くる天 |
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プロフィール |
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飯島浩樹 さん |
シドニー通信員の『豪リークス』 |
地域:海外 |
性別:男性 |
ジャンル:ニュース 世界情勢 |
ブログの説明: オーストラリア在住 某民放局シドニー通信員からの情報。 |
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豪国際モーターショー。お色気韓国vs大人演出の日本 |
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2012年10月19日 14時21分の記事
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豪国内最大の自動車見本市、「オーストラリア国際モーターショー」の開幕前イベントが18日シドニー市内の会場で行われ、世界初公開モデルを含むおよそ400台が報道陣などに公開されました。
今年のイベントには、日本からマツダと三菱自動車のトップが駆けつけ、自ら新型モデルの発表などを行いました。
「(豪州市場は)マツダのグローバルの市場の中ではトップのシェアで台数であり、成功している市場のひとつだと思います」(マツダ 山内孝 会長兼社長)
「オーストラリアは大変魅力的な市場でして、ひとつはSUVのような大きな車も売れますし、また環境意識が皆さん高いんで、電気自動車ですとか、我々としても台数を目指していく上で非常におもしろいマーケットだと思うんです」(三菱自動車 益子修 社長)
景気の悪化や人口減少などで、先進国の自動車販売台数が落ち込む中、堅調に経済成長を続けるオーストラリアは、日本の自動車メーカーにとって今後も期待できる市場と見られています。
オーストラリアの自動車市場は、関税が5%のほかは参入障壁がほとんどないことから、約60のブランドが競合する激戦区ですが、三菱自動車の益子社長が言うように、消費者があまりブランドにこだわらず、価格に見合う良い車が売れるので、テストマーケットとしても魅力的な市場なようです。
今回のモーターショーで興味深かったのは、最近豪州市場でも勢力を増しつつある中国メーカーは見当たらず、「現代」「起亜」といった韓国勢もそれほど目立たなかったことです。
それに比べ、本社のトップが直々にプレゼンを行ったマツダと三菱自をはじめ、レクサスやインフィニティを含む主要メーカーのほとんどが出展した日本勢は、豪国内販売シェア1位のトヨタが、総勢50人余りのダンサーを用いたパフォーマンスを行うなど、何か王者の貫禄がありました。
写真)"お色気"戦略の現代自動車
写真)車自体がセクシーなレクサス「LF-LC Blue」 http://goleaks.seesaa.net/
また、韓国メーカーが、お色気たっぷりのコンパニオンで気をひこうとしていたのに対し、日本メーカー各社は、車そのもののセクシーさで勝負している感があり、ゲストにロンドン五輪オリンピック代表選手や有名クリケット選手を起用するなど、" 大人"の演出が感じられました。
"若者の自動車離れが深刻"などと言われ、何か元気のない日本の自動車産業ですが、まだまだ海外での日本車人気は根強いものがあるので、頑張って欲しいものです。 |
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