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福をもたらす七福神講座・第2回
2018年8月30日 19時0分の記事
 
? 宝船の由来は?
 
 七福神と言えば、宝船がつきものです。

 最初に、一般に売られた宝船の絵は……京都・五条高辻の「五条天神」で売られた物のでした。
 今でも、正月に、この「五条天神」へ行くと……古い種類の「宝船の霊符」を買うことが出来ます。

 この時の宝船には、七福神は乗っておらず、ただ、稲穂が乗せられていました。
 そして、絵のわきに、万葉仮名で「かがみのふね」と添え書きがしてあったそうです。

 この言葉は、それより古い習慣を引き継いでいます。

 これは、舟が「少彦名《すくなひこな》の神」の乗り物であることの名残だそうです。

 蘿摩《かがいも》の実の皮で造られた舟に乗って、常世の国から流れて来た小人の神が「少彦名」と呼ばれる神です。

 この舟を、一般に「蘿摩舟《かがみのふね》」と呼びました。
 そして、
 
 
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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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