白老人(用語解説) | |
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2009年12月11日 21時57分の記事 | |
【白老人】 これは、「はくろうじん」と読みます。 白老人とは、物語の名です。 白老人の物語は、江戸時代に天狗の世界と行き来した「寅吉」と言う霊能者が、天狗の世界で聞いた物語です。 ストーリーは、西遊記に似ています。 しかし、西遊記より、白老人の物語の方が、古く……そして長い物語で、しかも面白い内容のようです。 この物語は、白老人と言う名の主人公が……「千身行者」を供に連れ、諸国を尋ねて……世に害をなす物怪《もののけ》達を退治するものです。 物語は……毘那耶女《びなやめ》と言う女性が、あまたの物怪達が人の世に害をなしていることを憂い、天神地祇《てんじんちぎ》に、 「物怪を退治することが出来る宝の男子を授け給え……。」と祈り、身ごもったことにはじまります。 しかし、身ごもったにもかかわらず、それから六十年余りも母の腹の中いて、生まれた時には……彼は、すでに白髪の赤ちゃんでした。 ですので……「白老人」と名付けられたのです。 やがて、白老人は……勇猛果敢な若者に成長し、たくさんの人に慕われ、多くの手下を持つようになりました。 その中のひとりに、人に変身した鬼神「千身行者」がいました。 千身行者は……眉間から如意棒のような針を取り出し、これを、大きくしたり、小さくして武器として使います。 また、千体にも分身して、物怪を退治するのですが……これは、まるで、孫悟空のような感じです。 この千身行者と、白老人が……わが国に害を成す、あまねく物怪達を退治してまわると言う内容です。 この物語は、 「年中の行事のほか、天地間のあらゆることの道理、鬼神の不思議な力、万物の変化が理解できるよう巧妙に作られた物語。」と説明されています。多記す。 ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
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1. まんが 2011年7月27日 12時45分 [返信する] いつもありがとうございます。 文末の 多記すは意図的に作られたのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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