くる天 |
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プロフィール |
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飯島浩樹 さん |
シドニー通信員の『豪リークス』 |
地域:海外 |
性別:男性 |
ジャンル:ニュース 世界情勢 |
ブログの説明: オーストラリア在住 某民放局シドニー通信員からの情報。 |
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3・11が世界に遺したモノ |
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2012年4月6日 12時47分の記事
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2011年3月11日に起きた東日本大震災から1年が過ぎた。3.11以前とその後では「世界が変わった」との声も多く聞かれるが、日本で起きた未曾有の大地震、大津波、そして原発事故の大災害が豪州や世界に与えた影響について、改めて考えてみたい。
◇全豪各地で追悼式 「核汚染された被災地浄化の役に立つのが夢」と語るキャンディス・レーバーンさん(メルボルン3月9日、Photo: Hiroki Iijima)
世界に大きな衝撃を与えた東日本大震災と福島第1原発事故の発生から1年。豪州でも各地で追悼式典などが催された。3月9日にメルボルン市内中心部のアート・ギャラリーで行われた追悼式典には、地元在住日本人やVIC州総督など関係者約300人が集まり、会場には、東北の被災地の写真や被災地の小学生が「10年後の夢」を描いた絵が飾られた。
式典では、側嶋秀展・メルボルン日本総領事の呼びかけにより震災犠牲者への黙とうが捧げられた後、VIC州首相や州議会議員らが追悼の言葉を述べ、昨年3月11日の大地震発生時に福島県のいわき市で英語の補助教員をしていて被災したキャンディス・レーバーンさん(25)も壇上に上がった。
キャンディスさんは、地震と福島第1原発事故後、いったん大阪に避難し、その後豪州に帰国したが、日本で世話になった人たちや教え子たちが住む土地が放射能で汚染されたことにショックを受け、微生物などの働きを利用して汚染された土壌や地下水を浄化する「バイオ・レメディエーション」技術を学ぶことを決意した。今年1月、再び東北の被災地を訪れたキャンディスさんは、「一緒に頑張ります! 一緒に力を合わせて前よりも強い日本にしていきましょう」と日本語で答えてくれた。
また、同じく追悼式に出席したアトキンソン州上院議員は「日本の観光地は本当にすばらしい。豪州人が日本の観光地に戻ることが復興につながる」と話した。
◇ウラン採掘反対デモに400人集結
3月11日、メルボルン。抜けるような青空が広がった市内の州立図書館前に約400人が集結した。放射能防護服を模した衣装を身に着けた福島出身の女性や地元NGOの代表、豪緑の党の議員にメルボルン在住の日本人活動家らが、「核廃絶とウラン採掘の即時停止」を集まった人々に次々に訴えた。
また、以前このコラムでも紹介した北部準州カカドゥのウラン鉱山周辺に住む先住民ミラル族の長老イボンヌ・マルガルラさんが、「彼ら(採掘会社)がその石(ウラン)を鉱山から海外へ輸出し、地球の別の場所でそれを砕きました。だからあの土地(福島)は汚染されたのです。私たちはウラン採掘に対しノーと言い続けます」と、日本国民に向けて語ったメッセージも流された。
デモ集会を主催した平和運動団体「ジャパニーズ・フォー・ピース(JFP)」の香寿代プレストン代表は「豪州に住む日本人として、ウラン採掘のいわば根元である所からウランを世界に撒き散らさないように、また福島の原発事故や広島・長崎のような悲劇を繰り返さないために企画した」と述べた。
その後集会参加者は「原発反対!」と日本語も交え大声で叫びながら警察車両の先導で市内中心部の通りを約2キロ、デモ行進し、ウラン鉱山を所有する資源王手のBHPとリオ・ティントの本社ビル前でシュプレヒ・コールを上げ、震災犠牲者に黙祷を捧げた。
◇豪州産ウランが福島第1原発で使われていた…
世界最大のウラン埋蔵量を持つ豪州。東京電力福島第1原子力発電所の事故は、世界第3位のウラン産出国であるこの国にも大きな衝撃を与えた。 豪州から輸出されるウランの約4分の1は日本向けだが、実際ウランがどこの発電所に送られているかは民間の企業秘密としてこれまで明らかにされてこなかった。しかし、日本の原発事故後、豪州国内でウラン供給国としての責任論が噴出し、連邦議会でもそれについて議論された。
昨年10月、議会の公聴会で質問を受けた豪外務省の核不拡散・保障措置室の担当は「我々は豪州産の核物質が福島第1原発の原子炉内にあったことを確証できる」と答弁している。
続きは日豪プレスのサイトで... http://nichigopress.jp/nichigo_news/goleaks/36669/
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