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古き良き精神(意志)の本質的価値に気づき全てを生かす「覚醒」
 
2011年11月6日 19時40分の記事

コールマンインデックスの新しい時代にあって私たちは本質的な価値がどこにあるか
それを知る時期に来ていると思います。
「マヤ暦」がコールマン博士によると2011年10月28日(日本時間2011年10月29日AM:10:00)に「物質の時代」から「精神の時代」、「精神と物質の統合の時代」に入ったとのことです。
ここで、本質的な価値について考えて見ます。


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実はこの3日間投稿できなかったのは大阪と長野に3日間出張していたからです。正確には大阪はプライベートな目的で長野は出張でした。しかし、このプライベートなことと出張が見事に繋がっていたのです。
まず大阪ですが、これは長野の出張が4日〜5日で決まっていたので3日に何か面白い講演が無いか探していました。そして見つけましたコールマン・インデックスを紹介している「ヤスの備忘録」さんの案内で大阪「人間クラブ」主宰の講演会がありました。早速それに参加してきました。その講演会は非常にハードな講演会でした。午前11:30〜午後8:30まで2時間ごとに10分程度の休憩のみで連続しての講演が続きました。しかも、その講演会に出席の百数十名が各講演開始時間にはきっちり全員が席についている状態でした。そして、その講演会の主テーマは何の打ち合わせもしなかったとの事ですが偶然というか自然にシンクロした結果「覚醒」であったのです。

にんげんクラブ大阪「これからの日本〜コルマン・インデックス後の世界と日本人の天命〜」 大阪支部代表 川島伸介
山本龍和 (新進気鋭の書家) 書のライブパフォーマンス「覚醒」
川島伸介 (レイキヒーリング者) 「新創世記の超暗号?」
鈴木 隆 (整形外科医 京都支部代表) 「医療現場から見るこれからの日本の展望 −日本から始まるパラダイムシフト 見えるものと見えないものの統合の時代へ」
岡野弘幹(世界的音楽家)&川島伸介対談「Feel The Earth 、Feel The Misson」
     音霊ライブ演奏「Sunrise of New World」
船井勝仁 (船井総研社長) 「ミロクの世に向けて、未来から考える新しい生き方」
神谷宗幣 (吹田市議会議員 龍馬プロジェクト会長) 「これからの日本」
池田整治 (元陸上自衛隊陸将補 全日本実業団空手道連盟理事長) 「これからの日本と日本人の天命」
高島康司 (作家 コルマンインデック紹介者) 「THE NEXT EARTH〜コルマン・インデックス後の世界〜」
懇親会
以上がこの講演会のプログラムです。講演会が途中の休憩を挟んで9時間、その後の懇親会が30分延長して2時間計11時間のロング講演会&懇親会でしたが、私が日頃投稿しているブログ「美しい地球と伴に」で主張している「これからの日本人の精神性や役割が世界を導く」的な話と一致しており、世界の金融経済破綻の話もほとんど私が予想している内容と同じであり、むしろそんなことは解りきっていることなので時間の制約上極力説明しないという雰囲気であり受講者も納得している様子した。
このように、テーマはそれぞれ少しずつ異なりますが、共通することはこれからの世界と日本でありその中で日本人の役割、日本人がいかに「覚醒」するかどうかで人類の未来が左右されるのではということが自然にシンクロしていました。講演者の皆さんは、この日本人の役割について、所謂「選民意識」などで無く、狂った世界金融経済環境や厳しい災害の中で尚世界の中でも稀な日本人の精神性が今後発揮されるのではとの期待が強くこめられているものでした。なかでも、池田整治さんが講演の最後に流されたビデオ「特攻隊」の意志について、4千数百名の特攻隊の意志はこの戦況に残されたわずかな戦力の中で自分たちが戦艦に突っ込み自爆するのも止むを得ない。しかし、その戦果はほとんど期待できない結果に終わるだろう。そして、このような状況に追い込まれている日本が敗れることは明白であることなどを理解していたこと。しかし、それでも尚「家族のため、戦友や仲間のため、日本のため」そして、なによりも、百年後、五百年後の日本人が特攻隊員の意志を汲んでくれる日が来ることを願って発っていった。このくだりになると私はこの事実を知っていましたが、自然と涙が出てきます。20歳前後の若くて賢い彼らの複雑な思いとその精神性を汲み取ろうとすると自然に涙が溢れてきます。
現代の拝金宗教に犯された日本人はこの若き特攻隊員の崇高な意志から学び、彼らの死を決してムダにしないためにも「覚醒」しなければならないと思います。
一方、人類史上最大の虐殺をした加害者であるアメリカは広島に原爆を投下したB29「エノラゲイ」を50年間大事に保存し、1995年スミソニアン博物館に展示しています。
当初、これを展示するについて、当時の博物館の館長は広島の悲惨な結果を示す資料も合わせて展示したいと考えていましたが、退役軍人の猛反対で「エノラゲイ」だけの展示になりました。それが決まったので良識ある館長は辞任しました。
このように、戦後50年たった時期においても、日本の若き特攻隊員の精神とアメリカの退役軍人の精神の違い、それぞれ国民性、社会環境や立場は当然違いますが同じ人間としての心を持ちようがこれほど異なるとは。やはり、ビル・トッテンさんが言われる「悪魔が棲むアメリカ」などでしょう。人類の精神性の両極端を表していると思います。

懇親会では、後半の1時間、参加者の40~50名が車座に座り「寄り合い」的にテーマに従って自由に会話する形式で行われました。司会者の船井社長が誰かテーマをと言われたので、私は、即座に「覚醒」を提案し、それについて活発な意見が多くの方々から出されました。皆さん、日本人の覚醒が必要な時期に来ているとの認識は共通して持たれているようでした。この中の高島さんの話で、2007年の富士通で講演していたときに心臓発作で意識を失い臨死体験をしたそうです。その経験から自分は合理主義者であったのですが以後ブログや本でコルマン・インデックスなどを広めなければと思ったといわれていました。このように日本人は世界に先駆けて何かのきっかけで「覚醒」して行くのかも知れません。

4日は長野伊那市の伊那食品工業の本社を見学し塚越 寛会長の講演を聴きました。
本社は良く整備された広大な松林の公園の一角にありました。全社員は始業40〜50分前に自主的に出社しその公園の整備や掃除を毎日行っているそうです。なぜ自主的にそんなことが毎日続けられているのか? その答えは会長の講演の中で出てきます。
伊那食品工業は寒天製品を製造し、売上170億円、社員440名、寒天のシェアは80%を超え創業来経常利益を出し続けているそうです。その秘密を知りたくて大企業幹部の見学が絶えないそうです。
塚越会長は「会社の真の目的は、会社を構成する人々の「幸」の増進を計りながら、様々な分野で社会に貢献することである」と考え、「いい会社ですね」と言ってくれる会社作りを目指し、「利他」を思い、社員、お客さん、地域の方々の「会社のファン作り」を目標に経営しているとの事です。リストラはしない、この十年で100名あまり増員しています。本人の都合以外では全員正社員にする。同業者とは争わないで新規開拓で成長する戦略。「遠くを見て経営する」など。この十数年の日本の大企業がしてきたことである、リストラをし、社員を大事にせず、パートを増やし、同業と過酷なシェア争いを行い、目先のことで経営判断をする、これらとは正反対の方針で順調に成長しています。また、3年前のマスコミの話題で持ち上げられたことによる「寒天ブーム」が起きたとき、会長は社員に無理をすることは無いこれは異常なことであり会社の危機であると言い聞かせたそうです。ブームが去ると在庫が積みあがりましたが、このことを予想していたので損失は出なかったそうです。この判断も一般の経営者とは真逆です。会長の経営戦略の基にあるものとして二宮尊徳の言葉が会社案内の2ページ目に載っています。

遠きをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために
杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有なり
近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみに目につく
故に貧窮す

二宮 尊徳

この二宮尊徳のことばを日本の指導者や経営者全員に知らしめたいものです。最近の日本の政治・経済の指導者はこの二宮尊徳の教えと正反対なことを実施しその誤りにさえ気づいていません。そして、死に行く間際にありながら尚日本の遠くを見た精神の若き特攻隊員に比べ余りにも愚かな輩ではないでしょうか。

5日は創立2年の介護施設とクリニックを見学しその経営者の講演を受けました。
その方は2年前まで1000床の病院・介護施設を育て経営していましたが、ある日突然身内の裏切りにより全てを失ったそうです。その失意の時に塚越会長に出会いバックアップをいただき地域に貢献する産婦人科が主体のクリニックと介護の総合サービスを行う施設を立ち上げました。クリニック・介護施設を見学しましたが、いたるところに工夫やアイデアが凝らされており、ここまでよく考えられるものだと感心しました。しかも短期間であるにも関わらず既に立派な経常利益を上げています。このエネルギーはどこから出てきたのでしょうか。堀越会長の意志を少しは実践できたと謙遜していましたが、裏切りに遭い、ゼロになり、失意のどん底で人にめぐり合い、その意志を理解し、社会に貢献する視点に立ち、徹底した工夫やアイデアを生かしたことを実践するとその成果が現れる。何かこの間に大きな精神の転換があったと思われます。そして、次の「遠くを見る」経営戦略を考えているそうです。

このような3日間でしたが、今の間違った世界の政治経済を改めて認識すると同時にこれからは日本人の古き良き精神の視点にたった新しい社会が構築されるのではと思われる貴重な体験が出来ました。
人類が目指すべき本質的価値がどこにあるか少し解ったように思います。

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