2016年10月3日 14時57分 |
飛行機に乗せる手続き(高橋ナツコ) |
飛行機に乗せる手続きですが、これには二つの方法があります。 まず手荷物扱いとして旅客室内に持ち込む方法。 条件は、ケージが座席の下に収納できる程度が一般的で、超小型犬なら可能でしょう。 このときは、早めに予約をしておいて、犬を手荷物扱いにしたい旨を航空会社や旅行代理店に相談しておきます。 と言うのも、旅客室に乗せられる動物の頭数はあらかじめ決められていて、それ以上はたとえ超小型犬といえども、荷物扱いになってしまいます。 次にあなたの犬のように中型犬以上の場合(普通は10?超)は、専用の動物室(室温が20度ぐらいに保たれている)などに入れて空輸されます。 この方法をとるときは、犬を入れる専用のケージを用意する必要があります。 大きさは、高さは、犬が立って耳がケージにふれない、長さ「伏せ」の状態でしっぽの先から前肢の半分以上が最低のスペースの目安です。 高橋ナツコ |
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2016年9月4日 14時46分 |
生後間もない子犬 その2(高橋ナツコ) |
仔犬は正常に育つと日に日に大きくなり、小さな体を転がすように母犬の周りを走り回るようになります。 だいたい生後ーカ月ごろには、飼い主にもそれぞれの仔犬の性格(個性)がわかるほどです。 この時期、飼い主が気を配ることは、多くの人に仔犬を見てもらい、なでてもらって、人間をこわがらない犬に育てることです。 ただこのとき、仔犬に痛い思いをさせたり、こわい思いをさせてはいけません。 人間は絶対安全なのだと教えるには、周りの人にやさしく仔犬に接するよう注意を促すこともたいせつです。 そして仔犬を母犬から離すのは、犬社会を十分に体得する生後2カ月以降です。 それまでは、母犬とともに過ごさせてやるようにします。 高橋ナツコ |
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2016年7月11日 10時27分 |
犬の心理状態(高橋ナツコ)] |
犬の心理状態は、そのまま態度となって示されますが、中でもしっぽに、最もよく心の動きが現れます。 まず、しっぽが規則的に早く振られているときは、相手に親愛の情を示している場合です。 さらに、そのしっぽが一層激しく振られたり、また、回転したりするときは、犬はたまらなくうれしく、すっかり感激しているのです。 犬は外を歩くとき、たいていしっぽを持ち上げています。 これは、他の犬や猫に対する示威でもあり、また、自分を奮い立たせるための、勇気づけでもあります。 強敵に遭っておじけつくと、しっぽを股間にはさみます。 さらに恐怖心を起こすと、しっぽを腹にぴったりつけます。 大感激していると、しっぽを回転します。 高橋ナツコ |
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2016年6月20日 1時6分 |
仔犬の夜鳴き(高橋ナツコ) |
仔犬のほとんどは、もらわれて来た日の夜、ひとりぽっちにされると、心細くて夜鳴きをします。 夜鳴きの原因は、知らない世界にやってきた心細さとさびしさですから、仔犬が夜鳴きをするからといってしかってはいけません。 しかることで鳴きやんでも、それは飼い主とはこわい存在だと教えるようなもので、仔犬が飼い主に不信感をいだくことになりかねません。 かといって、泣くたびに飼い主が仔犬をあやしたり、かまってやっていると、仔犬は泣けば飼い主がかまってくれると理解してしまい、なかなか夜鳴きが直らなくなってしまいます。 では、どうするか、です。 まず、仔犬の近くにラジオをおいて一晩じゅうつけっぱなしにして、室内も少し明るくします。 仔犬のいる場所を人間が許容できる範囲内でにぎやかに明るくして、仔犬に心細さを感じさせないようにするのです。 そうしておいて、仔犬が夜鳴きをしても飼い主は知らんぷりをします。 ところで、仔犬の居場所ですが、夜鳴きをするからと家族と同じ寝室に寝かせることは特にても、最もお互いが暮らしやすい場所に犬の居場所を決めてやるようにします。 もらわれてきてから数日間は、犬の居場所の周りに囲いをしておき、中にトイレを用意してやります。 そしてトイレの場所が決まったら、囲いを広げ、徐々に囲いをとるようにするとよいでしょう。 高橋ナツコ |
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2016年5月10日 1時11分 |
犬の皮膚病 (高橋ナツコ) |
皮膚病は、しろうとの目にも見えるので、案外簡単な病気と 思いがちです。 ところが原因がたくさんあって、いったん病気がこじれると それぞれ原因が複雑にからみ合って、すぐに治ることは少ない ものです。 また、どの皮膚病もその症状が似ているので、 治療もやっかいです。 どの病気にも言えることですが、予防にまさるものはありません。 皮膚病を予防するには、 (1)犬の体は常に清潔にしておくこと。 特に泥や水分はそのままにしないこと。 (2)長毛種は定期的に手入れをすること。 (3)短毛種は、冬の寒さでしっぽの先などにしもやけを 作らないよう、暖かな環境を作ってやること。 (4)バランスのとれた食事を常に与えること。 (5)ノミとり首輪やノミとり粉を定期的に使って、 ノミの駆除を心がけること。 こうした予防とともに、次のような状態が見られたら、 早めに病院に連れて行くようにします。 高橋ナツコ |
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2016年4月20日 14時41分 |
注意したい犬の病気 その1(高橋ナツコ) |
<食糞症> 栄養の片寄った常食、消化器障害、運動不足などが原因で、自他の排便を食べる症状です。 適宜な運動と厳しいしつけ、内服薬で治せます。 <毛包虫症> アカラスというダニの一種の寄生により、口や耳の周りの被毛が抜ける皮膚病です。 かかりやすい体質の遺伝もありますが、たんぱく質不足、手入れ不良などが原因です。 <包皮炎> 包皮カタルとも呼ばれ、雄犬の陰茎を包む皮の内側粘膜に雑菌が付いて起こる炎症です。 外陰部先端にウミが付くことでわかります。 早期に発見すれば、逆性石けんなどで洗ってやることで治ります。 <膣炎> 雄犬の包皮炎と同じ炎症で、黄白色の降りもので発見できます。 <膀胱炎> 細菌感染によって起こり、発熱して尿が溜り、この排出、または排出の姿勢をする回数が多くなります。 陰部および犬舎を常に清潔にしておくことが第一の予防法です。 高橋ナツコ |
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2016年2月29日 16時17分 |
せき(高橋ナツコ) |
せきはのどから気管にかけてのなんらかの異常刺激によって起こります。 子犬のときには、ケンネルコフという犬屋さんで感染して起きる慢性の喉頭炎があります。 ジステンパーでもせきが出ますので、子犬のときのせきは要注意です。 その他、刺激的な気体や液体を吸込んだり、アレルギーでも起こります。 二才以上の成犬では、フィラリア症の初期症状として知られています。 しかし心臓性のせきは、必ずしもフィラリアによるものだけではありません。 ゼンソクによるものもあります。 せきはひとつの生体の防衛反応です。 せきはいろいろな原因で起きるから、ただせき止めで抑えることが良いというものではありません。 原因をよく知り、その上で対策をたてる必要があります。 高橋ナツコ |
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2016年2月4日 15時16分 |
夏の健康管理(高橋ナツコ) |
暑さに弱い犬にとって、夏は一番いやな季節です。 どの犬も元気をなくしますが、ことにセントバーナードなど、あのたくましい巨体にもかかわらず、日差しの強い所につないでおくと、すぐ死んでしまいます。 したがって、夏の健康管理はまず、犬舎の上にフジだなでも造ってやるか、または犬舎を木陰に移すかして、犬の定位置にあたる直射日光を避けることから始めます。 暑いと食欲も衰えますので、例えば、乾燥型のドッグフードに、かん詰のドッグフードを混ぜて与えるとか、食べやすく栄養価の高い食事を考えてやります。 なお、夏はフィラリアの季節ですから、予防薬を飲ませること、蚊を駆逐することも忘れてはいけません。 高橋ナツコ |
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2016年1月14日 10時38分 |
耳の手入方法(高橋ナツコ) |
耳あかは、外耳の皮膚の新陳代謝産物と、分泌物とからできている物ですが、これが湿気を帯びると、たちまち細菌および寄生虫の巣になります。 健康な犬でも、体質によって多少は茶褐色で粘性の耳あかが出ますが、病犬はこの量が多くなります。 さらに耳ダニの寄生による耳疹癬などにかかると、黒褐色の耳あかがたまり、悪臭が一層ひどくなります。 外耳孔から外耳道にかけて被毛の多い犬種があります。 この犬の耳は、よけい不潔になりやすいので、まめに手入れをする必要があります。 むやみに外耳道の毛を抜く人もいますが、これはよくありません。 異常があるときは、獣医師に必ず相談しましよう。 高橋ナツコ |
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2015年12月24日 14時28分 |
人の後を追う犬(高橋ナツコ) |
散歩に、出たときなど、通りすがりの人にまで親愛の情を示し、後を追っていこうとする犬がいます。 数メートルならご愛きょうでよいですが、きりがないようでしたら「もう終わりね」とでもいって打ちきりましょう。 たまたま、追われる人が犬ぎらいだった場合は、ご愛きょうがかえってアダになってしまいます。 このご愛きょうの制御は、馬の手綱のように引きひもでします。 持った引きひもの端を少々高く上げ、犬の体力に応じた力で瞬間的に引き、「もう終わりね」または「ヤメ」と言います。 要するに、そうして首輪ののどもとに刺激を与え、その不快感で、ただちに行為を中止しなければならないことを覚えさせるわけです。 高橋ナツコ |
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