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千歳飴に関する豆知識
[浴衣・和服の小物]
2009年7月26日 12時15分の記事



まだ夏ですが、七五三の記念撮影の早撮りを行う方も多いと思います。

七五三で欠かせない和装小物は千歳飴。
子ども達の千歳飴の袋を手に持った着物姿は、ほのぼのとして絵になりますね。
千歳飴は、いつから七五三に用いられるようになったのでしょうか。


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千歳飴の由来には2つの説があります。
1つは、元禄の頃、浅草で飴売りの七兵衛が、紅白の棒状の飴を、「千年飴」「寿命糖」と名付けて長い袋に入れ、売り歩いたのが始まりと言われる説です。
もう1つは、1615年、大阪の平野甚左衛門が江戸に出て売り始めたという説です。

千歳飴は子どもの長寿を願い、粘り強く細く長い形状で、縁起の良い紅白の飴となっています。
千歳飴の袋にも、縁起の良い鶴亀や松竹梅が描かれ、長寿と健康を願う縁起物となりました。

七五三を控えた時期の多くの神社では、この千歳飴の袋詰め作業が行われてニュースや新聞などで報道されています。
この袋詰めでは千歳飴の他、祝い箸や学業成就の鉛筆、お守りなどを入れているところもあります。

近年は、11月の混雑を避けて10月にお参りする人が増えていることから、この準備も早めになる傾向があります。
レンタル衣装が多くなったため衣装を汚さないよう、長い千歳飴だけでなく、短い千歳飴も販売されています。
千歳飴を入れる袋も、鶴亀だけでなく、キャラクターなどが描かれるようになりました。

また、地域によっては、七五三のお祝い返しとして千歳飴や赤飯、菓子折りを渡すところもあります。
お祝い返し用に、のし袋入りの千歳飴も販売されています。

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