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福をもたらす七福神の講座・第8回 |
2018年10月11日 19時0分の記事 |
福をもたらす七福神の講座・第8回 ❽ 弁財天について 弁財天は、インドのヒンドゥー教の女神・サラスヴァティーの神が、わが国に伝わったものです。 そのサラスヴァティーの神が、わが国の神と習合する、いくつかの系統があります。 1) 宗像三女神の市杵島姫の神の信仰が習合した系統。 2) 宇賀の御魂の神が習合した系統。 3) 以上の両方が習合した系統。 古くは、「天竺の女神の名、弁舌の才を守り、また、知恵の福を与えらる」との言葉から「弁財天」と言います。 また、妙音天女の別名があったので、琵琶を描くことが多くなりました。 しかし弁財天が、わが国に入ってきてから、宇賀《うか》の御魂《みたま》の神と習合して、日本独自の神となりました。 宇賀御魂《うがみたま》の神は保食《うけもち》の女神と同体もしくは夫婦神とされ、伝説では人頭蛇身の神で蛇だとされています。 蛇は土地や水に縁があり豊穣を願う神ですので、弁才天も蛇や水に縁がある豊穣につながる福の神となります。 また、宇賀御魂の神の「ウカ」は梵語の「ウガヤ」と発音が似ていました。 梵語のウガヤは、白蛇を意味しています。 弁才天が蛇に縁があるのと共通していたので、弁才天を龍女と見るようになったようです。 そして、古い弁財天の頭の上には、必ずこの宇賀御魂の神が乗せられています。 弁財天の像は一般的に寺に安置されている場合が多いですが、古くは社や祠に置かれていました。 |
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[カテゴリ:福をもたらす七福神講座] |
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