御式神内(用語解説) | |
[用語解説(無料)] | |
2009年10月10日 19時0分の記事 | |
【御式神内】 これは、「こしきうち」と読みます。 御式神内は、武術の一種です。古くは、武術全般のことを「ことしきうち」と呼んだ時代もあります。「こしきうち」は、「御敷内」と書くのが一般的です。古くは、ただ「こしきうち」とだけ呼び……または、ひらかなで書いたものが、数多く残されています。 播磨の国では、これは陰陽師系のサムライ達が使う武術ですので……「敷」ではなく、「式神《しき》」の文字を使っていました。 赤穂浪士が使ったのも、この武術です。また、酒呑童子の鬼退治や、土蜘蛛退治に使ったのも、この武術です。この武術は、古くから、化物退治に使われた歴史を持ちます。 人ではなく、人に憑依したモノと戦うことを得意とする武術です。 たとえば、野狐《やこ》に憑依された人は、とても凶暴で、しかも強い場合があります。 それを祓うには、戦うなければならない場合もあります。その時に使われる武術が、この御式神内です。 口で、どんなに強そうになことを言ったとしても……また、どのような霊術を駆使したとしても……実際に弱ければ、話にならない場面があります。その時に、心のささえになるものが、この御式神内なのです。 播磨陰陽道では……御式神内を、霊術を開花し、心を鍛える目的を持った武術としていますので……他の武術とは練習方法が異なります。また、「体術の奥にこそ霊術の真価がある。」としていますので、この御式神内を大切にしました。 また、播磨陰陽師は……霊術を駆使してサムライ達に指示する行動に出ることが多かったので……どうしても、強くなければ、サムライに軽く見られてしまいます。ですので、誰よりも強く、恐ろしい必要があったのです。その為、この武術に対する恐ろしげな噂を、意図してバラ撒いたり……多人数を制圧する恐ろしい技を、編み出したりしました。 そう言う歴史がありますので……播磨御式神内は、多人数の制圧を得意とします。複雑な戦略を立てたり、人の弱みを見つけて、それを突くような技も多くあります。 最近は、御式神内とだけ書いても分かりづらいので、「播磨」の文字を頭につけていますが……本来は、ただ「御式神内」とだけ呼ばれています。 会津あたりで「御敷内」と呼ばれていたものが……明治の頃に「大東流合気柔術」と名前を変え、やがて「合気道」に変化しました。 ですので、播磨の国に伝わる御式神内も、同じような流れと技を持っています。 ただ、とても残酷な播磨陰陽師の使う武術ですので……どの合気道系の武術より、痛みを伴う技を使います。雁多記す。 −管理人追記− 播磨御式神内セミナーのご案内は下記ページにございます。 http://blog.kuruten.jp/harimamono/89232 播磨御式神内の詳細は下記リンク先をご覧ください。 http://hakutaku.com/harima/koshikiuchi/ ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
| |
このブログへのチップ 1000pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
◆この記事へのコメント | |
コメントはありません。 | |
◆この記事へのトラックバック | |
トラックバックはありません。 トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/harimamono/92470 |