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江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」(無料公開)
[【時代小説発掘】]
2014年7月27日 12時38分の記事


【時代小説発掘】
江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」
佐藤 高市(さとう たかいち)


(時代小説発掘というコーナーができた経緯)

梗概:
 浅草寺に近い浅草花川戸のむじな長屋の住人たちの物語。
 徳川吉宗は、あらゆる策略を用いても自らが将軍職に就くことを目指した。それは、弱体化した幕藩体制をもう一度神君家康の時代に戻すことだった。
 それをやらなければ、また群雄割拠の時代に戻り、戦乱が全国に広がる恐れがある。そして、多くの者たちが死んで、荒んだ国土になるのは必定であった。それだけは、いかなる手を使っても防がねばならなかった。
 紀州藩主吉宗は、大奥を手なずけ、幕閣への圧力を強めて、ついに第八代の将軍となった。そして、先代の側用人であった間部詮房、新井白石等をすぐさま罷免した。何事にも用心深い吉宗は、御庭番を設けて、江戸市中や全国に隠忍を放した。
 時代は、大きく動こうとしていた。浅草花川戸のむじな長屋の住人たちは、毎朝、観音様に手を合わせて、今日一日が無事であることを祈っていた。


プロフィール:   
酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ 
小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞
江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載
江戸の歴史研究会会員 
 

これまでの作品:

江戸浅草物語1 「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」
江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」
江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」
江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」
江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」


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【時代小説発掘】
江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」
佐藤 高市(さとう たかいち)



(一) 陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法の苦悩

 佐藤瑞法は、六郷の渡しから舟に乗った。舟には、行商人や姉さんかぶりの女、旅の僧侶が乗っていた。ふんどし姿の船頭は、舟の切っ先にいて、長い竿で舟を操っていた。舟の右手には、富士山が見えていた。
 佐藤瑞法は、修験者の姿をしていた。川風に吹かれていた佐藤瑞法は、江戸を離れてほっとため息をついた。
 花川戸のむじな長屋にいれば、将軍吉宗の間者たちに見張られていた違いなかった。虚無僧姿の吉宗は、佐藤瑞法の住むむじな長屋まで訪ねてきたことがあった。
「これは・・・・・・」
 佐藤瑞法は、訪ねてきた男を見て言葉を失った。男は、四ツ木の八幡宮で見かけた虚無僧であった。その正体は、紀州藩主の徳川吉宗であった。連れの者はいなかった。
 佐藤瑞法は、大男の虚無僧を部屋に入れた。火鉢に炭を置いた。
「鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしとるな。富士山大噴火を言い当てたお主にしてみれば、わしが何をしに来たのか、分かっておろう。ワッハハハ」
吉宗は、大声で笑った。
 あの時の紀州藩主は、いまや徳川幕府の将軍となっていた。
「本年は、丙申(ひのえのさる)である。瑞法よ、相克の年であると占っておろう・・・・・・今年の徳川幕藩体制の運気を教えてはくれぬか?」
 吉宗は、真顔で聞いてきた。
 佐藤瑞法は、未来をも自分のものにしようとする吉宗の執念を感じた。
 佐藤瑞法は、吉宗と会った後に夢を見た。吉宗が不動明王と交錯していた。不動明王は、激しい怒りの表情をしていた。背には、紅蓮の炎が立ち昇っていた。魔王と如来がその場で交錯していた。
 舟は、川崎の渡し場に着いた。佐藤瑞法は、振り返りながら、渡し場から足早に杉並木の道を急いだ。
 川崎宿は、賑やかだった。馬を引く男たちや駕籠かき、そして、飛脚たちが川崎宿で休みを取っていた。
 飯盛り女たちが旅籠の前で客を引いた。佐藤瑞法は、年増の女に腕をつかまれた。女は、豊かな体をしていた。
 佐藤瑞法は、年増女に足を洗ってもらい、二階の部屋に案内された。女は、佐藤瑞法の手を取って自分の乳房に持っていく。
「これは・・・、わしは、女は禁制だ。酒は般若湯で許されるからな。地酒を持ってきておくれ、それに焼き魚を頼むぞ」
 年増女は、祝儀を貰って機嫌がいい。女は、川崎の地酒を持ってきた。そして、女は、団扇で瑞法に風を送った。
 佐藤瑞法は、年増女の注ぐ酒に気分が良かった。川崎宿の賑わいや助平な男たちの話をした。
 涼しい風に風鈴が鳴った。初夏の夕暮れに、旅人たちの姿が通りに見えて、飯盛り女たちの客引きの声が続いていた。
「修験者様、お客様でございますよ」
 酒を持って来た年増女が襖を開けた。そこには、佐藤瑞法が死ぬか生きるかの瀬戸際の時に、根来衆秘伝の薬草を煎じてくれた年老いた男がいた。男は、紀州藩のために動く根来衆であった。
「付けてきたのだな・・・」
 年老いた痩せた男は、その場で畳に頭をつけた。
「分かった、分かった・・・、逃げはせぬぞ。今宵は、この方と酒を飲むぞ。女、酒を注いでくれ、この御仁はわしの命の恩人であるぞ」
 佐藤瑞法は、ここまで自分を必要とする将軍吉宗に観念した。断る理由はなかった。その時、風の喜八や高畠十郎の顔が浮かぶ。
 幕府の隠密として、江戸市中を探索する喜八の姿を思った。そして、隠密廻り同心高畠十郎の生真面目な姿を思い出していた。
 佐藤瑞法は、源義経公の忠臣である佐藤一族の末裔であった。目の前の老いた男は、吉宗のために働く根来衆であった。男の深いしわを刻んだ顔を見ると熱いものが込み上げてきた。
 陰陽五行の占いに対して、将軍吉宗は自らの将来を託すほどの思いを持っていた。吉宗の背後には、欣求浄土を願う神君徳川家康がいるのだった。
 佐藤瑞法は福島飯坂の出身であり、源義経に仕えた忠臣の佐藤継信・忠信の末裔であった。
 佐藤継信は、屋島の合戦で、平家の武将が放った矢から義経を守るために自らが盾となった。継信の忠臣としての振る舞いは、武士の鏡として称えられた。
 継信の弟忠信は、義経を逃がすために自らがおとりとなって、京で壮絶な切腹を遂げたのだった。
 源義経公を守り、獅子奮迅の戦をした佐藤一族は、長い年月の後に徳川家に馳せ参じた。徳川家は、快く佐藤一族を迎え入れた。
 佐藤瑞法は、将軍吉宗の気持ちを思った。
「赤坂の藩邸には、下総布川の白隠和尚様がお待ちでございます。実は、お殿様は、幼き頃に白隠和尚から仏法を学ばれました・・・・・・」
 佐藤瑞法は、その言葉に驚きの表情を見せた。下総布川の徳満寺で白隠和尚を訪ねた時のことを思っていた。
 徳満寺は、利根川の川べりにある小高い丘の上にあった。
 喜八は、白隠和尚とは知り合いであった。赤穂藩の隠密として働いていた時に、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)の書状を白隠和尚に届けたことがあった。
 佐藤瑞法は、東北から鎌倉街道を通り、下総布川の徳満寺で一夜を求めた。喜八から
白隠和尚に一度会うことを進められていたからであった。
 徳満寺からは、冬枯れの風景の向こうに筑波山が間近に見えていた。いにしえから紫の山として詠われていた。
 佐藤瑞法は、しばらく筑波山を見ていた。その山塊は、釈迦が法華経を説いた霊鷲山(りょうじゅせん)に似ていた。
 冬枯れの風景には、紫の山は凛として見える。農民たちが稲わらを焼く白い煙がいくつも見えるのだった。
 夕刻になって、佐藤瑞法は寺の庫裡に招かれた。うどんの味を楽しみ、白隠和尚の含蓄のある話を聞いた。
 佐藤瑞法は、あの時のことが懐かしかった。
 徳川吉宗は、佐藤瑞法が白隠和尚に会ったことを知っていた。吉宗と白隠が親しい間柄であれば合点がいく。
 その夜の丑の刻のことであった。佐藤瑞法は、宿の障子を開けた。そして、富士の方角に手を合わせた。
「木は水を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」
 佐藤瑞法は、五行の相生を静かに念じていた。
相生は、全ての運気を盛り立てるのだった。だが、吉宗が将軍になったこの年は、相克の年であった。相克は、合い入れない二つのものが互いに勝とうとして、争いが生じるのだった。
 佐藤瑞法は、五行の相生を題目のように繰り返し唱えていた。それは、本気で吉宗の未来を陰陽五行で占い、災いを転じるための秘法を施す姿であった。
 月の光が宿場町を照らしていた。旅人たちは、旅籠の部屋で夢を見ていた。月の光は、 佐藤瑞法の祈る姿を映し出していた。
 佐藤瑞法は、富士山に向かって手を合わせる。その時、中尊寺の金色堂に安置されている金箔の檀上諸仏がそこにあった。
 佐藤瑞法は、金色の諸仏に手を合わせながら義経が訪れた中尊寺や衣川、そして北上川を思い出していた。
 中尊寺の金色堂には、きらびやかな金工細工の装飾があり、螺鈿(らでん)や蒔絵(まきえ)は美しかった。金色堂を訪れた人たちは、その美しさに息を呑む。
 北方の王者として名を馳せた藤原秀衡(ふじわらひでひら)は、義経を長きに渡って奥州でかくまった。
 そして、頼朝の挙兵に合わせて佐藤継信・忠信兄弟を義経に従わせたのであった。武士の鏡として、今でも語り継がれている一族の誇りが佐藤瑞法の心を動かしたのだった。
 翌朝、夜明けとともに佐藤瑞法は、迎えに来た男とともに舟に乗った。富士山が背後になり、水鳥の鋭い鳴き声が頭上でした。驚いた乗客たちは、鳥と分かると顔を見合わせて笑った。
 川を渡ると馬が用意されていた。馬に乗った佐藤瑞法は、赤坂の紀州藩邸には、昼過ぎに着くことができた。
 佐藤瑞法は、紀州藩邸の奥座敷で、下総布川の白隠和尚と対面した。
 白隠は、まるで恵比寿様のような柔和な表情で座っていた。そして、どちらからともなく、徳満寺で夕うどんを食べた時のことを懐かしがった。
 天賦の才能を持った二人は、将軍吉宗のために呼ばれた。
 白隠和尚は、月に一度は将軍吉宗に仏法を講じることになり、佐藤瑞法は、藩邸の離れを与えられて、陰陽五行の占いを託された。
 将軍吉宗は、隠忍から一部始終を聞いて喜んだ。吉宗は、天海僧正が陰陽五行の結界を作って、江戸を守ろうとしたことを知っていた。
 天海僧正は、江戸城の鬼門の東北に寛永寺を築いた。それは、陰陽五行に通じる天海僧正の策であった。
 寛永寺の敷地内には、金色の上野東照宮が建造されて、そのはるか一直線上には、日光東照宮があった。
 江戸から北辰(北極星)が見える方角は、日光になる。北辰(北極星)は、天の中心にあり、星々はその周りを回っていると信じられていた。
 神君家康は、北辰(北極星)に宿って、死後も江戸城を守護していたのであった。それは、天海僧正が巧妙に仕組んだものであった。
 北辰には、金神がそこに奉られていると言われており、守護神としてはこれ以上のものはなかった。
 全国の大名たちは、神君家康の眠る日光には、足を向けて寝ることもできなかった。
 そして、天海僧正は、自らの陰陽五行の知識を様々な五行の力を借りて、江戸城を守護するように結界を作った。
 その一つは、黒・白・赤・青・黄の五つの不動尊を江戸城の周囲に配置して、魔の力の及ばない聖域を作ったのであった。江戸城は、幾重にも見えない力によって守られることになる。
 将軍吉宗は、どうしても富士山大噴火を占った陰陽五行の天才占い師が必要だった。佐藤瑞法の陰陽五行によって、更に強固な結界を作るのがねらいであった。


(二)風の喜八が西国に行く

 四つ木八幡宮の境内には、参拝客たちで賑わっていた。名物の赤穂の塩饅頭や八幡宮を守る白龍の護符を求める人たちであった。
 喜八は、昨夜遅くなって四ツ木八幡宮に戻った。江戸市中の探索で、疲れはたまっていたが、この日も赤穂の塩饅頭作りに忙しく働いていた。
 近くの村からは、あねさんかぶりのおかみさんたちが夜明け前から四つ木八幡宮に来た。そして、饅頭の餡を練り、境内の掃除を手伝っていた。
 喜八の妻のお勢は、久しぶりに八幡宮に帰った喜八を見ていた。公儀のために日夜働く喜八は、ひどく疲れていた。
 喜八は、赤穂藩のために働き、今では、徳川幕府のために身命を捧げていた。四つ木八幡宮に戻った喜八は、八幡宮の修繕も行わなくてはならなかった。ゆっくりしている暇はなかった。
 四ツ木八幡宮の本堂には、木村源浄の十文字鎌槍が奉納されていた。木村源浄は、紀州藩の窮地を救った幕府の隠密であった。
 喜八は、宝蔵院流の槍の名手だった木村源浄との立ち合いをした。あの時の光景は、いつも鮮やかに思い出すことができた。
 喜八は、暗いうちに起きだして、久し振りに木村源浄の十文字鎌槍の手入れをしたのだった。
 八幡宮の境内では、野菜を売る人や竹細工を並べる人たちがいた。その中には、がまの油売りもいた。
「さぁー、お立ち会い。ここにある陣中膏は、筑波山の麓のがまの油で、四六のがまだよ。がま蛙だ。刀傷でもこれを塗れば立ちどころに治ってしまう。さぁ、どうぞ」
 口上を述べているのは、初老の痩せた浪人だった。
「本当に立ちどころに治るの?」
「もちろんでございます。筑波山に十年ほど籠って、偉い仙人から授けていただきました。この陣中膏は、四六のがまの油だよ」
 一番前で見ていた若い男は、がまの油売りの刀で自分の腕を切って見せた。血がにじんだところに陣中膏を塗ると傷跡もなかった。
「この陣中膏は、大したものだね」
 見物人たちは、驚いて声を上げた。がまの油は、立ち所に売り切れ御免となった。
 先ほどの若い男は、がまの油売りの荷を背負って八幡宮を後にした。若い男は、客を装うさくらであった。
 参拝客たちは、がまの油売りの口上を楽しみ、がまの油がただの油薬と知っていた。江戸っ子は、そんな楽しみ方を知っていたのだった。
 参拝客たちで賑わう境内には、隠密廻り同心の高畠十郎が姿を見せた。喜八は、すぐに高畠に気づいた。喜八と高畠十郎は、と本堂に入った。
 喜八は、公儀から新しいお役目が自分に下されたと思った。
「亡き木村源浄様の十文字鎌槍は、いつ見ても見事であるな・・・・・・」
 高畠十郎は、夏用の黄八丈姿で、髷を結ったばかりのびんつけ油のいい香りがしていた。
「幕閣からのお達しである。喜八よ、東海道をのぼり、諸国の様子を知らせるのだ。出立は、明後日の明け方である」
 公儀隠密として、喜八は幕閣の指示に従う。それが無理難題でも身命を賭して公儀のために尽くさなくてはならなかった。
 将軍吉宗は、紀州藩の隠密たちを自らの側近として江戸城に呼んだ。御庭番の創設であった。そうなると喜八のような古くからの隠密は、地方の動向を窺う役に付くことになる。
 喜八は、高畠十郎の申し付けを冷静に受け止めていた。この度のお役目は数年に及ぶことも考えられた。
 西国では、関ヶ原の戦の怨念は、まだ続いている。喜八は、幕府に反する者たちとの立ち合いや病で倒れ、遠く離れた地で、独り寂しく死ぬこともある。
 喜八は、既に四十歳を過ぎていた。夢想流杖道の達人であったが、以前より技の切れが悪くなっていた。それが気になっていたのだった。
 喜八は、江戸を離れる前に大石たちが眠る泉岳寺に詣でることにした。不安な気持ちを落ち着かせるためであった。
 隠密廻り同心の高畠十郎が帰ると喜八は、お勢を呼んだ。
「お役目は、分かりました・・・、なにとぞ、お体は大事にしてください。子どもたちと四つ木八幡宮を守ってまいります」
「苦労をかける。西国には、関ヶ原の怨念を持った者たちも大勢おる。徳川幕府を盤石にするためのお役目で命を落とすこともある・・・、だが、心配するな、四つ木八幡宮の白龍が守ってくださるよ」
 喜八は、そう言うとお勢の入れた麦湯を呑んだ。お登勢と良雄もそこに座った。年頃の娘になったお登勢と亀や雀を放した放生会で口上ができるようになった良雄は、頼もしく見える。
「母の言うことを聞いて、頼むぞ。少し、風にあたってくる」
 喜八は、そう言うと夕暮れの林の小道を歩いた。田んぼからは、蛙の鳴き声がうるさいほど聞こえてくる。
 喜八は、長きに渡って四つ木八幡宮を離れることに心配が尽きなかった。四十歳を超して、腰の痛みに悩まされるようになった。
 赤穂藩の隠密として、無理を重ねてきたためであった。真剣に対して、喜八は白木の丸木の棒で対峙する。勝負がつかなかったことはあっても負けたことはなかった。
だが、自らの身体が悲鳴を上げているのを認めるしかなかった。喜八は、前途にある自らの老いについて、不安を感じていたのだった。
 隠密廻り同心の高畠十郎は、喜八の不安には、気づいていなかった。林の道の先には、古びた稲荷の社があった。
 喜八は、社の狭い境内で丸木の棒を振った。夢想流杖道の達人である喜八は、相手を思って、真剣を杖で受け、そして打ち落とす。
 夕闇が迫る中、いつまでも喜八の掛け声が聞こえていた。流れるような喜八の動きは、白龍の姿にも見えるのだった。
 ふいに喜八の動きが止まった。瞬時にして、人の気配を察して丸木の棒を構えるのだった。
「喜八様、清三でございます。これから八幡宮を訪ねるつもりでした」
 夕陽を背にして立っていたのは、公儀隠密で服部半蔵の再来と言われた清三であった。「何か、心配事があるのでしょうか?」
清三は、人の振る舞いや仕草で人の心が見えるのであった。
 喜八は、清三には本心を明らかにした。清三は、うなずきながらも言葉を発しなかった。喜八ほどの達人が自らの老いに不安を覚えていたのだった。
「高畠十郎様から、みちのくに行くようにとの幕閣からの命を受けました。喜八様に知らせるようにと高畠様から言われております。明朝、出立いたしますので、是非、本堂にあります木村源浄様の十文字鎌槍を見せていただきたいのですが・・・」
 清三もまた幕閣からの命で、地方に使わされるのだった。喜八は、清三に本堂に泊まるように言った。
 四つ木から下総布川に行き、鎌倉街道を北に進むことを勧めた。清三もその道を行くことを決めていた。
 清三は、みちのくに行く前に風の喜八と会いたかった。今生の別れになるかもしれなかった。それが、四つ木八幡宮を訪れた清三の真意であった。
 喜八もまた、清三の心を読んでいた。これまで、幕閣の命を受けて江戸市中の探索を続けてきた二人であった。
 雪の降りしきる夜や炎天下の海沿いの街道で、長きに渡って不審な者たちを二人で見張ってきた。
 吉宗が御三家から初めて将軍に就き、吉宗は紀州藩で隠密の役に当たっていた者たちを江戸城に呼びよせた。
 将軍直属の者たちは、将軍の密命を受けて隠忍として、人の道に反する謀略にも加わるのだった。
 幕府のためには、あらゆる手段を使うことも許されていた。喜八と清三は、本流から外れることで、人の道に外れる謀略には加わらないですむ。それは、二人にとっては幸いだったのかもしれない。
 月光院付きの大奥年寄りの江島が起こした事件は、吉宗と大奥の天英院が策謀したことであった。
 吉宗は、あらゆる策略を用いても自らが将軍職に就くことを目指した。それは、弱体化した幕藩体制をもう一度神君家康の時代に戻すことだった。
 それをやらなければ、また群雄割拠の時代に戻り、戦乱が全国に広がる恐れがある。そして、多くの者たちが死んで、荒んだ国土になるのだった。それだけは、防がねばならなかった。
 吉宗は、大奥を手なずけ、幕閣への圧力を強めてきた。そして、数多の策略により、将軍職を手に入れたのであった。
 大義のために尽くしてきた喜八と清三は、人の道を外してまで、謀(はかりごと)を行うことは是としなかった。
 それを口に出すことは決してできなかった。それを口にすれば、二人を見張る隠忍が放たれることも考えられる。
 最後は、信義によって道は開かれると喜八は確信していた。服部半蔵の再来と言われた清三は、喜八と同じ思いであった。
 喜八は、将来を思うと自分が糸の切れた凧のように思えた。その凧糸を切ろうとしているのは、紛れもなく将軍吉宗であった。
 吉宗によって、先代将軍の側用人だった間部詮房(まなべあきふさ)や新井白石もすでに罷免されていた。
 今では、幕府の要職が紀州藩の者たちによって、占められるようになっていた。
 喜八は清三を連れて、八幡宮に戻った。そして、本堂にある亡き木村源浄様の十文字鎌槍を見せた。
「見事ですな。木村源浄様の魂がこの鎌槍に秘められております・・・」
清三は、十文字鎌槍を手に取った。喜八は、鉄砲洲の波除神社で木村源浄との立ち合いを思い出す。木村源浄の槍が月光の下にあった。
 十文字鎌槍は、亡き木村源浄の存在を記していた。二人は、その鎌槍の輝きに勇気を与えられたようであった。
 庫裏では、お勢が泥鰌(どじょう)やごぼう、そして、葱を入れた土鍋を火にかけていた。柳川鍋だった。
「この柳川は、四つ木村のおかみさんたちから頂いたものばかりで作りました」
 喜八は、湯気の上げる鍋を前にして、清三と酒を飲んだ。二人は、大波を前にした小舟のような心持であった。二人の不安を一時忘れさせてくれる酒であった。
 蛙の鳴き声が一段と大きくなる。風が杉林を吹き抜けていく音が聞こえた。


(三)津軽から来た浪人柏森里

 待乳山聖天社の門前で八百屋を営む三太夫婦には、陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法の占いのとおり娘が授かっていた。
 三太は、野菜を商う俸手振りから店を持つようになった。毎朝、商売に出る前に浅草寺の観音様にお参りを続けた。
 その姿を何年も見ていた八百屋の元締めである八百千の旦那は、八百屋を開く鑑札を三太に与えたのだった。
 三太の店は、繁盛していた。聖天社に奉納する大根は、この店の名物だった。
 待乳山聖天社には、芸者衆や男女の縁結びを祈願する人たちでにぎわっていた。
 三太のおかみさんのキヨは、吉良上野介が領主だった吉良の庄から江戸に下がってきた。
 三太夫婦は、娘を連れて四つ木八幡宮の放生会に行く。花川戸から船宿近江屋の権助が出す帆船に乗った。
 権助の倅の小太郎は、船を操っていた。白い帆を一杯に風を受けた船は、大川を滑るように進む。
 歩き始めた三太の娘は、揺れる船に驚いて泣き出した。
キヨは、娘をあやしながら水鳥の名を教えていた。大川の川面に魚が跳ねていた。
「親方、むじな長屋には、新しい住人が入ったと聞きましたが?」
 三太は、権助にそう尋ねた。
「佐藤瑞法様の後には、津軽から若い侍が入ったよ。無口なお人でな、生活は苦しいようで・・・・・・わしは心配をしてる」
 佐藤瑞法の部屋に入ったのは、津軽藩の脱藩浪士の柏森里という若い浪人だった。
無口で、むじな長屋の住人たちが挨拶をしても会釈をするが、決して無駄口を叩かなかった。
 おかみさんたちは、柏森里が仇討に江戸に来たとまことしやかに噂をするのだった。
「あの若い浪人は、相当腕がたつよ。時折見せる思いつめた横顔は、仇を追うお侍の顔ですよ」
 権助は、柏森里が木刀を持ち、浅草寺の裏にある田地に行くのを見たことがあった。柏森里は、毎日を寡黙に過ごしていた。昼間は、決して部屋から出なかった。
 そして、日が暮れると木刀を持って出かけていくのだった。
 まるで、蝙蝠(こうもり)のようだと長屋の住人たちは噂していた。
 長屋の大家でもある権助は、柏森里から江戸に来た訳を聞いていた。
 津軽藩の下級藩士であった柏森里は、自分の弟が同僚とのいさかいで刀を抜き、乱心と見なされて津軽藩から召し放しの刑を受けた。
 そのことを恨んで、弟が本所の津軽藩邸でいさかいの相手と立ち合うことを懸念していたのだった。相手の男は、今では出世をして、本所にある津軽藩の上屋敷にいた。
 喜八は、西国に立つ時に権助の船宿に寄った。
 柏森里の話を権助から聞いた喜八は、ばったりと大川端で柏森里と出会った。
 一緒にいた権助は、喜八に柏森里を引き合わせた。柏森里は、津軽なまりがひどく、喜八は何を言っているのか聞き取れなかった。
 喜八は、瞬時に柏森里の剣の腕を測っていた。腰に差している刀も手入れが行き届いていなかった。身のこなしを見ても剣を使うというより、大柄な体は、相撲取りのようだった。
 喜八の目は、正しかった。柏森里は、熊のような体で主君の前で相撲を取る力士だった。
 権助は、素直で世間慣れしていない柏森里に好感を持っていた。倅の小太郎には、柏森里の話し相手になるように言いつけていた。
 権助は、いつかとんでもないことが本所の津軽屋敷で起きることを案じていた。柏森里の弟が津軽屋敷に切り込み、助太刀をする柏森里の姿が脳裏に浮かんだ。
 武士としての屈辱を晴らすべく、兄弟は津軽藩邸に切り込んでいく。
 権助は、江戸に喜八がいないので、誰にも相談ができなかった。自分にできることは、大家として柏森里を見守っていくしかなかった。
 倅の小太郎は、父権助の思いを理解していた。柏森里の部屋を訪ねることにより、少しずつ柏森里が心を開いてくれることを願っていた。
 四つ木八幡の渡し場には、喜八の娘のお勢と倅の良雄が迎えに来ていた。林の向こうから笛や太鼓の祭囃子が聞こえていた。
 八幡宮には、大幟(おおのぼり)が立てられ、大勢の参拝客たちが境内にいた。鳥に親の戒名を言い聞かせて、空に放している人や紐でつるされた亀を買って大川にぼちゃんと放す人もいた。
 「放し亀です。放し鳥でございます。放せば御先祖様の供養になります。えー、いかがでしょうか。お客様、亀の泳ぐ方に、雀の飛ぶ方に手を合わせてください。その方角に御先祖様がいらっしゃいます。西方極楽浄土にご先祖様がいらっしゃいます」
 良雄は、境内でいつもの口上を大声で言う。
 四つ木村の子どもたちは、亀や雀を持ち寄ってくる。お登勢は、子どもたちに駄賃を上げていた。
 三太とキヨは、娘を連れて名物の赤穂の塩饅頭を買いに行く。
 権助は、喜八のいない放生会が寂しかった。いつもだったら赤穂の塩饅頭を売る立ち姿の喜八がいた。
 喜八が西国に立って、ひと月が経とうとしていた。権助は、本堂の八幡様と守護神である白龍に喜八の無事を祈っていた。







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