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第二十八話「鬼・心の闇に憑依するもの」(近世百物語) |
2009年6月21日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第二十八話「鬼・心の闇に憑依するもの」 鬼が憑依することを「憑依《とりつ》く」とあらわします。 鬼に憑依かれたら、 「臨散疲(老)病死《りん・さん・ろう・びょう・し》」 の順番に、厄が、やって来ます……。 口伝では、 「臨は、厄に臨み……散にては、人々の散り……疲(老)にては、疲れ果て……やがて、病に死する。これすべて、鬼の憑依《とりつ》きし厄なり……。」と、伝わっています。 鬼が人にとりついた瞬間に「臨」が始まります。 「臨」とは、鬼が人に厄を起こし始める状態を意味します。 「臨」が始まると、心の中で微かな声が聞こえ始めたり、虫のような小さな生き物が、気になりだすようです。 最初それは、夢の中のような……意識が、はっきりしていない状態に影響をあたえ、 「毎晩同じ夢を見る……。」とか、 「気がつくと、何かが話しかけてきているような気がする……。」とか、あるいは、 「誰かに、常に見られているような気がする……。」と、言った現象を引き起こします。 人によって、また、その人の心のあり方によって、この現象は様々ですが……本人が、はっきりとそれを意識することは稀です。 つづいて「散」の状態に入ります。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら ※今回は、鬼を使うモノなるまでのお話です。 |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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