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第四話 「なにを食べていたのだろう?」 (近世百物語)
2009年5月28日 14時0分の記事
 
◎近世百物語・完全版
 第四話 「なにを食べていたのだろう?」



 子供の頃、実家の裏に洋風の建物がありました。
 ツタのからまる……そのこじんまりした家は、恐怖映画の舞台にでもなりそうな雰囲気がありました。

 まだ、私が十才くらいの頃、その家によく遊びに行きました。
 その家に行くようになったのは……ある日、家の近くでひとりで遊んでいると……高校生くらいと、二十歳くらいの姉妹らしき女の子が、
 「なにしているの?」と、聞いたからです。

 私は、
 「ひとりで遊んでいるの」と、答えました。
 すると、
 「うちに美味しいお菓子があるから、来ない?」と、姉らしき人が言うので、とぼとぼと二人の後をついて行きました。



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くる天
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尾畑 雁多
著者メッセージ
はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」を、何回かに分けてしたいと思います。



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尾畑 掲載本
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