日追加】 ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
(中略)
問.「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」は同じものですか? 違うものです。 次亜塩素酸「ナトリウム」は、塩素系漂白剤などの主成分として用いられる、アルカリ性の物質で、従来から新型コロナウイルスの消毒に使われています。「次亜塩素酸水」は、電気分解などの手法で作られる酸性の液体で、新型コロナウイルスへの有効性については、現在検証中です。
問.「次亜塩素酸水」は、新型コロナウイルスに効果がないのですか? 「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスに対する効果については、検証試験が継続中であり、まだ結論は出ていません。 現在、効果の検証作業を、関係機関の協力を得て進めているところですが、塩素濃度や酸性度(pH)等の条件によって効果が変化しうるため、評価にあたっては、様々な条件での検証を行う必要があります。
今までのところ、新型コロナウイルスに対して一定の効果を示すデータも出ていますが※、5月29日現在、全体として有効性評価を行う上で十分なデータが集まっていないことから、委員会において、引き続き検証試験を実施することとされました。今後、早期に結論を得ることを目標に、検証作業を続けてまいります。 ※塩素濃度49ppm(pH5.0)で、20秒で感染力を1000分の1まで減少させた例がありました。
問.「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行っても良いのですか? 今回の有効性評価は、アルコール消毒液の代替となる身の回りの物品の消毒方法の評価が目的であり、空間噴霧は評価対象となっていません。 なお、「次亜塩素酸水」を消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、安全性ともに、メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと承知しています。メーカーが提供する情報、経済産業省サイトの「ファクトシート」などをよく吟味いただき、十分に検討を行っていただいた上で判断をお願いします。
問.「ファクトシート」は、経産省・NITEの見解として出されたものですか。 本資料は、新型コロナウイルスの消毒において期待される「次亜塩素酸水」について、その販売実態や空間噴霧をめぐる事実関係を、現時点までに得られた情報に基づいて経済産業省がまとめたものであり、経産省やNITEとして何らかの見解を示すものではありません。今後、新たな知見が得られれば随時修正を行って参ります。
問.新型コロナウイルスの消毒には、アルコール以外に何が使えますか? 石けんやハンドソープを用いた丁寧な手洗いで十分にウイルスを除去できます。 物品の消毒には、熱水(煮沸消毒)や塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)に加えて、家庭用洗剤などに含まれる一部の界面活性剤も有効であることが分かりました (以下略)』
筆者も本ブログで指摘させて頂いておりますが、次亜塩素酸水は、アルコール(エタノール)液や次亜塩素酸ナトリウム液に比べて取り扱いが面倒で、かつ不安定な物質である事が、更に有効性を「限定」しています。
この事実そのものは、化学や金属等の関係者や業界では、既に周知の事実なのです。
つまり、「次亜塩素酸水」の性能や評価など、その程度のものなのですが、最近の新型コロナウイルスへの感染拡大対策に、品薄になっているアルコール系消毒液への代替品としてもてはやされただけなのです。 ちなみに、防衛省・自衛隊では、次亜塩素酸水は有効性を評価しておらず、統合幕僚監部が作成した「新型コロナウイルスから皆さんを守るために」と題された公開配布資料にも一切記載されていません。
このような問題は、宇宙開発の障害になっている、いわゆるスペースデブリ、宇宙ごみも同様です。
6月11日19時11分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「レーザーで宇宙ごみを除去 世界初の衛星開発へ」の題で次のように伝えました。
『スカパーJSATや理化学研究所などは11日、宇宙ごみをレーザーで除去する世界初の人工衛星を開発すると発表した。2026年にも運用を開始し、宇宙関連の機関や企業などを対象に商業化を目指す。
宇宙ごみは使用済みの人工衛星やロケットの残骸で近年増加しており、大きさが1センチ以上のものは90万個を超える。高速で飛行し、人工衛星などに衝突して破壊する恐れがあり、宇宙空間を持続的に利用する上で脅威となっている。
開発するのは重さ数百キロ以下の小型衛星を想定。微弱な出力のレーザーを短時間ずつ繰り返し発射する。レーザーが当たると宇宙ごみが押されるように動き出す現象を利用し、徐々に高度を下げて大気圏に突入させて燃やす。
宇宙ごみの除去技術は近年注目されており、国内では川崎重工業やベンチャー企業の「アストロスケール」などが、他の方式で開発を進めている。
レーザーを使えば、宇宙ごみに直接触れる必要がないので衝突などの恐れが少なく、経済的でもあるといい、スカパーJSATの米倉英一社長は「宇宙ごみは海洋汚染と同じ環境問題だ」と開発の意義を強調した。』
正に、記事にある通り、宇宙ごみは海洋汚染と同様の、環境問題なのです!!
新型コロナウイルスへの効果が疑問視されている次亜塩素酸水の評価は宇宙ごみ同様に対策が遅れた問題!!
早急な対策や対応を!!
スペースデブリ、宇宙ごみを監視する、岡山県にあるレーダー(写真左)と光学望遠鏡(同右)の監視システムイメージ画像 出典:JAXA HP
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