初江王(用語解説) | |
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2009年11月5日 19時3分の記事 | |
【初江王】 これは、「しょごうおう」と読みます。 初江王は、閻魔大王配下の地獄の王のひとりです。 初江王は、人が死んで十四日目の……ニ七日《ふたなのか》に、死者の魂を裁く裁判官です。 このニ七日の裁判では……秦広王の裁きの内容の詳細や、衣領樹《えりょうじゅ》と呼ばれる木に死者の衣をかけ、その罪の重さで枝がしなるぐあいを見て、裁きを行います。 衣領樹は、三途の川の向こう岸にある木です。 この木の近くに……懸衣翁《けんえおう》と奪衣婆《だつえば》と呼ばれる配下の者がいて……そのふたりが、亡者《もうじゃ》の衣を剥ぎ取って、衣領樹にかけるのです。 ここでは、亡者の衣の重さは、生前の罪の重さとされています。 罪が重ければ思いほど……衣領樹の枝がしなります。 また、罪の重い亡者は……三途の川を渡る時、深い場所を渡る決まりがあって、 「深い所を渡る故、衣に水気がついて重くなる……。」とも言われています。 もし、最初から亡者が裸の場合……懸衣翁が、亡者の生皮を剥ぎ取るとも言われています。 そして、この初江王は、釈迦如来の化身であるとも言われています。雁多記す。 ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
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