第4話 「夢を見分けることについて」 | |
[夢の構造講座] | |
2018年9月12日 19時0分の記事 | |
夢の構造講座・第1回「夢の世界の基本構造」 第4話 「夢を見分けることについて」 夢の内容を理解する為には、夢を見分けると言う概念を理解する必要があります。 夢の中で、「これは夢だ」と言うことは……あえて意識しないと……なかなか分かるものではありません。 しかし、多くの場合……夢の中では、「これは夢だ」と分かりません。 夢を見て、目が覚めて後……はじめて、自分が夢を見ていたことを知るのです。 時々、「こんな夢を見たのですが、どのような意味がありますか?」と訊ねる人がいます。 その人の夢の傾向を知らない為、意味を伝えることは出来ません。 まあ、すべての夢に意味がある……と言うことにはなりません。 むしろ、無意味な夢が大半を占める人も多いのです。 世の中の人々は、不思議な夢を見る度に、その夢の意味を知りたがります。 多くの場合、夢占いの本を紐解き……自分が見た夢について、ああでもない、こうでもないと、無駄な憶測を巡らすのです。 しかし、自分が見た夢の内容が、夢占い本の内容と一致することは稀です。 なんとなく不信感を持ちながら、それでも本に書いてあることで、納得するしかないのです。 では、なぜ、そのような夢占いとの不一致が起こるのでしょうか?
その理由のひとつは、西洋人の見た夢の内容を、日本語に拡大解釈して、翻訳しているからです。 夢の内容は、人種や文化的背景によって、異なるのです。 違う文化を持っている人が、同じような夢を見たからと言って、意味が同じである筈はないのです。 その部分を考慮せず、見た夢のことのみを考える為、内容の不一致が起こるのです。 さて、人が眠って、夢の世界に入ると……ある種の精神異常の世界が、やって来ます。 それは、 「どこから、どうやって来たのか?」とか、 「自分は、誰なのか?」とか、 「ここは、どこなのか?」と言ったことが、分からなくなっている状態です。 普通の状態で、このようなことが分からない状態は……例えば、 「酔って、記憶をなくした」とか、さもなくば、 「頭を打って、一時的な記憶喪失になった」とか……いすれにしろ、正常な状態とは言えません。 ですが、夢の世界では……この異常と思える状態で……すべての出来事がスタートするのです。 夢の中ですら、記憶が定かではないのに……夢から目覚めて後までも、夢の記憶を持ち続けることは、訓練なしには困難です。 もちろん、たまたま、夢を覚え易い性格の人はいます。 しかし、大半の人達には、夢を覚えおくことは、困難な物事なのです。 夢の世界の出来事を……見分けるには、 夢を記録にとり続ける必要があります。 また、目覚めた後で、見た夢を思い出して…… その夢が、どのようなものなのかについて、見分ける必要もあります。 これらのことは、一度や二度出来ただけではダメです。 ある程度の期間、訓練を行う必要があります。 この訓練期間は、普通の人で、おおむね1.000日くらいですので……年数にして、3年くらいの期間が必要となります。 どのような物事であっても、3年くらい訓練しなければ、物にはなりません。 それだけの根気がなければ、他の物事も、上手くは行かないのです。 そして、見た夢を適切に見分ける為には……夢の種類を判断する必要があります。 夢の構造講座 前回の話◀︎[もくじ]▶︎次の話 この記事のキーワードは「見分ける」です。 | |
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