くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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ジャンル:ニュース 世界情勢 |
ブログの説明: 日本の新生のための情報局です。日本の素晴らしさや世界の政治・経済・軍事・外交・技術等を独自のソースや分析でお伝えします。 P・ドラッカーの言われた「知りながら害をなさない」誠実さ、信頼をモットーにしております。 ☆定期購読月額1000円 |
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ドラッカー流に見るベネッセの情報漏洩問題とすき家の過重労働問題 手段と目的を忘れている |
[社会問題] |
2014年8月6日 5時3分の記事
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最近の経済問題の一つとして、ベネッセの情報漏洩問題とすき家の過重労働問題だが、事実関係は各種メディアにより再三報道されているので、本文では特に触れない。 しかし、ドラッカー流にみれば、彼らは明確に手段と目的を忘れている失敗者の典型的な例である。 それは何故か?
まず、最優先に重要で基礎的な3項目から指摘する。 第1に、「企業の目的は、顧客の創造である」ことを忘れ、トップが自己保身に走り、他人への負担の押しつけに走っていることだ。 第2に、「イノベーション」と「マーケティング」を忘れていたことだ。 第3に、組織特有の強みに特化する姿勢が無くなっていたことだ。 この3項目を忘れていたため、ベネッセは顧客情報という、経営の直結している最優先情報を自分で管理せず、委託会社の派遣社員に管理を押しつけてしまったために重大な顧客情報を流出させた。 すき家は、本当のイノベーションやマーケティングを忘れ、「深夜の1人店」を多数作った上に、手間暇のかかる料理を「新製品」にして、過負担や重労働のためにアルバイト店員などが大量退職、店舗の多くを稼働停止にした。
次に、中間的な3項目を指摘する。 第1に、「野獣の法則」を理解していないため、会社やそのトップが社会的な責任を取っていない、と社会全体から軽蔑さていることだ。 第2に、「知りながら害をなさない」ことをしていないことだ。 第3に、「コストは成果を生まない活動に向かう」ことを理解していないことだ。 この3項目を忘れていたため、ベネッセは、未だに顧客情報の問い合わせを委託会社に委託して、自分は「自己保身」に走っている。信頼の回復は厳しい道のりだ。 すき家は、店舗の維持が危ない、と昨年から指摘されていたにも関わらず、抜本的な改善や対応策が取れず、今日のような悲惨な事態を招いた。人員の確保や定着の社風を作らなければ、同様のトラブルが再発するだけだ。
最後に、かなりハイレベルな3項目を指摘する。 第1に、「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」ことを理解していいないことだ。 第2に、「企業家にひらめきはいらない」ことを理解していないことだ。 第3に、「最初からトップの座をねらう」ことを目標としていないことだ。 この3項目を忘れていたため、ベネッセは、販売を不要にすることが出来ていない。それどころか、苦情だけが「増え続けている」状況だ。 すき家は、最初から業界のトップの座をねらう社風や意思の形成どころか、経営戦略そのものが出来ていなかった。また、多くのアイデアは、経営者などのひらめきに頼っていた。
以上のように、ドラッカー流にみれば、当たり前の「失敗」がベネッセとすき家で発生したことが良くわかる。 両企業グループをはじめ、多くの皆様に何かの参考になれば、幸いです。
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