2009年11月7日 17時0分 |
その一 (「武道初心集」を読む) |
◎播磨陰陽道に見る武士道の世界… …「武道初心集」を読む・その一 さて、武道初心集の冒頭は、 正月元日の朝、雑煮の餅を祝うとて、箸を取り初《そむ》るより、その年の大晦日の夕べに至るまで……日々夜々、死を常に心にあつるをもって、本意の第一とは、仕《つかまつ》るにてそうろう。 ……と、始まります。 そして、 死をさえ、常に心にあてそうらえば……忠孝の二つの道にも相叶い、万《よろづ》の悪事災難をも遁《のが》れ……その身、無病息災にして寿命長久に……あまつさえ、その人柄までも、よろしくまかりなり……その徳、多きことにそうろう。 と、続きます。 この言葉は、当時、好んで暗唱されました。 意味をら理解することよりも……暗唱することが、大切でした。 それは、心の中に、しみこむ意味を持つからです。その意味は……次回に……雁多記す。 |
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2009年11月7日 17時0分 |
はじめに(「武道初心集」を読む) |
播磨陰陽道に見る武士道の世界… …「武道初心集」を読む このブログは、江戸時代……「葉隠れ」よりも良く読まれた「武道初心集」を理解し、生き方を学ぶためのものです。 これは、もちろん、播磨陰陽道の伝承に基づく解説です。 播磨陰陽道は、武士道、神道、霊術の三つの側面があります。 基本的には、赤穂義士が学び親しんだ武士道に、神道儀礼と霊術が入ったような構造になっています。 ご注意……このブログは、古文の解説ではありませんので、古文的に正しい表記を厳密に守っていません。口伝による伝承に基づいておりますので、その発音を大切にしています。ですので、市販されている原文や、研究書とは、文字や表現が微妙に違う場合があります。あらかじめ、ご了承ください。 |
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