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シドニー通信員の『豪リークス』-ブロくる
飯島浩樹 さん
シドニー通信員の『豪リークス』
地域:海外
性別:男性
ジャンル:ニュース 世界情勢
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オーストラリア在住 某民放局シドニー通信員からの情報。
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2011年4月9日 12時3分
NZ大地震と東日本大地震
 
2月22日午後12時51分。ニュージーランド第3の都市クライストチャーチ付近を襲ったマグニチュード6.3の直下型地震は、市内 中心部の多くの建物に壊滅的被害をもたらし、最終的な死者数は180人以上になるとみられる。

地震発生から間もなく現地のライブ映像がオーストラリアにも届き、地元テレビ局 のレポーターが、難を逃れた市民にインタ ビューをしている間に大きな余震が起き、 クライストチャーチのシンボルである大聖 堂の屋根が音を立てて崩れ落ちる様子など が画面に映し出された。

「これは尋常ではない !」と感じ、すぐさま 現地入りを目指したが、当然ながらクライ ストチャーチ空港は閉鎖中。「被害を受け た建物に多くの日本人が残され、そのうち 何人かが瓦礫の中から携帯電話で助けを求 めている!」 との情報がもたらされたのは、 とりあえず向かうことにしたNZ北島オーク ランド行きの便に飛び乗る直前だった。

オークランドで眠れぬ夜を過ごしたが、 翌23日早朝にはクライストチャーチ空港が 無事だったことが確認され、我々はその日 の午後には現地に入ることができた。しか し、多くの日本人が巻き込まれたCTV(カン タベリーテレビ)ビル付近は封鎖され、近 寄ることもできない。ビルから数百メート ル離れた規制線の外からレポートするのが 精一杯だった。

クライストチャーチ市内の道路は、いた る所で地割れや液状化現象が起き、レンガ 造りの教会のほとんどが見るも無残に崩れ 落ちている。昨年9月に当地を襲ったM7.0 の地震で大きなダメージを受けた建造物 が、今回の地震で一挙に崩れ去っていた...

続きはオーストラリア最大の日本語紙「日豪プレス」のサイトで..

http://top.25today.com/column/goleaks/3_47.php#a021035


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2011年4月3日 6時33分
原発は危ねえ、癌で死にたくねえRCサクセション
 


忌野清志郎予言の歌
RCサクセション サマータイム・ブルース
オリジナル歌詞: E. Cochran & J. Capehart
日本語詞(替え歌): 忌野清志郎

暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い (悪かったな、何だよ)
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース

(原発という言い方も改めましょう。
何でも縮めるのは日本人の悪い癖です
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。
心配は要りません)

あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース

電力は余ってる、
要らねえ、もう要らねえ

電力は余ってる、
要らねえ、欲しくない

原子力は要らねえ、
危ねえ、欲しくない

要らねえ、要らねえ、欲しくない
要らねえ、要らねえ、

電力は余っているんだってよ
要らねえ、危ねえ、

原発は危ねえ、
癌で死になりたくねえ。危ねえ
おれはがんで死にたくねえ。
危ねえ、危ねえ

君も君も君も君も、子供が欲しいなあ。
ぼく、目もぼくちゃんじゃ無い子がいいなあ、と来た。
危ねえ、危ねえ


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2011年3月28日 7時5分
豪の教会で被災地支援コンサート
 


オーストラリアのシドニーで27日、東日本大震災の被災地復興を支援するチャリティーコンサートが開かれ、およそ750人の観客が集まった。

シドニー北部の教会で開かれたこのチャリティ・コンサートは、オーストラリアや日本で活躍するバイオリニストのMASAKI(マサキ)さんが中心となり、シドニー在住の演奏家仲間に呼びかけて行った。

1週間足らずの短い準備期間にもかかわらず、多くの人が賛同し、開催の運びとなった。

コンサートでは、MASAKIさんのオリジナル曲にあわせて、東日本大震災の被災地の映像が会場のスクリーンに映し出されると、思わず涙ぐむ観客もいた。
観客のオーストラリア人男性は、「被災地の映像を見て泣けた。これは日本だけでなく人類の悲しみだ」と述べた。

MASAKIさんは、「地震が起きたとき僕はシドニーにいたので、日本の人たちのために何かしたいと思いチャリティーコンサートを企画した。場所など何も考えないで始めたが、多くの人が賛同してくれて、短い期間で準備することができた」と語った。

オーストラリアでも日本の被災地支援の動きが広がっていて、オーストラリア政府が、日本円で8億円の義援金を送ることを決めたほか、シドニーやメルボルンなど各都市で現地在住日本人などによる募金活動が行われている。
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2011年3月25日 19時13分
NZ地震と孤独のメッセージ
 

3月1日、ニュージーランド・クライストチャーチ付近で起きた大地震の復旧活動をしていた作業員が、地震で大きく崩れた大聖堂前で倒れた銅像の台座の中に埋め込まれた羊皮紙が入れられたガラス瓶を発見した。

約150年前のものと推定されるというその羊皮紙にはなにやらメッセージが記されており、地元メディアは、これはまさに「メッセージ・イン・ア・ボトル」だと大きく報じた。

「メッセージ・イン・ア・ボトル」というと、同名のタイトルの映画を思い出す人も多いかと思うが、私はロックバンド「The Police」の名曲「Message in a bottle(邦題)孤独のメッセージ」のメロディーが真っ先に思い浮かんだ。そしてあの有名な歌詞“I'll send an SOS to the world..(SOSを世界に流そう..)”のフレーズ…。

この発見から10日後、日本に未曾有の大災害が襲うとは…。

この「メッセージ」を書いた人物は人類にSOSを送ろうとしていたのだろうか..?
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2011年3月18日 8時8分
豪小学生から激励メッセージ
 


東日本大震災の被災者を支援する動きが世界中に広がっています。今年はじめ洪水やサイクロンなどの自然災害に見舞われたオーストラリアの小学校では、生徒たちが折鶴に日本の被災者への励ましのメッセージを書き込みました。

シドニー北部にある公立小学校です。現在こちらの小学校では、日本の大地震による被災者を何とか励まそうと、昼休みに4年生から6年生までの生徒50人以上が集まって一緒に鶴を折りました。

生徒たちは折鶴に、「愛」や「平和」「日本がんばれ!」など日本語で励ましのメッセージを書き込みました。

○5年生女子「新聞でとても小さな男の子がお母さんをなくしたのを知ったわ…負けないでがんばって、私たちは日本でもうこれ以上悪いことが起きないように願っています。」

○6年生男子(日本の友だちに言いたいことは?)「僕が言わなくても君たちはわかってくれているよね。備えはあるし情報もあると思う。日本の政府も一生懸命君たちを守ってくれている。だからあきらめないで、前に進んでください。」

これらの折鶴は、日本人会などが開催する、東日本大震災被災者支援のチャリティー・イベントで、募金をしてくれた人にお礼として手渡すことになっています。

○先生「きょう子どもたちと一緒に折っていて、みんなもっと折りたいという気持ちになってきているので、もう千羽、2千羽とできるようでしたら、日本で元気必要な方々、病院ですとか、学校に送らせていただければと思っています。」

また、シドニーの日本人コミュニティの間でも被災地を支援する活動がすでに始まり、募金口座が開設されるなどしています。

○シドニー在住日本人女性
「姉のご主人が気仙沼出身なんですが、そこにお母様とご兄弟と親戚の方がいらっしゃるんですが..まだ行方不明で、ちょっと覚悟しなければいけない状況で、心配してます..とにかく元気出して頑張って欲しいと…。」

東日本大震災のニュースは、オーストラリアでも連日メディアで大きく伝えられていて、オーストラリア各地の教会で日本のために祈る集会が開かれるなどしており、今後一般のオーストラリア人の間でも日本の被災地を支援する動きが高まりそうです。

<折鶴を持った小学生集合>
○「Don’t Give up! がんばって(日本語)!」
(了)
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2011年2月17日 20時29分
豪多文化主義の危機?
140カ国以上の国からの移民で構成される多民族、多文化国家であるオーストラリアは、マルチカルチャリズム(多文化主義)を国策としているが、この「多文化主義」の是非については、これまで何度となく議論されてきた。

最近では、アジア移民のストップを唱えた「ワン・ネーション」党の躍進などがあったが、いくら豪州が多文化主義を国策としているとはいっても、マジョリティのアングロサクソン系国民とマイノリティの“非白人”系移民との間で問題が起こるのは、悲しいかな避けられない現実なのだ。

折りしも、“豪国民の不満の捌け口”または“失政から国民の目をそらす戦術”として、“豪政府が執拗にクローズアップさせている”→あくまで個人的見解です..)捕鯨問題に関して、「南極海での日本の調査捕鯨が中断に追い込まれた」というニュースが報じられた16日、またまた「オーストラリアの多文化主義の論議」を再燃させる出来事があった。

昨年12月、このブログでも詳しく書いた(「クリスマス島の悲劇」http://blog.kuruten.jp/sydneyreport/146109 )豪領クリスマス島で起きた難民船(厳密に言えば、難民認定を希望する政治亡命者たちを乗せた船)が、岸壁に衝突大破して死亡した犠牲者の葬儀がシドニーで行われ、思わぬ騒ぎに発展した…..。

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2011年2月11日 18時14分
TPP上から目線の豪州
きょう(11日)海江田経済産業相とエマーソン豪貿易相がシドニーで会談した。議題の中心はもちろん日豪経済連携協定(EPA)と、環太平洋連携協定(TPP)。

会談後の記者会見では、双方とも「交渉中」の懸案という理由で、具体的な話し合いの内容等については多くを語らなかったが、日本人記者の「豪はあくまでTPPにおいて関税100%撤廃を原則とするのか?」という質問に、エマーソン貿易相は「日本が開かれた貿易をすることは日本のためになる」との見解を繰り返し述べた。

現状でも日本は大量の資源、食糧を豪州から輸入していて、もしTPPで100%関税撤廃になったとしても豪州の日本向けの輸出が飛躍的に伸びると言うわけでもない(より多くのオージービーフが牛丼店にでまわるかもしれないが...)。

オーストラリアには中国やインドなど他にもお得意さんはたくさんいて、昔のアメリカのように日本の市場開放を“無理強い”するという感じではない。

豪州は日本とのEPAやTPPの交渉をあくまで”上から目線”でしているように感じる...。

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2011年2月4日 18時51分
洪水去ってサイクロン
 
このほどシドニーの月間邦字紙「日豪プレス」に同名の連載記事執筆を始めたことを受け、今月から「シドニー通信員ブログ」は、シドニー通信員の『豪リークス』に新装開店!
連載記事の第1回目の内容は、「ウィキリークスとシーシェパード」。
先月インターネット電話を通じて行った南極海の抗議船上のシーシェパード、ワトソン代表や日本人女性乗組員へのインタビューなども掲載。記事はこちらで
http://top.25today.com/column/goleaks/1_42.php

◇洪水去ってサイクロン
ここ数日間、超大型サイクロンが襲ったオーストラリア北東部クイーンズランド州のケアンズへ取材に行っていた。
クイーンズランド州は、先月州都ブリスベーン周辺で記録的な大洪水が発生し大きな被害を出したばかりだが、今度は北部の観光都市ケアンズに巨大サイクロンが直撃と相次ぐ自然災害に見舞われた。

ケアンズは世界遺産のグレートバリアリーフへの玄関口として日本人観光客も多く訪れる場所だ。

2005年にアメリカを襲い約1300人の犠牲者を出したハリケーン「カトリーナ」と同等の勢力を持つ超巨大なサイクロンが迫っており、「生死にかかわる甚大な被害を及ぼす規模だ」とのクイーンズランド州当局の発表に、地元メディアはこぞって現地に向かった。

私も、ケアンズには多くの日本人観光客が滞在していることもあり急行することになったのだが、当初はサイクロンの上陸が予想される4日未明にあわせて3日に現地入りする予定が、3日はケアンズ空港が閉鎖される可能性が高いとの情報を得て、急きょ2日の最終便の飛行機に飛び乗った…。

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2011年1月30日 13時56分
アジアカップと国際的アジア人
日本の劇的な勝利で幕を閉じた2011サッカーアジアカップ決勝戦。オーストラリアに居を置く者としては、豪州国民にはいささか申し訳ない気持ちもあるが、半ばPK戦にもつれ込むことを覚悟したところにまさかのゴール。豪州サポーターを前にして笑顔で喜んでしまった。

キックオフは、シドニー時間(豪東部夏時間)で日付が変わって30日(日)の午前2時。とんでもない時間にもかかわらず、シドニー市内のスポーツパブには多くの人が集まった(すべてがサッカーファンというわけではないが..)。

試合開始から押し気味にゲームを展開する豪州代表。今では大ベテランとなったエースFWキューエルが、初っ端からエンジン全開。バンバンシュートを日本ゴールに放ち、それをGK川島がスーパーセーブすると、悲鳴のような叫び声がパブ全体に響き渡った。

日本のスポーツニュースでは、このアジアカップ決勝の話題で持ちきりだったようだが、29日の土曜日の夜、オーストラリアでは全豪オープンテニスで素晴らしい活躍をした1人のアジア人女子選手に注目が集まった。

中国人として初めて4大大会シングルス決勝に進出した李娜だ。

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2011年1月24日 1時16分
NZ「神の彫刻」ミルフォードサウンド探訪
ニュージーランド南島のクイーンズタウン。名前の由来が“女王にふさわしい町”というだけあって、コバルトブルーに輝く水深378メートルの氷河湖ワカティプレイクの湖畔に佇む美しい町だ。

緯度の関係で夜の10時ごろまで明るいクイーンズタウン。真夏ではあるが、北島のオークランドなどに比べると気温はぐっと低く、青空がのぞいたかと思うとあっという間に長く白い雲が、氷河湖に沈水した急峻な山々を覆う。

先住民マオリ族は、ニュージーランドを「アオテアロアAOTEAROA―長く白い雲の地」と呼ぶそうだが、まさにその言葉通りの場所である。

今回、ある取材を兼ねてクイーンズタウンを訪れたが、幸いにも予てから一度は行ってみたかったユネスコの世界自然遺産「ミルフォードサウンド」にも足を運ぶことができた。

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