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企業比較
 
2010年11月10日 10時11分の記事

つぎに保有車両数による企業規模別の経営指標をみてみましょう。


区域トラック事業者の50%以上を占める10両以下の車両を保有する事業者と27%を占める11〜20両の規模の事業者の49年度の経営成績は111両以上の規模の事業者と比べて格段に悪化しています。


21両以上の規模の事業者を比較すると49年度までは21〜50両、51〜100両、101両以上の三つの規模の事業者間で経営指標にほとんど差がなかったが、50年度以降101両以上規模の事業者の経営指標の改善が目立っています。


10両以下、11〜20両の規模の小さい企業が、49年度にそれより規模の大きい企業と比較して著しく経営が悪化したのはなぜか。


従業員一人当たりの人件費をみると、10両以下の規模の企業は前年の48年度と比べて14%増、11〜20両の規模の企業は21.1%増で、11〜50両の規模の企業の19%を別にして、51〜100両、101両以上の規模の企業のそれぞれ26.1%、27.3%増加と比較すれば増加率は小さい。


しかし、従業員一人当たりの付加価値額をみると、10両以下の規模の企業では前年の48年度と比べて減少しているし、11〜20両の規模の企業は8.4%の増加を示しているけれども、21〜50両の規模の企業の10.3%増、51〜100両の規模の企業の17.2%増、101両以上の規模の26%増と比較して増加率が小さいのです。


つまり、規模の小さい企業の場合、人件費の増加に対して付加価値額が減少したり、伸びなかったことが経営悪化の原因です。


とりわけ、10両以下のもっとも規模の小さい企業は、設備投資効率(付加価値額を事業用有形固定資産額で除したもの)が48年度と比べて激減しています。


運送業界アナリスト大木一雄


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