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福をもたらす七福神講座・第7回 |
2018年10月4日 19時0分の記事 |
福をもたらす七福神講座・第7回 ❺ 黒人の大黒天のこと 京都清水寺の大黒天は、古い大黒天を祭っていて……顔が黒い大黒天ですので……今でもおみやげに、黒い大黒天があります。 大黒天が背中に袋を背負っているのは、因幡の白兎の神話で、大国主の神が八十神たちの荷物を入れた袋を持っていた為です。 また、大国主の神がスサノオの神の計略によって焼き殺されそうになった時、鼠が助けたという説話から……鼠が大黒天の使いであるとされています。 大黒天が、米俵に乗ったのは、江戸時代のことです。 熱海の伊豆山神社(伊豆山権現)には、夫が大国主の神で、妻が須勢理毘売《すせりひめ》の神の「夫婦大黒天像」があります。 その由緒書きには、 「この夫婦神は、元伊豆山権現の宝物なるも、後、同所・般若院に安置ありしを、明治初年、三代前の内田氏が請願し、家宝として今に伝う。 この大黒天の夫婦神は、南都・春日神社、若宮の境内に祀りあるほか、見聞きせず。 妃は長寿繁栄を守り子無き者に子を授け、福徳・円満・霊徳を祈る神なり。 時代は鎌倉初期の佳作にして、稀の珍像なり」とあります。 古来、「大黒天を彫る材料は、取り壊した古い橋板の、ニ枚目か、三枚目を使うが良い」と言う不思議な言い伝えがありました。 そこで大黒を彫ろうとするものは、橋大工の所に行って、「古い橋板の、ニ枚目か三枚目を、とっておいてくれ。」と頼む訳ですが……橋はいったんバラバラにしてしまえば、どれが三枚目だったかと言うことは、その場にいた人にしか分かりません。 そこで、「橋大工、どれをくれても三枚目」と言う川柳がうまれました。 大黒舞の口上は、「あら、めでたいな、めでたいな。われは大八州《おおやしま》の国を作りし出雲の大穴牟遅《おおなむじ》、名を改めて大黒天。われを信ずる輩《ともがら》には、いでや、宝をまいらせん」ですが最近は、少し違う内容になっているそうです。 つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら 後半は「大黒天の祭文について」と「大黒天が伝わった頃(大黒天の種類や歴史)」についてのお話しです。 大黒天の行法の祭文(心が塞ぎがちな時に使い、心を上向きにする行法)も掲載されています。 |
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[カテゴリ:福をもたらす七福神講座] |
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