いつからなのだろうとふと考えてみた。 | |
[日々の自転車ライフ。] | |
2008年12月23日 22時0分の記事 | |
自転車に夢中になって 走るようになったのは・・・
思えば遠い少年自体の頃 初めて自転車に補助輪なしで 乗れるようになったときからなのかも知れない。 自転車は高価な物だったし、親にねだってようやくかって貰った自転車も すぐに背が伸びて大きくなるのだから という理由で、サドルをめいっぱい下げてもペダルに何とか足が届くぐらいの普通自転車だった。 友人達が次々と補助輪を外してゆく中で わたしは なかなか外すことが出来なくて、それが恥ずかしくて 友人達と一緒に出かけることをやめたこともあった。 そんなわたしの姿を見て 友人達が協力してくれて なんとか補助輪を外すことができた。 初めは恐る恐る すぐに転んでしまいそうで怖くてスピードが出せなかったのが 段々とスピードが出せるようになったとき わたしは すごいや!! っと本当に思った。 まるで、空でも飛んでいるかのように周りの風景が飛びさっていくようなその時の感動を わたしは今でも思い出すことが出来る。 うれしくて、ただうれしくて、日が暮れるまで乗り回していた。 どこにいくにも自転車に乗って・・・。 昨日登り切れなかった坂を登り切ったときの達成感と満足感。 そんな日々が続いてた。 ある日、友人の一人が新しい自転車を買って貰った。 リアーの外部変速5段で、後ろにはバッテリー式の方向指示器が付いていた。 友人が誇らしげにその自転車を乗り回し、交差点ではいつも先頭で方向指示器を光らせて曲がっていった。 かっこよかった。すごく・・・。 何年か経ち、フラッシャーは付いてはいなかったけれど、中古の変速機付きの自転車を買った。 友人の自転車と同じ物が欲しくて、欲しくてたまらなかったけれど、一生懸命貯めたお年玉やお手伝いをしたときのお小遣いでは 手が出せなかった。 足りない分は 親が出してくれた。 それでも、変速機が付いているだけで嬉しかった。 意味もなくガチャガチャと変速して よく出かけていた場所に行っては、変速機のすばらしさを感じていた。 あんなに辛かった坂道が嘘のように楽に上ることが出来た。 近所のお兄さんから 自転車のレースがあることを教えて貰ったのは その頃だったかも知れない。 親にそのことを言ったら そりゃぁ〜。競輪のことだろう。 そんな時代だった。 ロードレースなどというものがあることさえ、一般の人は知らないのが普通だった。 ツール・ド・フランス 私にとって、この言葉は魔法の言葉のように聞こえた。 大人の男達が、本気で走る変速機付きの自転車のレース かっこいい と思った。 変速機を駆使して、ドンドンスピードを上げて、車さえも大変そうな道を男達が自分の力だけで上ってゆく。 日光のいろは坂よりもすごいんだろうな・・・。 そんなことを考えたりもした。 友人達が 自動二輪に夢中になり始めた頃 わたしは全く興味がわかなかった。 自分の力で、体力で 自転車をぶっ飛ばす。 その時 いつも感じていたのは あの初めて乗ったときの景色だった。 すごいや!! 補助輪がガチャガチャ鳴っていた道が その音が無くなったときの まるで別の世界のように感じていたあの景色だった。 今 クロスバイクを改めて乗り始めたけれど あの景色にまた会えるのかな・・・。っと思うときがある。 すごいや!! と感じたあの時の時間に 一瞬でも戻れるのなら・・・。 メタボ対策なんて どうでもいいや!! | |
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