くる天 |
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田中_jack さん |
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邦人等の輸送救出体制の充実の為にも防衛体制強化を!! |
[防衛] |
2024年10月9日 0時0分の記事
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既にスーダン等の紛争地域から数々の実績を積んでいる、日本の邦人等の輸送。
実は輸送機を、特に中型以上の輸送機を安定的に運用するには、そのバックに多大な人員や費用、そして訓練されたパイロットや整備員らの多くの努力と維持の器材や設備が欠かせません!!
勿論、輸送機を研究開発だけでなく製造・生産、維持するにも多大の努力と年月が必要です!!
10月4日、防衛省・自衛隊HPにより、「在レバノン共和国邦人等輸送の実施について」の次のように公開されました。
『(前略)
現下のレバノン情勢に鑑み、10月3日、外務大臣から、防衛大臣に対し、自衛隊法第84条の4に基づき、同国に滞在する邦人等の輸送について依頼がありました。これを受け、同日、防衛大臣から、在レバノン共和国の邦人等の輸送を実施することを命じました。
本命令を受け、ヨルダンで待機していた航空自衛隊のC−2輸送機は、本日(4日)、レバノンへ移動し、16名の邦人等(注)とともに、ヨルダンに到着しました。 (注)邦人11名及びその外国籍の御家族1名、並びにフランス人4名の計16名
航空自衛隊のC−2輸送機については、当面、必要な待機態勢を維持します。』
C−2は国産初の輸送機C−1の後継機で国産機です。
C−2については、10月6日9時42分に乗りものニュースがmsnにて、「「輸送機」だけど旅客機エコノミーよりイイ!? 中東へ向かった空自C-2の居心地 先代C-1と“雲泥の差”のワケ」の題で次のように解説しています。
『(前略)
2024年10月3日(木)、航空自衛隊の2機のC-2輸送機が、鳥取県の三保基地を離陸し、レバノン近隣のヨルダンとギリシャに向かいました。イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化するレバノンからの、邦人退避に備えた措置です。
(中略)
C-1の航続距離は空荷時で2400km、最大積載量8tを積載すると1500kmになります。ちなみに羽田空港から那覇空港までが1687kmですので、いかにも短いことが分かります。一方のC-2は空荷時で9800km、最大積載量36tでも4500km飛べます。三保基地からヨルダン(アンマン)までの飛行距離は約8600km、ギリシャ(アテネ)までは約9100kmですので、空荷であればノンストップで飛行可能です。
C-1が計画された1960年代は「日本再軍備」が警戒される時代で、輸送機を国産するというだけで国会の議論となる有様でした。そのため「他国の脅威にならない」という政治的配慮で航続距離はわざと短く設定、すなわち「C-1は日本国内のみで使う専守防衛用輸送機」となったわけです。
(中略)
一方のC-2は、時代が変わり海外派遣も任務となった現代の自衛隊用の輸送機といえます。巡航速度はマッハ0.8(約988km/h)であり、「空のハイウェー」である国際線航空路にものることができます。ノンストップの巡航速度で三保基地からヨルダンまでの所要時間は約8.7時間、ギリシャまでの所要時間は約9.2時間となります。
C-2は国際線仕様ということで、トイレ以外にも乗員仮眠用ベッドが2床、配食用にレンジと冷蔵庫、ドリンクマシン、旅客機と同じ構造のギャレーも備えられています。海外派遣任務の際、むやみに日本から食料を持ち込むと検疫などの問題も生じるそうで、派遣先でケータリングサービスを受けることが多いため、旅客機と同じギャレーの方が、使い勝手が良いそうです。
(中略)
C-2の機内はC-1とは少し雰囲気が違います。照明が多く壁面がベージュ色なこともあいまって機内は柔らかな明るさで、耳栓は必要ないレベルまで騒音も小さくなっています。座席は横向きですがC-1より座り心地は改善されています。
旅客機と大きく違うのは足元が広く圧迫感がないことで、安定高度巡航中は座席を立って体を動かすこともでき、「被輸送人員」でも窮屈なエコノミークラスよりは快適かもしれません。
(中略)
C-2が海外派遣にも使える能力を有することは、在外邦人にはとりわけ意味があります。政情不安な場所に置かれた日本人が、空港で日の丸が付いた輸送機を見てどんなに安心するか想像に難くありません。国として自国民を保護する意思を示す象徴なのです。』
輸送機のパイロットは戦闘機などの操縦経験者が優先的に配属されるそうですね。 それだけ、経験豊富でなければ、危険を伴う輸送任務はこなせないという事の裏返しでもあります。
予測不可能な紛争地等での邦人輸送や救出となれば、尚更でしょう。
一方、C−2輸送機のような中型以上の長距離飛行出来る輸送機を保有する事は、安全保障上の観点からも大きなプラスになります。
例えば米国製輸送機C−130シリーズのように、使い勝手が良ければ世界的に注目され、現在でも大きなヒット輸送機として輸出や使用され続ける事は、もの凄い、歴史的とも言える物心両面での後方支援への貢献になります。
更に、カーゴ型空中ミサイル発射システムや機雷投下システムなどの「戦略的」使用も可能である事からも、C−2輸送機のような多目的輸送機は重要になります。
邦人等の輸送救出体制の充実の為にも防衛体制強化を!!
10月5日、能登半島の被災地視察のためC−2輸送機で能登空港に到着した石破茂首相(手前中央)ら 出典:首相官邸HP・同X
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