レビュー:BANDAI 12”PM ワイルドタイガー #tigerbunny |
[おもちゃ:タイガー&バニー] |
2013年1月5日 0時31分の記事
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BANDAIの12"PM「ワイルドタイガー」のレビューをしようと思います。 12"PMってのは12inch Perfect Modelの略で1inchが2.54cmなので12inchだと約30cmですね。 でかいです。でかいから飾る場所的に厳しそうだったのですが、展示などを見ていて良さそうだったので買ってしまいました。
まず外箱です。 横にS.H.Figuartsのワイルドタイガーを置いてみました。 見てのとおりの大きさです。わかってはいましたがびびりました(笑)。
ちなみにこの箱はハードカバーというか筒状(?)になってまして、中箱を押し出すと↓のようになります。完全に取り出せますが、途中まで出したとこですね。
中をあけますと2段になっていて、上になっている方を取り出して横に置き写真を撮りました。中身的にはこれ+取説になります。 左肩の企業ロゴがSoftbankのものと劇場版のファミリーマートのがあります。 横に入っている頭部はオープンフェイス用の頭部です。 下の段(写真左)は交換用ハンドパーツやスタンドですね。
まずは3方向から撮ってみました。 プロポーションや造形などはいい感じだと思います。クリア素材もきれいですね。 こんな大きさの割には軽いので持ち上げたときにちょっとびっくりします。超合金ではないし、ほぼABSだと思います。 自分は重さとか気にしないので問題ない……というか重いと飾る時につらいのでどっちかというか軽い方が好きです。まあものにもよるんですがね。 これは最高峰のアクションフィギュアとうたっているのでこれで良いと思います。
設定画風の立ちポーズも記憶頼りで撮ってみました。 ↓のフィギュアーツタイガーと比べるとぜんぜん違ってましたね(^^;。腕を広げすぎました。
ただ、12"PMのは股関節の可動がけっこう厳しい…特に後ろ方向へはケツのカバー(?)が邪魔してぜんぜん動かないのでS字立ちっぽくするのはかなり無理があります。 ガニ股っぽくするのもこのくらいが限界です。何かといまいち動かない印象です。
可動についてをもうちょっと言っておこうと思います。 とりあえずおじさんの走りのポーズをやってみたのですがどうでしょうか? このくらいのポーズならそこそこ出来てる感じです。膝と肘、肩辺りの可動は悪くないんですね。 ただ、出来ればもうちょい太腿を上げたかったりします。ここが動かないんですね。フィギュアーツでは軸を下げて太腿のアーマーと腰のアーマーのクリアランスを稼いだりしたんですが、12"PMではそういうのは一切ないんですね。重かったりするんであれば、その判断はわかるんですが、この位の重量であれば何とかなったんじゃないかなぁと思わずにはいられませんね。残念です。
股関節が動かないという中で蹴りのポーズ。タイガーで蹴りかよとか言わないでくださいね。グッドラックモード(※12"PMにはGLMのパーツはついていません)がアレなのでイメージ的にはタイガーがパンチでバーナビーが蹴りみたいなのがありますが、おじさんだって蹴るんです。(笑) …ではなく、えーと、この写真だと足がしっかり上がってるじゃんと思われるかもしれませんが、写真的にそう見えるだけです。実際には腰の高さくらいにしか上がっていません。 ただ足の裏はフィギュアーツと違って正しく作られていることを見せたかったのです。(^^; それから可動だけではスタンドにも注目して欲しいのですが、上の写真は腰で支えていますがこの写真では左足の太腿で支えています。 このスタンドは基本的にまっすぐ支えることしか出来ないんです。 なので胴体を少し前傾でとかすると胴はまっすぐで足が少し前に出るという困ったことになったりします。 走りの写真みたいに浮かせて飾るだけの保持力があるのはすばらしいと褒めたいところなのですが、正直このスタンドは使いづらいです。
腰、胸部の可動についてちょっとわかりやすいように写真を撮ってみました。 腰、フィギュアーツのように1段引き出して可動範囲が広がったりしないかとか試してみるだけ無駄でした(^^;
首の可動です。首の可動はフィギュアーツよりは良い気がします。それでももうちょっと上を向けてもいいんじゃないかなと思わないでもないのですが。
どの写真も目が暗いことが気になっている方がいるかもしれませんが…
12"PMの売りの一つ、LEDによる発光ギミックがあります。発光は素晴らしいですね。やはりワイルドタイガーは光ってる方が良いっすよね。 しかし上の写真は胴体の発光スイッチを入れ忘れています。orz 発光ギミックがあるってことはクリアパーツの目の後ろは暗い空間がひろがっているので、普段は目が暗くなってしまうのですね。 ちなみに12"PMには全指可動のハンドパーツが付いて上の写真はそれを使用しています。付いていると思ってなく予約していたので嬉しい誤算でした。 発光するってことは電源が必要になります。 電池が入っているのは左の写真で指差している部分などになります。写真の透明プラは電池を絶縁するためのもので引っこ抜けます。引っこ抜いた上でスイッチを入れれば発光します。ねじは電池の入れ替えのための蓋ですね。 電池とスイッチは頭部、左右の前腕部、胴体、左右の太腿裏、左右の脹脛と8箇所あります。 ただし表面に出ているのは前腕、胴体、太腿裏だけで、あとは何かしらのパーツに隠れています。
以前ヨドバシのプレビューキャラバンで見た時(→)はわきの下にケーブルが這っていたので、電池もスイッチもどこか1箇所にまとまっていると思っていたのですが、ちょっとびっくりしましたね。
全指可動のハンドパーツは良いっすね。ただ指の付け根が親指以外ボールジョイントではないので、意外と思い通りには動きません。
手刀みたいな手の形はそれ用のハンドパーツを使います。このくらい全指可動の奴でも出来るようにすれば良いのに……。 それからこの写真は見てわかるとおり全体的に暗めにして発光がわかりやすいようにしています。ライトの数を減らしたり弱めたりして撮っています。 なんか説明がとっ散らかっていて申し訳ないです。 もう一つ暗闇で能力発動的な写真を。胴体のスイッチを付け忘れていたのにも気づいたので、これが全発光状態です。 暗闇に浮かび上がるタイガー、カッコいいっすよね。 ただちょっとこちらから見て右後ろのライトが上からあててしまったのが個人的に失敗かなと思っています。
フェイスオープンの頭部に交換しました。 出来はかなり良いと思います。 ですが、フィギュアーツのオープンフェイスver.でも書きましたが表情がこれ一つなのでポーズをつけようと思ってもなかなか難しいです。 しかもこちらはその表情も固すぎてちょっと……どうしたもんかと扱いに困ってしまいますね。
フェイスオープン用の頭部でもごらんのようにマスクをかぶることができます。一回外してからかぶせる形になりますが。 しかし少し口のところがあいてしまっています。うーん、どうしたもんか。 目はクリアパーツではなく塗装なので写真で撮るとしっかり写るので良いかもしれません。
グッドラックモードは付いていませんが、ワイルドシュートは付いています。 劇中と違ってワイルドシュートは別パーツを取り付けます。この大きさでもさすがに前腕のアーマーには入りませんかね。 両手分付いていますが今回は右手だけつけました。
といったわけで12"PMワイルドタイガーのレビューでした。 造形は良いと思うし、最近のバンダイにしては塗装や仕上げも良くて最上位のアクションフィギュアをうたうのは伊達ではないなと最初は思ったのですが、可動やスタンド、表面に出ているスイッチ類などちょっと残念な部分も目立ちます。 それから全指可動のハンドパーツは嬉しいのですが、指の付け根はボールジョイントにしてもうちょっと自由に動かせるようにして欲しかったです。 フェイスオープンについてもつけてくれるのは嬉しいのだけど……と、なんかどれもこれも素直に絶賛は出来ないってのが残念でしょうがないです。
全く持ってダメなモノって訳でもないので、残念な部分を許容できるなら買いだと思います。
BANDAI 12"PM ワイルドタイガー - a set on Flickr |
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