天満祭(用語解説) | |
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2009年12月5日 16時21分の記事 | |
【天満祭】 これは、「てんまままつり」と読みます。 天満祭は……毎年、7月25日に大阪で行われる「天神祭」の古名です。 今は、7月25日ですが、昔は、陰暦六月に行われました。 この祭の別名を「天満の船祭」、または「天満天神祭」と言いました。 江戸時代の天満祭について、「難波鑑」に詳しく書かれていますので……以下、それを抜粋して掲載します。 天満祭り。 六月二十五日・天満天神お祓い。 菅丞相、筑紫へ流されたまいし道のついでに……しばし、おわしませし古跡なり。 今の北野天神、ここより北西へ去ること十余り町……その時、菅丞相、あまりに飢え疲れ、今の恵比寿島《えのころじま》と言うに立ちより……爺婆、ニ人、住みける家に入りたまい……小麦餅をたてまつりしを聞こしめされし例により、御旅所と定め、小麦のお供を、そなえたてまつるとなり。 ご神事、ねりもの、引山三方面にして……内に児《ちご》、あるいは花笠を着たる子共に踊らせ、あるいは異類異形にいでたたせ……さまざまの芸づくし、鉦太鼓を笛にあわせ……拍子は都・祇園会の祭のごとし。 また、引舟なんどもあり。 内にて、おもしろき小歌、うたわせ……また、母衣《ほろ》かけ武者、小道具、いろいろあり。 天神橋通りを渡りて、難波橋の道まで行く御輿二社……難波橋より舟にめし……今は、恵比寿島に潜行、御旅所に還行あり。 夜に入りて、かえらせたまう。 お迎えの提灯の数々、波間を輝かし……蒼波《あおなみ》も、唐紅いに水まくり……神代もきかぬ祭礼の有様、いとキラキラし。 一無軒道治著・難波鑑より 雁多記す。 ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
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