地獄(用語解説) | |
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2009年10月24日 2時0分の記事 | |
【地獄】 これは、「じごく」と読みます。 この言葉は、最も一般的で……しかも、とても有名な言葉だと思います。 しかし、有名なワリには、誤解の多い言葉でもあります。 では、地獄とは、どのようなものでしょう? 「地獄に落ちろ。」とか言う人の思っている地獄と、 「地獄のような暮らし。」と嘆いている人が思っている地獄は、同じなのでしょうか? これらについての詳細を書いて行くと、用語解説で扱うより大きくなりますので……簡単に地獄の概念について書いておくことにします。 辞書によると、 「地獄とは六道のひとつ。現世に悪業《あくごう》をなした者がその報いとして死後に苦果を受ける所。贍部洲《せんぶしゅう》の地下にあり、閻魔大王が主宰し、鬼類が罪人を呵責《かしゃく》すると言ういう。八大地獄・八寒地獄など、多くの種類がある。」とあります。 これは、仏教的な地獄の説明です。 キリスト教での地獄の概念を、辞書で引くと、 「救われない魂が陥るという世界。カトリック教会では、呵責《かしゃく》によって浄罪された後、昇天を許されうる煉獄(プルガトリオ)と……永劫の罰責《ばつせき》を受ける地獄(インフェルノ)とがある……とする。」とあります。 日本人の多くは……この両方の概念が、いっしょになって理解している場合が……とても多いようです。 神道で言うところの「黄泉《よみ》の国」は地獄ではありませんが……それも、いっしょになっているようです。 しかし、地獄の一般的な概念は、平安時代中期に発行された「往生要集《おうじょうようしゅう》」と呼ばれる仏書に描かれたイメージを元にしています。 これについては、また、別な機会にでも……雁多記す。 ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
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