業界の再編成 | |
2010年11月6日 16時52分の記事 | |
表は二二系列についてのものであって、第一貨物自動車、大和運輸、トナミ運輸、岡山県貨物運送などの単独企業として相当の規模を持つものが対象に含まれていません。 路線トラック業界の再編成はさらに進むでしょう。 しかし、業界の再編成はすでにやま場を越えたとみられます。 全国的な路線網、あるいは地域的に限定されているがかなり広域的な路線網を確立した事業者は、路線の網を拡大するよりも確立した路線網をより有効に活用することを目指すようになると思われます。 再編成もこのような方向に沿ったもので、地理的な路線網の拡大は限界的(マージナル)な追加的なものになり、路線の拠点における自社あるいは系列下の区域事業の強化あるいは他の区域事業との提携の方向をたどるように思われます。 以上、全国的な路線網あるいは広域的な路線網を有する路線事業者およびその系列グループを中心に路線トラック業界の展望を行ったが、路線事業者の中には地域路線業者(あるいは近距離路線業者)という範疇に属する事業者があります。 これはすでにふれた昭和四五年六月の「貨物自動車運送事業の免許及び許可申請等の処理について」(自動車局長通達)によって、事業分野を (1)全国路線業者ー全国幹線路線網の輸送を担当 (2)広域路線業者―本社所在地を管轄する陸運局を核とする一定の経済圏内における輸送を担当 (3)地域路線業者―本社所在地を管轄する陸運局および隣接局内にきめ細かく営業拠点を配置し、当該管内の輸送を担当する この三つに分類して、それぞれの事業分野に見合った免許行政を行うことを決めたことによる。 運送業界アナリスト大木一雄
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