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不作為から招く世界金融崩壊を放置するEU首脳・世界首脳たち
 
2011年10月10日 16時8分の記事

2007年のサブプライム問題、2008年のリーマンショックから始まった世界の金融崩壊。その崩壊の原因(基軸通貨米ドルの限界、デリバティ商品のグローバル化、レバレッジによる金融市場の博打化、CDSによる金融のモラルハザードの蔓延、投資(投機)銀行の暗躍等々)は明らかであるにもかかわらず、即、実行したのは投資銀行の廃止のみです。この廃止は投資(投機)銀行の資金のトンネル機能を持った子会社であるSIVを潰し、膨大な利益の行方を隠し、証拠を隠滅することが目的であったと思われます。そして、本体の投資銀行には損失を残し、その損失をUSA政府とFRBが受け持ったに過ぎません。
そして、投資銀行の廃止以外の根本的な問題を究明することなく、何の解決策も見出すことなく、2009年1月のG20会議は終了しました。これを捕らえて、最近、ジョージ・ソロス氏は「お前は(世界金融)は既に死んでいる」といったのです。


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既報再掲

 10月6日(ブルームバーグ):資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏は、2008年以降の国際金融市場の混乱について、欧米にとって旧ソ連崩壊前の最後の数年間を想起させる意味合いを持つと語った。
  ソロス氏(81)は6日放映されたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「西側世界で似たような状況が起こっている。市場は実際には金融危機で崩壊したにもかかわらず、各国当局の力によって生き永らえている。人々はシステムが現実に崩壊したことを理解していない」と述べた。
  同氏はその上で、08年の信用危機への対応で各国政府が犯した最大の過ちは、世界的に銀行や他の金融機関を規制するルールを承認できなかったことだと指摘。市場統合の進展にもかかわらず、各国は自国だけの規制策定に終始し、規制をかいくぐる動きがウィルスのように広がることを許していると批判した。
記事に関する記者への問い合わせ先:Jesse Westbrook in 東京 at jwestbrook1@bloomberg.net

ということですが、これらの金融崩壊を防ぐ解決策は上記のように明らかですので、世界の金融当局および国際金融機関等々と各国首脳はG20で合意をはかり解決策を実施して行けば、今日までの金融危機と世界金融崩壊は防げたはずです。
これは、明らかに世界金融崩壊に加担する各国金融当局、国際金融機関および各国首脳たちによる不作為です。
その後、アメリカではいくつかの規制法案が実施されつつあるようですが、枝葉末節の対策であり根本的な解決策にはとうてい及びません。

この不作為はギリシャデフォルトで始まるEUの金融崩壊でも、まったく同じ展開で進むものと思われます。

ギリシャ問題ではデフォルトが最善策の公算も−サンマリノ中銀元総裁
  10月6日(ブルームバーグ):サンマリノ共和国中央銀行のビアジオ・ボソーネ元総裁は、欧州金融市場で投資家の信頼感を回復させるには、ギリシャの秩序あるデフォルト(債務不履行)が最善の策かもしれないとの考えを明らかにした。
  ボソーネ氏はローマでのインタビューで、「秩序ある再編プロセスの可能性を排除すべきではないだろう。市場を落ち着かせるという意味では、それが解決方法かもしれない」と指摘。「現時点で真剣に検討しなければならないことだ」と述べた。
  また、「ギリシャ政府はもちろん約束を守るつもりだろう」とした上で、「それがどこまで可能か、われわれは考える必要がある」と語った。
  同氏は、国際通貨基金(IMF)の独立評価機関(IEO)と世界銀行の顧問を務めている。
-- Editors: Andrew Davis, Andrew Atkinson

オランダ議会、EFSF拡充案を承認−残るはスロバキアとマルタ
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10月6日(ブルームバーグ):オランダ議会下院は6日、ユーロ圏の救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充案を賛成96、反対44で可決・承認した。
これにより、ユーロ圏17カ国のうち同拡充案への議会採決が行われていないのはスロバキアとマルタ2カ国のみとなった。マルタ議会は10日、スロバキア議会は11日にそれぞれ採決を行う予定。
記事に関する記者への問い合わせ先:Jurjen van de Pol in Amsterdam at jvandepol@bloomberg.net.

これらの記事のように少しづつEU金融危機に対処しているようですが、7月21日のギリシャデフォルト問題を協議する前日にEUのバローズ委員長はEU金融安定ファシティの拡充などの3つの対策を提言していました。その翌日の会議でこの提言も協議したハズですが、それから3ケ月近くなりタイムリミットが迫っているというのにEU首脳の対応は牛歩のごとくです。
やはり、金融危機に対する不作為と同然の行動のように思われます。

フランス・ベルギーの準大手銀行「デクシア」の救済をフランス、ベルギ、ドイツ、ルクセンブルグなどが発表していますが、デクシアの子会社(消費金融)がギリシャ国債を多く持っているようです。フランスのノンバンクはフランスが所有するギリシャ国債の70%を占めているようです。
以下、参考資料
外国金融機関が保有するギリシャ国債の合計 ロイター 特集世界経済展望
http://jp.reuters.com/news/globalcoverage/globaleconomy

によりますと、この内欧州の金融機関の合計が1363億ドルで欧州以外が94億ドルなので、欧州が世界全体の93.5%を持っています。日本は16億3100万ドルで全体の1.1%です。

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