くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
地域:山形県 |
性別:男性 |
ジャンル:ニュース 世界情勢 |
ブログの説明: 日本の新生のための情報局です。日本の素晴らしさや世界の政治・経済・軍事・外交・技術等を独自のソースや分析でお伝えします。 P・ドラッカーの言われた「知りながら害をなさない」誠実さ、信頼をモットーにしております。 ☆定期購読月額1000円 |
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製造業などで人手不足が深刻化との報道 ドラッカー流に見れば人材不足である!! |
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2014年6月10日 5時34分の記事
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6月5日に安倍首相は、ベルギーのブリュッセルで開催されたG7首脳会談にて、「一年前のサミットでは、日本の新たな経済政策、アベノミクスに、世界の関心が集中しました。そして、今年は、その成果に注目が集まりました。「三本の矢」によって、日本は、有効求人倍率が、17ヶ月連続で上昇し、1倍を超えています。」として、アベノミクスの効果が、確実に日本経済や景気を刺激していることを強調した。
確かに、非正規雇用の有効求人倍率が1.28倍となり、「すき家」「和民」などでアルバイト従業員などが大量退職、人材の確保が厳しくなり、時給の上乗せや「改装工事中」の看板が掲げられて「事実上の休業」をしている店舗もチラホラ見掛けるようになってきた。 また、製造業などでも「急募求人」が増えているのは確かだ。 しかし、これは本物の「人材不足」なのか?それとも単なる「人手不足」なのか?
筆者の取材から結論付ければ、深刻な「人材不足」ではあるが、深刻な「人手不足」とまでは言い難い。 ビジネスの用語では「人材」は人材、人財、人在、人罪の4種類に分類される。 「ピーターの法則」「マーフィーの法則」など、「8割が2割の仕事をして、2割が8割の仕事をする」ことは、組織の問題もあるが、人である以上、どうしても人材と人財の区別が出るのは致し方ない部分が出てくる。 ましてや、ある程度の確率で、人在や人罪も出てくる。管理職や役員、トップがこれではもう会社人生や仕事人生も「おしまい」であるが。
「適材適所」という言葉もあるが、逆に言えば、時代の変化が早い現在、適材適所も難しい時代であるのも確かだ。 しかしながら、人材の育成や教育に力を入れてこなかった企業が「人材不足」を嘆いても「自業自得」である。「すき家」「和民」などでアルバイト従業員などが大量退職した企業は、本当の意味で「人材の育成や教育」をしてきたか? 例えば「すき家」のアルバイト従業員などが大量退職した原因は、手の掛かる料理を開発して強引に販売したことと、事実上1人で店舗を切り盛りしていたことが原因という。 また「和民」で就職希望者が激減、退職者が増加した背景には「ブラック企業の典型的な会社」として、過去に過労死した従業員や過酷な社内教育の実態などで、企業人気や勤労意欲が落ちたことも大きいとされている。
つまり、ドラッカー流に見れば「経営トップや本社の大きなマネジメントのミスがあるのにも関わらず、そのミスの精算を現場や一従業員に押しつけた」ことと、「顧客の創造のためのイノベーション不足」が根本原因である。 故に、トップから末端の従業員まで「人材不足」であるのは間違いない。 しかし、「人材の育成や教育」をしてこない企業などが、人材を潰しておきながら、「人材不足」を嘆くのは正に因果応報、悪因悪果ではないか? ましてや、そのような企業からは「人手」も不足するのは当然だ。 単に「結果」「売り上げ」だけを求める企業や団体は、このような運命が待ち構えている。
ドラッカー流経営の根本は「企業の目的は、顧客の創造である」のだ。 単に「結果」「売り上げ」だけを求めて、手段と目的を取り違えてはならない。
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