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第十九話 「雲のかたち」(近世百物語) |
2009年6月12日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第十九話 「雲のかたち」 京都から、大阪の阿倍野へ引っ越すための用意をしていた時……ふと、ベランダから空を見ると、龍が飛んでいました。 それは、かなりたくさんの龍で、ゆっくりと空を移動していました。 これは、もちろん、龍そのものではありません。 龍が空を移動する姿が、雲の形で表されたのです。 「雲が龍の形をとる……あるいは龍が、雲にその存在を隠しながら飛行する。」と言うことは、どちらも正しい表現であり、また、どちらも正しくない表現でもあります。 龍の存在と、その表現は……人間の理解の範囲を超えています。 いずれにしろ、分かろうとする人にのみ、その姿を現し……他の人の目には大きな雲の一部としてしか、その姿を見せることはありません。 龍の姿を見るのことは、とても縁起が良いことです。 何度か空を飛ぶ龍を見ていますが……CGですら、適切に再現するのは複雑すぎて困難だと思いました。 ただ、絵にあるような……蛇のようなヌラヌラしたウロコと……ヒゲの頭が、やはり蛇のように移動するのを描くのは簡単です。 でも、本物は、複雑な微粒子の多重構造を持ち……ゆっくですが、複雑に微粒子同士が影響しあいながら移動しています。 CGで、これを再現出来たら……それだけで、かなり見ごたえのある映像になるかと思いました。 播磨陰陽師の伝承には、 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら ※今回は雲の龍の伝承が中心です。 |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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