| 会社での会話 | |
| [日々の自転車ライフ。] | |
| 2008年12月22日 23時57分の記事 | |
タバコを咥えながら、昨日携帯で撮影した写真をチェックしていると
「あっ、昨日 自転車で出かけてきたんですか？」 と会社の若手のＨ君がやってきた。 この前ここで紹介した健康に気を遣って しっかりと運動をしている彼ですが、どうやらわたしの自転車生活に興味がある様子。 「うん ちょっとね。昔住んでいたところに行ってきたんだよ。」 「へぇ〜〜〜。でも 川越からだとちょっと距離があるって言ってましたよね。」 「まぁ〜ねぇ〜。でも １５ｋｍ前後だったと思うよ。」 「それじゃぁ〜。1時間前後って所ですね。でっ、出かける前にちゃんとアップしました？」 運動をする前にはちゃんとアップして身体暖めておいて、終了するときには ちゃんとクールダウンをしないといけないというのが彼の持論。 「いや、初め流していくつもりだったから、そういうことはしてないけど･･･。」 「う〜〜ん、いくら自転車でもやっぱり柔軟とかしておいた方が良いと思いますよ。筋とか柔らかくなるし･･･」 「まぁねぇ〜。判っちゃいるつもりなんだけど、面倒でね。」 「でっ、ＢＣＡＡ取りました？」 Ｈ君もタバコを咥えて プカリ。 「とってないけど、行くときにドラックストアーで飲み物買ったよ。バームウォーターとアミノバイタルのリフレッシュタイプ」  「どうでした？」 「ヴァームウォーターしか飲んでないけど、結構効いたんじゃないかな。すぐに汗が出てきたし、前ちょっと走ったときには ばてたけど そういうことはなかったから」 わたしもタバコをプカリ 「ははぁ〜〜ん それじゃ 結構効いているのかも知れないですね。でっ、何見てたんです？」 「昨日 携帯で撮った写真だよ。」 「見せてもらえます？」 「かまわないけど」  「あれ？ 電線が無いけど･･･。これ、線路ですよね。」 「そうだけど？」 「電車いるみたいだけど･･･。これ 本当に電車なんですか？」 「気動車だけど？」 「気動車？ 車なんですか？」 Ｈ君は 東京生まれの東京育ち。電車＝トロリーから電気を取って走る物。っていう人です。 「だからさぁ〜。気動車なんだって」 「？？？」 ディーゼル機関車みたいな物っていっても、わかんないんだろうなぁ〜。 いっそのこと 線路を使って走るバスとでも言ってやろうか･･･。  「うわぁ〜。ここすごいですねぇ〜。思いっきり田舎じゃないですか･･･。山ばっかですねぇ〜」 「いや、それほど山って言う訳じゃ･･･」 「絶対にクマとか出ますね。ここ」 いや、だからね。そんなに山って言うわけじゃないんだってば。 そりゃ、山を２つも越えりゃ 秩父に出ますけどね。 まぁ〜。クマが出たこともあることはありますが、たびたび出てくる訳じゃなかったし、よく出たのはイノシシの方で･･･ 彼は実にすなおで いいやつなんです。 仕事は真面目だし、勉強家だし、でも 君の印象はちょっと素直すぎないかい？ 山＝クマ っていう図式はちょっとなぁ〜。  「これ、不動明王像じゃないですか。でもお堂にしては･･･」 「たしかになぁ〜。昔はちゃんとしたお堂があった所なんだけど、無くなっててさぁ〜。そこにあった奴を移したんじゃないのかなぁ〜。」 「それにしても、なんだか 可哀想すぎませんか？」 はい。それはわたしも思いました。 なんか廃材で造った小屋に、どこかで拾ってきたようなブリキの屋根だったんですから。 どうせなら、もう少しましな形のものを作ってあげればよかったのに･･･。  「へぇ〜。こういう道を歩いて行くんですかぁ〜。なんかいいなぁ〜。ハイキングみたいで･･･。」 だからね。ここは遊歩道でハイキングコースなんだって。 「そうだねぇ〜。夏なんか 緑むせかえる みたいな感じでいいところだよ」 「でも、すごい山なんですよね。クマとかが出る。」 山＝クマ っていう考えは 地元の人が怒ると思うぞ？ まぁ〜。たしかに昔は出たみたいだけど･･･。 このあたりは クマよりもイノシシの方が･･･。  「へぇ〜。こんな御札もあるんですかぁ〜」 「御札じゃなくって、立て札な。御札は、神社とかでくれる奴ね」 「大した差じゃ ないですよね。」 い いや。かなり違うと思うが･･･。  「鉄橋ですか。良い感じのところですねぇ〜。なんかノンビリしてて」 「たしかにねぇ〜。子供の頃は この鉄橋から川に飛び込んだりしたんだよね。ちょうど深いところだったし･･･。」 「えぇぇ〜〜〜。電車が通るところでしょ？ 危ないじゃないですか」 「いや、１時間に上下で２本もくれば 多い方だったからさぁ〜。」 「マジ、マジですか？」 「あぁぁ、マジだよ。お昼なんか２時間ぐらいこないときもあったよなぁ〜。」 「す、すげぇ〜。廃線寸前っていう感じですね。でも、汚くないんですか？ 川で泳いだりして」 「いや、上から下で泳いでいる魚が見えたぐらい澄んでたよ。」 「･･･」（疑いのまなざし） マジで本当なんだって。 そんな目でみなさんなよ。 隣町だけど その町で指定していた水泳場だったんだぞ。このあたりは･･･。 それにね。廃線寸前っていうのは ちと言い過ぎでしょ。 今でも立派に走ってるんだから。 たしかに本数は多くないけど･･･。 「まっ、信じますよ。」 うわっ、絶対に疑ってる。  「綺麗ですねぇ〜。雲が染まり掛かってるじゃないですか」 「だろぉ〜。こんな風景を見ながら育ったんだよな」 「へぇ〜〜〜。かなり田舎育ちだったんですねぇ〜」 「それほど 田舎じゃないと思うけどなぁ〜。」 「田舎ですよぉ〜。クマが出るんですから･･･。」 い、いや。だから クマはでないんだってば。 少なくとも町まで 降りてこないって。 どうやら、わたしの撮ってきた携帯の写真を見て Ｈ君は 山からよくクマが町まで降りてくるぐらい山奥の町で 育った人。 という わたしに対しての刷り込みがされたようでした。 わたしの育った町の人が聞いたら マジで怒りますから！！ 間違っても公言しないでね。Ｈ君。 大学付属の大きな病院がある町なんですから･･･。 （まっ、たしかに昔は結核の隔離病棟があったけどさっ） | |
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