くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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ジャンル:ニュース 世界情勢 |
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フィリピンで甚大な被害を与えた台風30号の直撃から1年 支倉常長の行動力を見直そう |
[防衛] |
2014年11月8日 17時53分の記事
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11月8日朝にNHKが伝えたところでは、去年11月にフィリピン中部に壊滅的な被害をもたらした台風の直撃から8日で1年がたち、被災地では各地の教会などで追悼の催しが行われ、犠牲になった人たちに祈りをささげています。 去年11月8日にフィリピン中部を襲った台風30号は、猛烈な暴風と高潮でレイテ島などに壊滅的な被害をもたらし、死者・行方不明者はおよそ7300人に上りました。
日本は、去年11月8日にフィリピン中部を襲った台風30号の救援活動のため、大型DDHを含む部隊をフィリピンに派遣し、大規模な支援活動を行いました。 これは、日本には、これと似た状況は3年前の東日本大震災でもあり、救援の重要性を本当に理解していたからです。 しかし、過去にはもっと苦しい状況でも、何とかしなければならないと頑張った先人達がいました。
支倉常長の紹介 出典:「かわさきあそび 特別号」p3
400年程前の1611年に5000人とも言われる死者が出た「慶長三陸大地震・津波」からの被害からの復興策を検討していた、仙台平野などを統治していた伊達政宗(1567〜1636)は、忠臣の一人である、支倉常長(1571〜1621)に学ぶ点は大きいと、筆者は改めて思うのです。
支倉常長は伊達政宗の命により、当時の大国スペインに渡り、貿易通商の許可や経済支援を求めました。 残念ながら、交渉は失敗しましたが、当時は船と以外の交通はなく、日本国内では全くスペイン語すら教育出来なかった時代です。 それを往復7年の年月をかけて仙台からメキシコ経由でスペイン、そしてローマまで渡ったのです。 このチャレンジ精神を忘れてはなりません!!
支倉常長の業績が世に評価されるのは250年後、岩倉具視らの遣欧使節団がベネチアで資料を見せられた時でした。 しかし、支倉常長の真摯で誠実な人柄は当時のヨーロッパでも高く評価されました。 その精神が支倉常長の死後も受け継いだ志を持つ人物が育ったのでしょう。
その後、例えば江戸時代後期には、1787年〜1791年に「海国兵談」を記した林子平が「江戸の日本橋とヨーロッパは海でつながっている」と日本防衛を強く訴えております。 江戸幕府や世間の弾圧を受けたものの、彼の業績は後世の日本の海岸防衛や戦略の基礎となったのです。
皮肉なことに、江戸幕府が「海国兵談」を参考にして「お台場」などの海岸防衛を考案したのは、日本人にとって、現在の東北大学で開発された、アンテナの基礎である「八木・宇田アンテナ」が日の目を見ないまま、第二次世界大戦で再評価されたこと、今年のノーベル物理学賞を受賞した中村教授が発明当時、日本で高く評価されなかったことと、何か重なるものがあります。
予測が難しい現在の日本や世界の情勢ではありますが、筆者も支倉常長の精神や行動力を模範に頑張りたいと思っております。
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