国民に危機を知らせる役目を放棄した日本のマスコミ | |
2011年11月28日 21時46分の記事 | |
「日本に棲む悪魔達」 「[FT]始まったユーロ圏崩壊へのカウントダウン」という記事がようやく日経のWEB刊に載っていました。12月9日のEU首脳会議で合意出来なければユーロ圏の崩壊が始まると言う記事です。 ようやく日経もEU危機の直前になって警告を知らせる記事を載せ始めました。しかし、フィナンシャルタイム版です。日経にも記者は沢山いるはずですが、彼らはいったい何をしているのでしょうか。
国民の財産を守るために国民や読者にもっと早く危機が迫っていることを日経の記者自らが記事を書くべきではないでしょうか。それとも、このような危機を知らせる情報収集力や分析力や能力が無いのでしょうか。あるいは、そのことは内部では解っているけれどあえて国民や読者に知らせないようにしているのでしょうか。 私は両方だと思います。記者の能力が相当低下していることも事実でしょうし、知っていてもその危機を知らせないことも事実だと思います。 このようにマスコミは国民の生命や財産の危機について正確に知らせる能力を失っています。そして、その危機を知っていても知らせず、むしろ逆に生命や財産は安全であると報道しています。 日本のマスコミのこのような報道は読者や国民を完全に裏切った姿勢そのものです。いや、国民や読者の生命や財産を失わせる危険な落とし穴に誘導する犯罪に等しい行為であると言わざるを得ません。 私は10年以上前からマスコミをほとんど信用していませんが、それでも、つい信用してしまい、ちょくちょく未だに騙されることがあります。マスコミを信用するように数十年洗脳されてきましたから完全にその洗脳から脱皮するのは難しいということだと思います。 現在の日本人の大半は特に50代以上の人々は未だにマスコミの報道をそのまま信じている人のほうが多いと思われます。 その信用してくれる人々に偽りやより危険な方に誘導するこの報道姿勢は第二次大戦後のアメリカ軍の占領政策の一環であるとはいえ許されるものでは無く、悪魔に魂を売り渡した行為そのものであり、2001年以降それがより顕著になっています。 今の世界の危機、日本の危機にある現状について、その状況を知らせることなく「安全、安心」だと言って騙す政治家、官僚、マスコミは「日本にも棲む悪魔」になってしまったようです。 以下、参考記事 [FT]始まったユーロ圏崩壊へのカウントダウン <ユーロ共同債や債務の貨幣化、量的緩和など、政治家たちが重い腰を上げたのは、決まって事態が相当に悪化してからだ。ユーロ圏をめぐる議論では必ずといっていいほどこうした指摘を耳にする。…続き (11/28) http://www.nikkei.com/biz/world/page/p=9694E3E7E2E0E0E2E3E2E6E1E0E2?n_cid=DSTPCS001 | |
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