くる天 |
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昨年12月に陸自が沖縄米軍基地にて指揮所演習を実施 離島防衛など水陸両用作戦強化に貢献!! |
[防衛] |
2016年3月30日 0時0分の記事
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昨年12月に陸上自衛隊が沖縄の米軍基地にて指揮所演習を実施していたことが明らかになりました。 指揮所演習とは、いわゆる「図上演習」「ウォーゲーム」などと呼ばれる演習を実施するもので、現在では各種コンピューターや画像、CGなどを駆使した手法が多く取り入れられています。
3月29日13時25分に産経ニュースが「陸自、米海兵隊と沖縄米軍基地で初演習 昨年末、上陸作戦を想定」の題で次のように伝えました。 『陸上自衛隊が昨年12月、沖縄県内の米軍基地で米海兵隊と共同で大規模な指揮所演習を行っていたことが28日、分かった。陸自が沖縄で海兵隊と共同演習を行うのは初めて。敵国に侵攻された有事を想定し、陸自は海兵隊とともに水陸両用作戦で反撃に転じ、上陸作戦を実施する手順を検証した。沖縄の離島など南西方面の防衛力拡充、米軍との連携強化が狙いだ。
沖縄での指揮所演習は昨年12月、日米両国で年1回ずつ行われる日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ)の中で行われた。
指揮所演習は指揮官らの判断・調整能力を向上させるもので、部隊は動かさずにコンピューター上で実施する。日米はそれぞれの指揮系統で連携しながら作戦を進める。
演習は在日米海兵隊司令部を置くキャンプ・コートニー(同県うるま市)内で行われた。それまで陸自は沖縄の米軍基地や自衛隊駐屯地を拠点に共同演習を実施したことはなかった。
陸自は、平成30年度までに発足する水陸機動団の中核となる西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)などから約80人、在沖縄海兵隊からも同規模の隊員が参加した。
今回のヤマサクラは、陸自で東海・北陸・近畿・中国・四国の防衛警備を担う中部方面隊(中方)を中心に行われたことを受け、コートニーでの指揮所演習では陸自と海兵隊が中方管内のある地域に上陸作戦を実施すると想定した。
具体的な作戦では、陸自と海兵隊が艦艇でどの海上ルートを選択して敵国から奪還すべき地域に接近するかや、上陸作戦を実施する地域の割り振りを確認し、どの段階で上陸作戦に踏み切るかを検証した。艦艇からヘリコプターで地上戦闘部隊を送り込むなどの作戦形態も擦り合わせた。
こうした演習に沿った連携は南西方面の有事に適用できる。有事の際、実際に投入される可能性が高い西部方面普通科連隊と海兵隊が演習で対処要領を確認しておくことは、水陸両用作戦の実効性を高めることにもつながる。』
この指揮所演習の報道からも、陸自と米海兵隊が数百海里から千海里クラスの距離の機動や上陸作戦演習をしていたことがわかります。
つまり、日本の南西諸島などの島嶼防衛や奪還作戦などを想定しつつ、冷戦時代からの従来型脅威、つまり朝鮮半島やロシア北方方面への対処も忘れていないことが読み取れます。
昨年12月に陸自が沖縄米軍基地にて指揮所演習を実施したことは離島防衛など水陸両用作戦強化に貢献しました!!
今後とも、防衛省・自衛隊は米軍との共同実動演習を含めて、離島防衛など水陸両用作戦能力の強化を進めて頂きたいと存じます。
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