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工学第5章FM送受信機 (1)FM送信機の構成の1
[無線工学]
2010年5月29日 16時55分の記事

今回からFM送受信機のお話です。FMの送受信機は、空港内
なので地上勤務の方が手に持って、通信しているトランシーバー
の変調方式です。FM変調は、FM放送やTVの地上波の音声の
変調方式です。その他TVの衛星放送では、映像の変調にもこ
の変調方式が使われています。航空無線では振幅変調(DSB)
が使用されていますので、今のところ、試験の為だけに必要な
知識になります。


  


今回は、FM送信機の構成です。

1.FM変調(F3E)の概要

FM変調とは、音声信号の大きさにより搬送波の周波数を変える
変調方式です。
つまり音声信号の電圧:V を周波数:F の変化にします。
音声信号が”+”側で大きくなりますと搬送波の周波数が高くなり
ます。
そして、音声信号が”−”側で大きくなりますと搬送波の周波数が
低くなります。
図-1は、FM送信機のブロック・ダイアグラム(構成図)です。
上の列の左側からお話をします。


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          第5章FM送受信機
         (1)FM送信機の構成の1

今回からFM送受信機のお話です。FMの送受信機は、空港内
なので地上勤務の方が手に持って、通信しているトランシーバー
の変調方式です。FM変調は、FM放送やTVの地上波の音声の
変調方式です。その他TVの衛星放送では、映像の変調にもこ
の変調方式が使われています。航空無線では振幅変調(DSB)
が使用されていますので、今のところ、試験の為だけに必要な
知識になります。


  


今回は、FM送信機の構成です。

1.FM変調(F3E)の概要

FM変調とは、音声信号の大きさにより搬送波の周波数を変える
変調方式です。
つまり音声信号の電圧:V を周波数:F の変化にします。
音声信号が”+”側で大きくなりますと搬送波の周波数が高くなり
ます。
そして、音声信号が”−”側で大きくなりますと搬送波の周波数が
低くなります。
図-1は、FM送信機のブロック・ダイアグラム(構成図)です。
上の列の左側からお話をします。

(1)発振器
  FMの変調方式には、発振器の周波数を直接音声信号で変化
  させる直接周波数変調と発振器とは、別の回路で変調を掛け
  る間接周波数変調の2つの方式が有ります。
  ここで示しています発振器は、DSB 送信機の発振器と同じで
  す。

(2)位相変調器
  位相変調とは、音声信号で搬送波の位相を変える変調方式で
  す。(位相とは、交流と呼ばれる家庭のコンセントへ来てい
  る時間と共にSIN状に変化する電圧や電流です。無線に使わ
  れる搬送波は、周波数が極めて高い交流です。
  その交流は、0[V]又は、0[A]からだんだん大きくなりますが
  、その始まりを位相と言います。Aと言う交流が0度からは
  じまるのに対してBとい言う交流が45度から始まったとし
  たら位相差が45度であると言います)

  さて、FM送信機になぜ、位相変調器が必要なのでしょう
  か?
  実は、音声信号を積分回路に通してから位相変調をしますと、
  FM変調が得られのです。
  積分回路とは、DSBの検波器のダイオードの後のコンデン
  サーと抵抗からなる回路です。
  ここで位相変調について少し触れておく事にします。

   Vpm:位相変調された搬送波
      f:音声信号が無い時の搬送波の周波数
     E:搬送波の最大振幅
     Fp:音声信号の周波数(音声信号は、お話を簡単にす
       る為に1つの周波数だけとします。音にしますと
       ピーと聞こえます。)
     P:音声信号の角速度で P=2πFp・tで表され、ます
       。
   Δθ:音声信号の最大値が位相変調器に入った時の最大位
       相偏移(位相偏移とは、位相の変化する大きさで
       す。)

  Vpm = E・sin{(2πft) + Δθsin(P・t)} (1)

   中カッコの後ろ半分は、音声信号で搬送波の位相が変わる事
  を表しています。
  この後ろの部分が有りませんと時間:tが”0”の時のVpm
  は、”0”です。そして、t と共に大きさが変わりますが
  、後ろの部分がある事で中カッコの中が変わり事で中カッコ
  の後半が無い時と大きさの変化が変わります。つまり、後半
  が有る事で後半部分が無ければある大きさになるはずが、後
  半が有る事で大きさが”0”になり、そこから大きさの変化
  が始まる事があるのです。)
  搬送波の大きさ(振幅の幅):E は、変わりません。(D
  SB では、側波帯の大きさが音声信号の大きさにより変化
  します。)
  お話が式ばかりで恐縮ですが、(1)式を微分しますと、
  Vpmの瞬間的な周波数: Fpm が求まります。

      Fpm = f + Fp・Δθ・cos(P・t) (2)

  Fpm は、Fp と Δθの積に比例する事に注目して下さい。
  この事が後でお話します IDC 回路に関係します。

次回は、周波数逓倍器からのお話です。


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