くる天 |
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田中_jack さん |
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カオスな現代社会の状況、生命の危機すら顧みないひたむきな宇宙飛行士らの挑戦と心意気を見倣おう!! |
[防衛] |
2020年11月30日 0時0分の記事
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現代社会には交通通信手段をはじめ科学技術の発展により、様々な艦船、航空機や自動車、宇宙ロケット等の大型機器類をはじめ、自動車やTV、PCや冷蔵庫等に至るまで様々な完成工作機器類が製造・販売され、活躍しています。
ここで忘れてはならないのは、「先人の苦労とそれで得たノウハウや教訓」「製造する人が居て、生産や配達する人が居て、初めて購入出来る」という、冷徹な現実と事実なのです。 部品が一つでも壊れたりすれば機能が停止、一つでも供給不足になれば完成品が出来ないシロモノなのです。
例えば、中国発の武漢ウイルス・中国ウイルス・新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大で、多くの皆様が苦しんだマスクや消毒液から透明フィルム類、アクリル板から今も続く体温計等の供給不足は、正に現在進行形で続く「グローバル化の負の遺産」そのものなのです。
そのようなカオスな現代社会だからこそ、危機や危険、つまりリスクを恐れずに前に進む勇気とリスク回避の知恵を同時に進める必要性があるのです!!
11月28日にzakzak by 夕刊フジが「宇宙に挑むヒーローたちに感動 2・2%の確率で命失う…それでも宇宙飛行士たちはビビらない」の題で「日本の元気 山根一眞」の特集項目にて、次のように伝えました。
『11月16日、ケネディ宇宙センターから野口聡一さん(55)らが乗り組んだスペースX社の宇宙船クルードラゴンがファルコン9型ロケットで打ち上げられ成功し、翌日、無事に国際宇宙ステーションに到着した。
私は、この打ち上げをハラハラしながら見守った。というのも、ファルコン9型の打ち上げは91回目だが、これまで2回打ち上げに失敗していたからだ。命を失う率は2・2%…。
2・2%という失敗率をビジネスマンの通勤(電車往復利用)で言えば、年に10回以上命を失う事故に遭うのと同じだ。だが、宇宙飛行士たちはビビらない。そのことを実感したのは2001年7月、7人の宇宙飛行士、元宇宙飛行士が東京の科学未来館に参集した時だった。
その1年8カ月前、国産ロケットH−2・8号機が打ち上げに失敗し指令破壊された(自爆装置を作動)。宇宙開発事業団(NASDA、現・JAXA)には大きな衝撃で、「日本の宇宙技術はお粗末、やめてしまえ」という厳しい論調も多々。宇宙技術者たちは失意の底にあった。
ロケットはきわめて難しい技術の集合体で、当時、世界のロケットの平均打ち上げ成功率は90%。H−2・8号機の失敗は世界水準だった。しかし、日本人は同胞の失敗をことさら厳しく攻撃するきらいがある(今もそうだが)。
01年初夏の夜、NASDAの数人の理事が「相談がある」と拙宅を来訪した。「H−2・8号機の失敗をはね返し、国民に宇宙事業継続への理解を求める知恵を貸してほしい」と。
宇宙広報助言役だった私は、「表に出ることがない宇宙技術者たちが堂々と一般の人々と膝を交えて対話するトークイベントをしましょう」と提案した。ヒューストン滞在中の日本人宇宙飛行士たちも全員が来日し参加することになった。
その催しは7月14日に科学未来館で開催。宇宙技術者、宇宙飛行士たちとの密なトークはきわめて熱いものとなり、参加者からはこぞって「失敗にめげず前に進んでほしい、期待している」と応援の嵐が続いた。
この「対面での」熱い励ましを受け、宇宙技術者、宇宙飛行士たちは大きな元気を得ることができた。そしてNASDAは次世代ロケットH−2Aへの開発に向かったのだった。
この催事で私が質問したことがある。「日本のロケットの打ち上げで宇宙へ行く勇気はありますか?」。星出宇宙飛行士がこう答えた。「私はぜひ種子島宇宙センターからH−2Aロケットで宇宙へ向かいたい。日本のロケット技術を信頼していますから」
世界のロケットの失敗率が10%だったにもかかわらず、宇宙飛行士はそういうリスクを承知の上で人類にとってのフロンティア、宇宙へ向かっているからこそヒーローなんだと実感したのだった。
ファルコン9型ロケットで飛び立った野口聡一さんも失敗率2・2%は承知だったはずだ。だからこそ野口さんはまさに大ヒーローなんだと、19年前のあの日を思い出して過ごした感動の2日間でした。
■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、福井県年縞博物館特別館長。愛地球博愛知県総合プロデューサーなど多くの博覧祭も手がけてきた。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。「山根一眞の科学者を訪ねて三千里」(講談社)を連載中。理化学研究所名誉相談役、JAXA客員、福井県交流文化顧問、獨協大学非常勤講師、日本文藝家協会会員。』
人工衛星軌道に乗り、初の「地球一周」をした、かの有名な旧ソ連のガガーリン大佐は、当時の宇宙ロケット技術者の「生きて帰れる確率は50%以下」の言葉を旧ソ連最高指導部が受けて、「宇宙に居る間」に、「生きているうちに」少佐から大佐に二階級特進した、という冷酷な事実があります。
それだけのリスクを負って、宇宙飛行士や宇宙ロケット関係の全ての関係者らは挑戦を続けているのです。
カオスな現代社会の状況、生命の危機すら顧みないひたむきな宇宙飛行士らの挑戦と心意気を見倣おう!!
野口聡一宇宙飛行士(顔画像)がISS長期滞在ミッションの取り組む応援バナー画像 出典:JAXA HP
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